ヴィーガン レシピ特集

うなぎがなくても大丈夫!ヴィーガンも楽しめる土用の丑の日のメニュー8選

暑い時期になると、スーパーでは「土用丑の日」としてウナギが特売されます。土用丑の日は日本古来からある風習です。しかし、そもそも土用丑の日を理解している人は少なく、なんとなく7月下旬の土曜日にウナギを食べるのでは?と思っている人も多いようです。

また、ヴィーガンを実践している人はウナギを食べられないので、自分には関係ないと思っていませんか?実は土用丑の日に食べるのはウナギだけではなく、植物性食品を食べて体調を整えることもできます。

ここではよくわからない土用丑の日の意味、そしてヴィーガン対応の丑の日のメニューもご紹介します。

そもそも土用丑の日とは

土用の丑の日の写真

土用丑の日の意味は、大きく二つに分けて考えられます。まず言葉のはじめにある「土用」とは「季節の変わり目の約18日間」を意味します。つまり夏に限ったことではなく、春夏秋冬の年4回ある季節の変わり目のことです。

そして「丑の日」は干支を表しています。干支といえば年賀状に書かれているような動物がイメージできますが、実は1日においても干支はあり、12日ごとに繰り返されます。

土用丑の日は季節の変わり目である約18日間の期間中に、丑の日が1~2回発生している日を示しています。厳密には日付け、方角、時間などが絡んで設定されているので、少々わかりにくいのは否めません。

しかし夏における土用丑の日は梅雨明け頃にやってくるため、ちょうど体調を崩しやすい時期です。そのため土用丑の日には元気になる食べ物を食べようという風習が残ったといわれています。

ウナギを食べるきっかけを作ったのはあの発明家

万葉集には「夏痩せにはうなぎを食べると良い」という短歌もあり、土用丑の日にウナギが食べられるようになったといわれています。

また、庶民の多くが土用丑の日にウナギを食べるようになったのは、江戸時代の発明家といわれている平賀源内がきっかけです。彼はなかなか売り上げが伸びないうなぎ屋から相談を受け、「本日土用の丑の日」と張り紙をしてウナギを売るようアドバイスしました。それを見た多くの人は、丑の日にウナギを率先して買うようになったと言われています。

土用丑の日に食べるのはウナギだけではない

ざるうどんの写真

ちなみに土用丑の日に食べるのは何もウナギだけではなりません。

夏の土用の丑の日は「う」が付くものを食べると、縁起が良くて夏負けしない、という言い伝えがあります。ここからは、それら「う」のつく食べ物を見ていきましょう。

うどん

「う」のつく主食メニューといえば「うどん」です。うどんは日本人が古くから楽しんでいる主食メニューであり、つるっとしたのど越しは食欲のない夏でもさっぱり食べることができます。

また夏バテをしているときは、冷たいうどんにしたり、トッピングに梅干しを乗せたりするのがおすすめです。ミョウガやシソなどの香味野菜を添えることで、食欲増進効果もあります。

瓜の仲間

瓜(うり)は「う」のつく野菜であり、具体的にはキュウリやゴーヤ、スイカなどが当てはまります。またカボチャズッキーニも瓜の仲間なので、土用丑の日にぜひ食べてほしい食材です。

キュウリやゴーヤ、スイカにはカリウムがたくさん含まれており、夏の火照った体を冷やす効果もあります。また汗の排出を促し、体内にたまったナトリウムを外に出す作用があるので、夏バテを起こしやすい時期に食べるにはピッタリでしょう。

梅干し

土用丑の日に食べてほしい健康食品として「梅干し」があります。梅干しは「う」のつく食べ物としても当てはまりますが、ちょうど土用丑の日が明けたころに天日干しが終わり、食べごろになることから丑の日に食べて丁度よいともいわれています。

クエン酸がたっぷり含まれている梅干しは、体力を回復し、夏バテや熱中症の予防にも効果があります。ヴィーガンにとっても貴重な栄養なので、ぜひ土用丑の日には梅干しを食べましょう。

ヴィーガン対応 土用丑の日に食べたいメニュー8選

ここからは土用丑の日にぜひ食べてほしい、ヴィーガン対応レシピを選紹介します。ヴィーガンの場合ウナギは食べられませんが、野菜などを使ってウナギに似た料理を作ることもできますよ。

茄子の蒲焼き重

こちらは茄子をウナギ風にアレンジした美味しいかば焼きです。一見すると、どう見てもウナギのかば焼きにしか見えない豪華な1品。ナスはウナギに比べると含まれている脂質がだいぶ少ないので、ダイエット中の方にもおすすめできます。またナスを使ったほうがコストも抑えられるのが魅力です。ぜひ土用丑の日にお試しあれ。

材料

  • なす       2本
  • オリーブオイル  適量
  • 粉山椒      適量
  • 紅生姜      適量
  • ご飯       1人分

〈タレ〉

  • 醤油       大さじ2
  • 日本酒      大さじ2
  • きび砂糖     大さじ1.5
  • おろしにんにく  1片分
詳しい作り方はこちら▼
https://vegeness.com/recipe/japanese/29439/

オートミールと豆腐の蒲焼丼

こちらはいま大人気のオートミールを使ったかば焼きレシピです。こちらも本物のうなぎに見えますが、実はオートミールと豆腐、長いもといった材料を使って見事なかば焼きに仕上げています。

オートミールを使うことで食物繊維が豊富に取れるうえ、豆腐の大豆たんぱく質も摂取できる健康的なかば焼きです。美味しさとヘルシーさを兼ね備えた1品です。

材料

  • オートミール  10g
  • 水       50g
  • 豆腐      150g
  • 長芋      10g
  • ごぼう     10g
  • 小麦粉     15g
  • 顆粒昆布だし  3g
  • 焼き海苔    1枚
  • 植物油     適量
  • ご飯      人数分

〈タレ〉

  • しょうゆ    大さじ3
  • みりん     大さじ3
  • きび砂糖    大さじ2
  • 酒       大さじ1

〈水溶き片栗粉〉

  • 片栗粉     小さじ1
  • 水       小さじ1
詳しい作り方はこちら▼
https://vegeness.com/recipe/japanese/32608/
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季節の味♪大葉香る・たたき梅きゅう

こちらは土用丑の日にふさわしい食材を2つ兼ね備えた1皿です。しかもあっという間に作ることができるので、普段の日の副菜にもぜひ活用してください。

梅干しは夏の土用干しを経て完成するものだと言われています。大葉を加えることでさらにさわやかな風合いが楽しめる1品です。

材料

  • きゅうり      1本
  • 南高梅の梅干し   2個
  • 大葉        3~4枚
  • 塩         1つまみ
  • 顆粒昆布だし    1g
詳しい作り方はこちら▼
https://vegeness.com/recipe/japanese/33023/

きゅうりとわかめの梅ナムル

こちらもきゅうりと梅干しを使った、土用丑の日にピッタリの副菜です。お酢と砂糖を加えることで梅干しの酸味が抑えられ、梅干しがちょっと苦手という方でも食べやすいナムルに仕上がっています。わかめが入ることで水溶性食物繊維が取れるので、お通じの改善にも役立ちます。

材料

  • 乾燥わかめ   3g
  • きゅうり    1本
  • 大根      100g
  • 塩       小さじ1
  • 梅干し     1個
  • 茗荷      1本

<A>

  • ごま油     大さじ1
  • 醤油      大さじ1
  • 酢       大さじ1
  • 砂糖      小さじ1
詳しい作り方はこちら▼
https://vegeness.com/recipe/japanese/90066/

青うりの中華風漬け

青うりは、ちょうど土用丑の日あたりに旬を迎える野菜です。直売所や道の駅で売られていることが多いので、見かけた際はぜひ中華風にアレンジしてみてください。

青うりの食感はキュウリよりも水分がすくなく、シャリシャリとした歯ごたえが特徴です。手軽に作ることのできる副菜レシピ、瑞々しい食感をぜひ楽しんでくださいね。

材料

  • 青うり     1個

<漬けだれ>

  • 水       200ml
  • 酢       50ml
  • ごま油     大さじ2
  • しょうゆ    大さじ4
  • きび砂糖    小さじ1.5
詳しい作り方はこちら▼
https://vegeness.com/recipe/chinese/88727/

お箸が止まらない!ズッキーニのナムル

ズッキーニは瓜の仲間であり、土用丑の日に食べるのにピッタリな食材です。加熱することが多いズッキーニですが、生で食べても歯ごたえがあっておいしいです。今回は加熱せずに生のままナムルにした絶品レシピ、ゴマとニンニクの風味が効き、お箸が止まらない味に仕上がっています。

材料

  • ズッキーニ    1本
  • 塩        小さじ1

<調味料>

  • ごま油      大さじ1
  • 醤油       小さじ1
  • きび砂糖     小さじ1
  • ニンニク     1片
  • 白いりごま    大さじ1

<トッピング>

  • 糸唐辛子     適量
詳しい作り方はこちら▼
https://vegeness.com/recipe/korean/87588/

梅わかめの冷やしきしめん

土用丑の日に食べてほしい主食がうどんです。こちらはもう一つのおすすめ食材である梅干しをトッピングした冷やしきしめんです。クエン酸が豊富な梅干しは夏バテ予防に役立ち、ミネラルが豊富なわかめは腸内環境を整える作用もあります。暑い夏でもこのうどんを食べれば疲労回復効果に期待できます。

材料

  • ゆできしめん    180g
  • わかめ(乾燥)   1g
  • 梅干し       1個

<A>

  • 昆布つゆ      150cc
  • ぽん酢       適量
  • ごま油       小さじ2

<その他>

  • いりごま      お好みで
  • 白ネギ       適量
  • 青ネギ       適量
  • 天かす       適量
詳しい作り方はこちら▼
https://vegeness.com/recipe/japanese/36678/

豆乳冷やし納豆うどん

納豆と豆乳を加え、植物性タンパク質がたっぷりと摂れる栄養満点なうどんの紹介です。大豆食材はヴィーガンにとってとても重要なもの。たっぷり摂ることで不足しがちなカルシウムや鉄分もしっかり補給できます。ここではトッピングにきゅうりやミニトマトが添えられていますが、梅干しやお好みの野菜を加えても美味しく仕上がりますよ。

材料

  • うどん      2玉
  • きゅうり     1本
  • ミニトマト    6個
  • 納豆       2パック

<A>

  • もやし      1/2パック
  • 塩        少々
  • オリーブオイル  小さじ1

<B>

  • 豆乳       1カップ
  • 醤油       大さじ2
  • オリーブオイル  大さじ1
  • バルサミコ酢   大さじ1
  • おろしにんにく  小さじ1/3
詳しい作り方はこちら▼
https://vegeness.com/recipe/japanese/83640/

ヴィーガンも土用丑の日を楽しもう

梅干しをひとついただきますの写真

土用丑の日は必ずウナギを食べる日、というわけではありません。土用丑の日は梅雨明けの時期と重なる頃であり、昔から体力が落ちないよう梅干しなどの健康をサポートする食材を食べる風習がありました。ぜひ今日紹介した「う」のつくものを意識して摂り、夏本番の暑さに耐えられる体を作っていきましょう。

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