春の味覚の代表食材!たけのこを使った美味しいレシピを紹介
春の味覚を代表する食材にたけのこがあります。たけのこは地面から生えはじめると、1日でなんと30cmも伸びるといいます。そんな生命力の強いたけのこは栄養も豊富で、食べることで高血圧予防やお通じの改善にも役立ちます。今日はたけのこの基本的な調理方法や、ヴィーガンでも食べられる美味しいレシピを紹介します。
Contents
たけのこはカリウム、食物繊維が豊富
たけのこは多くの栄養がありますが、代表的なものが「カリウム」と「食物繊維」です。カリウムは、塩分であるナトリウムを体から排出する役割があり、高血圧予防に効果があります。またたけのこは多くの食材の中でも食物繊維が豊富であり、食べることでお通じ改善や大腸がんの予防にも期待されています。
そしてたけのこには、独自のうま味成分であるグルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸が含まれています。これはたけのこならではの美味しさを引き出すうえ、疲労回復効果にも役立ちます。
選び方のポイント
たけのこは鮮度が命です。掘り出してから時間が経つにつれ、アクが強くなります。選ぶポイントとしては次のことを覚えておきましょう。
- 伸びすぎていないものを選ぶ
- 皮がしっとりして乾いていないものが良い
- 直売所など、掘りだしてすぐのものが良い
- 細い物より、太短い物のほうが美味しい
また、たけのこには根元の部分に赤いぶつぶつがあります。このぶつぶつは少ない方がアクが少なく、美味しいです。
基本的な調理方法
たけのこは下茹でをするのが鉄則です。採りたて以外は生で食べると食中毒を起こすため、絶対にやめましょう。昔はヌカを使ってアクを取り除くことが一般的でしたが、いまではお米を使って簡単に下茹でをする方法が人気になっています。
たけのこの下処理方法一例
材料
- 生たけのこ中3本
- 生米 100g
- 米のとぎ汁 適量
下茹で方法
- たけのこは2~3枚皮を剥き皮の部分に切り込みを入れ、鍋に米のとぎ汁を入れて、たけのこを入れる。
- 生米も加え、落し蓋をして、沸騰するまで火にかける。
- 沸騰したら弱火にして1時間ほどゆでる。竹串がスッと刺さるまで茹でる。
- 火を止めて一日そのまま放置。冷めたら皮を剥いて完成
いろいろな下処理方法がありますが、アクをしっかりと抜くことがポイントです。食べてえぐみがある場合は、もう一度お米と一緒に茹でましょう。えぐみのあるたけのこは食中毒を起こすため、時間をかけて下茹でする必要があります。
たけのこの保存方法
たけのこは下茹でをして保存することが重要です。生のまま保存するとどんどんアクが強くなり、食べられなくなります。下茹でしたたけのこは次のように保存しましょう。
- 皮を剥いてタッパーなどに入れ、水を浸しておく。水を変えながらであれば1週間ほど持つ
- 茹でたたけのこをカットしてフリーザーバッグに入れ、だし汁などと一緒に冷凍保存する
たけのこは水分と一緒に保存するのがポイントです。そのまま冷蔵や冷凍保存してしまうと、繊維から水分が抜けてスカスカになってしまいます。
旬のたけのこを美味しく食べよう!簡単美味しいたけのこレシピ7選
ここからは、たけのこを使った美味しいレシピを7選紹介します。野菜の中でもかなり食べ応えのあるたけのこは、ヴィーガンにとっても重要な栄養源になります。たけのこは4~5月しか旬の時期がないので、新鮮なたけのこが手に入ったらぜひ調理してくださいね。
春満喫♪油揚げの入った若竹煮
たけのこの定番料理といえば若竹煮です。下処理したたけのこさえあれば、あとは材料を加えて煮るだけで、簡単ヘルシーな若竹煮ができますよ。油揚げを加えることでコクのある1品になっています。たけのこと同じく春が旬の菜の花も加え、見た目も美味しく仕上げてください。
材料
- タケノコ(下処理済み 大1本(400g)
- 生ワカメ 80g
- 菜の花 1/2束(100g)
- 油揚げ 1枚
<だし汁>
- 水 400㏄
- 昆布だし(顆粒)小さじ2
- ☆薄口しょうゆ 大さじ1.5
- ☆みりん 大さじ2
- ☆キビ砂糖 小さじ1
- ☆酒 大さじ2
詳しい作り方はこちら▼ →https://vegeness.com/recipe/japanese/17492/ |
ポカポカ優しい春の味☆筍のポタージュ
グルタミン酸のうまみが濃縮されているたけのこは、スープにしてもとっても美味しいです。たけのこご飯や天ぷらといった定番メニューに飽きたなら、ぜひポタージュスープにして楽しみましょう。たけのこをスープにすると、口いっぱいにやさしい春の香りが広がりますよ。食物繊維、アミノ酸、カリウムが豊富なので、ダイエットスープとしても活用できます。
材料
- 筍(根の部分) 80g
- 水 300ml
- 顆粒野菜ブイヨン 3g
- 粗塩 少々
- EXVオリーブオイル 適量
- 豆苗 少々
詳しい作り方はこちら▼ https://vegeness.com/recipe/western-food/19215/ |
香ばしくてホクホク☆筍のグリル
とにかく簡単にたけのこ料理を楽しみたい!そんな人にはグリルで焼くだけのシンプルなこちらのレシピをどうぞ。
旬のたけのこをグリルでじっくり焼くことで、たけのこのうまみがジュワッっと広がり、絶品おかずにも、おつまみにもなります。トースターなどで焼く方法もありますが、グリルで焼いたほうが香ばしさは格段にアップします。
材料
- 筍(穂先) 80g
- 粗塩 少々
詳しい作り方はこちら▼ https://vegeness.com/recipe/japanese/19143/ |
たけのことなめこのにんにく醤油炒め
たけのことなめこという、食感の違う2つを合わせた美味しい1皿です。ヘルシーに見えますが、たっぷりにんにく醤油使うため、ガツンと食べ応えのある1品です。おかずとして楽しむのはもちろん、お酒のあてにも大活躍します。カリウムをたっぷり取れるので、血圧の数値に悩む人にもおすすめです。
材料
- たけのこの水煮 250g(*今回は真竹のたけのこを使いました)
- なめこ 1パック(80g)
- 油 大さじ1/2
- にんにく醤油 大さじ1
- 粗挽き黒胡椒 適量
- 青ネギ 適量
詳しい作り方はこちら▼ https://vegeness.com/recipe/japanese/28400/ |
たけのこの豆腐そぼろ煮
たけのこは豆腐と合わせて煮込んでも相性が良いです。たけのこの豊富な食物繊維と、豆腐が持つ豊富なタンパク質を合わせることにより、シンプルながら栄養たっぷりの主食メニューができますよ。またカルシウムもたっぷり含まれているので、骨粗しょう症予防や、育ち盛りのお子さまにもピッタリのレシピとなっています。
材料
- ゆでたけのこ 150g
- 絹ごし豆腐 150g
- にんじん 20g
- 米油 小さじ1
- ⭐︎ 水 100cc
- ⭐︎顆粒昆布だし 小さじ1/2
- ⭐︎酒 大さじ1
- ⭐︎みりん 大さじ1
- ⭐︎きび砂糖 小さじ1
- ⭐︎しょうゆ 小さじ1
詳しい作り方はこちら▼ https://vegeness.com/recipe/japanese/23573/ |
たけのこのパエリア
お米を使ったレシピといえば「たけのこご飯」ですが、たまには色鮮やかなこちらの「パエリア」はいかがでしょうか。
下茹でしたたけのこと、色鮮やかな野菜を使うことで、パーティーシーンにも活躍できる美味しい主食が完成します。見た目が華やかなので、お子様ランチとしてプレートに乗せても喜ばれますよ。
材料
- お米1合
- ゆでたけのこ 50g
- タマネギ 20g
- マッシュルーム 2個
- パプリカ赤と黄色30g
- ピーマン 20g
- オリーブ油 大さじ1
- おろしニンニク 小さじ1
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- 水 1カップ
- 野菜ブイヨン 1小さじ
- 塩こしょう 少々
詳しい作り方はこちら▼ https://vegeness.com/recipe/western-food/18351/ |
栃尾の油揚げの豆乳グリーンカレー煮
たけのこと油揚げを使い、豆乳でサッと煮こみグリーンカレーを作りました。もともとたけのこは、タイカレーなどのアジア料理とも相性が良く、ピリッとした辛味のスープにすると美味しいです。ごはんやパンと一緒に、主食メニューとしてたっぷり楽しんでください。
材料
- 栃尾の油揚げ 1/2枚
- キャベツ 40g
- 玉ねぎ 40g
- たけのこ(水煮)小1パック
- グリーンカレーペースト適量
- 豆乳 1/2カップ~
- 塩 適量
- 水 大さじ2
- 油 適量
<その他>
スパイス(クミン、カルダモンなど)適量
詳しい作り方はこちら▼ https://vegeness.com/recipe/japanese/13985/ |
まとめ
たけのこを使ったヴィーガンメニューは、このほかにもたくさんあります。詳しくはここvegeness(ベジネス)のレシピ検索を使ってチェックしてくださいね。
食物繊維やカリウムを中心とした栄養価の高いたけのこは、ときに栄養が偏りがちなヴィーガンにとって非常に役に立つ食材です。ぜひ旬の時期を迎えたたけのこを使い、栄養豊富な食卓にしてください。