ファスティングの回復食には豆腐を食べよう!豆腐、豆乳で作る回復食を紹介
ファスティングが成功するかどうかは回復食が大切です。回復食はいろいろなメニューがあるものの、基本的にはお腹にやさしくカロリーが低いものが良いです。
そんな回復食にピッタリの食材は豆腐です。豆腐はカロリー控えめで消化が良いうえ、体が喜ぶ栄養がぎゅっと詰まっています。ここではなぜ豆腐がファスティングに良いのかその理由と、おすすめのレシピを6選紹介します!
Contents
回復食に豆腐が良い理由
ファスティングは一定期間断食を行い、胃腸を中心とした消化器官を休める目的があります。これにより体の調子を整え、ダイエット効果や便秘改善効果に期待ができます。
しかし断食後の胃腸は弱っており、負担の掛からない食事内容を取る必要があります。これに活躍する食材が豆腐です。
胃にやさしく消化が良い
豆腐は柔らかく、胃腸の消化吸収にも優れているため、ファスティング後の回復食にピッタリです。病気の時や胃腸の調子が悪い時も、豆腐なら食べても支障はありません。豆腐に含まれる大豆サポニンには、ウイルスや細菌から体を守る効果もあり、ファスティング後の疲れた体にもおすすめです。
また断食後の胃腸は栄養をため込みやすくなっています。仮に肉などの油や脂質が多いものを食べてしまうと、体にすぐ吸収されて太りやすくなります。しかしもともと大豆製品である豆腐は、コレステロールの吸収を抑える働きがあるため、断食後の体が急に太るといったこともありません。
体にほしい栄養が濃縮されている
カロリーが低く、ダイエットにも効果的な豆腐ですが、栄養はたっぷり含まれています。
豆腐には脂質代謝をサポートするレシチンや、活性酸素抑制に役立つサポニン、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンなど、嬉しい作用がたくさん含まれています。しかもタンパク質豊富でカルシウムの含有量も高いことから、機能性食品として考えられることもあります。
このような栄養が詰まっている豆腐は、ファスティングで軽い飢餓状態になっている体にピッタリなのです。
ファスティングで牛乳より豆乳が良い理由
豆腐と似た作用のドリンクに、豆乳があります。ファスティング後の身体におすすめなのは、牛乳より豆乳です。
牛の乳である牛乳には動物性脂質が含まれており、これが胃腸に負担をかけてしまいます。また、牛乳に含まれている乳糖は、胃腸で分解されにくい成分であり、ファスティング後に急に飲むと下痢や腹痛を引き起こすリスクもあります。
その点豆乳は植物性ミルクなので余計な脂質も含まれておらず、タンパク質が豊富です。ファスティング中は筋肉が落ちることも多いのですが、豆乳でサポートすることにより筋力の衰えを防ぐこともできます。
ただ豆乳にも糖質は含まれているので、断食後に豆乳を一気に飲むのは良くありません。少量ずつ少し温めて飲むか、スープなどにアレンジして取り入れていきましょう。
すぐに調理できるので疲れているときにも最適
豆腐はそのまま食べることもできて、調理がとっても楽です。
断食後は料理を作る気力がない、という人もいます。そんなときも豆腐があれば、お湯に豆腐を入れて和風だしなどを入れるだけで、即席スープが完成します。
また、ファスティング中どうしてもお腹が空いたときには、豆腐を少量口にしても良いでしょう。豆腐は固形物でありながら、ファスティングを失敗するほどの糖質や脂質は含んでいません。
ただファスティング中は体が冷えることも多いため、冷ややっこなどで食べるのはあまりおススメしません。豆腐はカットしてレンジでチンするだけで、温かく食べることができます。
豆腐・豆乳で作るファスティング回復食
ファスティングの回復食は野菜がメインであることが多いですが、タンパク質も適度に取る必要があります。豆腐にはタンパク質が豊富に含まれ、消化が早いため休んでいる胃腸にもやさしいです。さっそくファスティングにピッタリの豆腐メニューを見ていきましょう。
白菜と豆腐のスープ
まずは豆腐と白菜、そして生姜の効果で体も温まる中華スープのご紹介です。シンプルな材料で作るため調理時間もあっという間。片栗粉でとろみをたっぷりつけているので、空腹の体にも満足感が高いです。胃腸に優しいスープなので、断食後の初めての食事にぴったりですよ。
材料
- 豆腐 150g
- 白菜 1枚
- 干し椎茸 1枚
- 昆布出汁 400ml
- ねぎ青い部分 10cm
- しょうがすりおろし 1かけ
- 青ねぎ 1本
- 水溶き片栗粉 大さじ2
- ごま油 小さじ1
- カルダモンパウダー 少々
かぼちゃと白菜のあったか豆乳味噌スープ
こちらは豆乳をベースにした優しい甘さととろみのあるスープです。ほくほくしたかぼちゃが体にしみわたり、葉っぱ部分の白菜を使うことで、より胃腸にやさしい仕上がりになっています。赤ちゃんの離乳食にも使えるほどお腹にやさしいレシピ、断食後の働き始めた胃腸におすすめです。
材料
- かぼちゃ 150g
- 白菜 150g
- 豆乳 250g
- 味噌 大さじ1
- 野菜ブイヨン 小さじ1
- 薄力粉 小さじ1
美肌お豆腐サラダ
こちらは豆腐をはじめとした材料を切って並べるだけの簡単サラダです。オリーブオイルやクルミには抗酸化作用が高く、美肌効果も期待できます。冷蔵庫に冷やしておけばさっぱり召し上がれるので、暑い時期のファスティングにぴったりです。 タンパク質だけでなく、ビタミンや体に必要な植物性脂質が手軽に取れるのもポイントです。
材料
- 木綿豆腐 200g
- ミニトマト 20g
- クルミ 10g
<ドレッシング>
- 塩 小さじ1/3
- こしょう 少々
- オリーブオイル 大さじ1
- きび砂糖 少々
- レモン汁 少々
高野豆腐とえのきのあんかけ
豆腐だけでなく、柔らかく煮込んだ高野豆腐も、ファスティング後の食事に使えます。
こちらはたっぷりのエノキと高野豆腐を使った美味しいあんかけレシピ。ファスティングが終了した後の2~3回目の回復食にぜひお使いください。食物繊維豊富なエノキと高野豆腐が作用し、お腹のデトックス作用をさらに高めてくれます。
材料
- 高野豆腐 2枚
- えのき 1パック
- 菜種油 小さじ2
- 水溶き片栗粉 大さじ2
<合わせ調味料>
- しょうがすりおろし 小さじ1
- 昆布出汁 200ml
- 醤油 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 酒 大さじ1
熱々ふっくら☆豆腐のステーキ
せっかく断食を我慢したんだもの、ボリュームのあるメニューが食べたい!そのような時に是非作って欲しいのがこちらの豆腐ステーキです。紹介しているように、断食後の体にいきなり肉のステーキを食べてしまうと、動物性脂質が胃腸に負担をかけ、脂質を吸収することから肥満にもつながりやすいです。
しかし豆腐のステーキならそのような心配はなく、体に必要なタンパク質をしっかり取ることができます。しかもあっという間に作ることができるので、ファスティング後の疲れた時にも負担はありません。
材料
- 木綿豆腐 1丁
- ごま油 大さじ2
- 片栗粉 適量
- ☆醤油 大さじ1
- ☆きび砂糖 小さじ2
- ☆日本酒 小さじ1
- ☆水 小さじ2
ふわふわ☆ヴィーガンお好み焼き
ファスティング後の痩せた体をキープしたい!そんな時にはこちらの絹豆腐とおからパウダーで作るお好み焼きをぜひどうぞ。
一般的なお好み焼きは小麦粉で作るため、ファスティング後の身体で食べると太りやすくなります。しかしこちらのお好み焼きなら糖質カロリーオフ、しかも消化が良いため、ファスティング後のリバウンドしがちな時期にもピッタリです。普通のお好み焼きと変わらず、ボリュームがあって美味しいですよ。
材料
- おからパウダー 大さじ2
- 絹豆腐 2丁
- キャベツ 1/4個
- 小麦粉 大さじ5
- 塩 1つまみ
- 昆布だし顆粒 小さじ1
<その他>
- お好みソース(動物性不使用)適量
- 青ネギ 適量
- 紅ショウガ 適量
- すり胡麻 適量
- 青のり 適量
まとめ 豆腐はファスティングの大きな味方!
豆腐は日本人にとってなじみの深い食材であり、いろいろな料理にアレンジできるのが魅力です。今回紹介したレシピの他にも、みそ汁に入れたり、昆布と一緒に煮て湯豆腐にしたりするだけでも、立派なファスティング後の回復食に役立ちますよ。ファスティングをする際にはぜひ豆腐を家に用意して、胃腸に負担のかからない食事を続けていきましょう。
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