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オートミールは「有機」が良い?安全性の高いオートミールとその選び方とは

オートミールはいまや多くの店で売られています。店舗の広い売り場では、その種類は複数売られており、どれを選べばよいか迷うこともあるでしょう。

そんなとき気になるのが「有機」と書かれたものと、そうではないものです、有機オートミールはなんとなくイメージが良いですが、そうではないものに比べ何が違うのでしょうか。今回は有機オートミールのの特徴やメリット、その選び方について紹介します。

有機オートミールとは何か

透明なガラスの瓶に茶色のオーツ麦

有機オートミールとは、有機栽培したオーツ麦から作るオートミールのことをいいます。

では有機栽培とは何か、これは簡単にいうと化学的な農薬や肥料などを使わないで育てた農作物です。

ちなみに有機農業推進活動を行っている国際活動IFOAMでは、「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4項目をクリアした作物を有機栽培と認めています。

生態系自然の動植物を守り、生物多様性を保全しながら育てる
健康保存料や着色料をできる限り低減し、食品の安全性を確保する
公正地産地消を意識し、児童労働の禁止、植民地栽培の排除など、人の公正を意識して育てる
配慮化学農薬や化学肥料を使わないことで、水、土、大気を汚染から守るよう配慮する。

これら4つの基準をクリアして育てられたものが有機農法。つまり有機オートミールは保存料や着色料不要のうえ、なるべく農薬を使わないで育てられていることから、安全性が高い食品といえます

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有機とオーガニックは違うの?

分かりにくいのが「有機」と書かれてあったり「オーガニック」と表記されたあったりするケースです。実は有機とオーガニックは同じ意味であり、オーガニック製品も、化学農薬・化成肥料などを避けられて作られています。

有機もオーガニックも、環境ホルモンや遺伝子組み換え技術を避け、自然な食物連鎖を目指しています。そのため大量生産することが難しく、一般的な食材よりも値段が高めです。オートミールに関しても、オーガニック製品のほうがそうでないものに比べ、2~3割値段は割高になるでしょう。

有機オートミールのメリット

灰色のセラミックボウル

オートミールに限らず、有機栽培された食品にはいくつかのメリットがあります。基本的に農薬は使われていないので、食品の安全性を高めることができるでしょう。ここからは有機オートミールのメリットについてもう少し詳しく見ていきましょう。

体に安心・安全、毎日食べる人におすすめ

オーガニック製品で作られた大麦は、田畑で人体に影響を及ぼす化学薬品や農薬が使われていません。またオートミールに加工する時点でも、化学調味料をはじめとした添加物が使われていません。そうした意味ではより安全性の高いものを口にできるメリットがあります。

また、日本では「有機JAS」と言われるオーガニックの規格があります。オートミールの多くは輸入品ですが、海外で作られたものに関しても、有機JAS規格の認定を受けなければ「有機オートミール」として日本で販売することはできません。商品を選ぶ際には、有機JASマークを一つの参考として選ぶと良いでしょう。

オーガニック農産物に必須!「有機JASマーク」制度の取得方法|マイナビ農業

離乳食にも使える

オートミールは離乳食にも使えますが、乳幼児に与える食材ほど安全性の高いものが望ましいです。

食品添加物が乳幼児に与える影響は、いまだはっきりした答えが出ていません。しかし過剰に摂取すると、 発がん性、遺伝子への影響、アレルギー疾患などの将来的な疑いも否定できません

オートミールの場合は大麦を加工しただけの食品なので、有機製品でなくてもさほどリスクはないと考えられます。しかし消化器官が未熟な乳幼児には、より安全性の高いものを選んであげたほうが良いでしょう。そのためお子様にオートミールをあげる際には、なるべく有機オートミールを選びましょう

オートミールは離乳食にもピッタリ!乳幼児が楽しめるオートミールを使ったレシピ

有機オートミールにはデメリットもある?

体にとってメリットの高い有機オートミールですが、一般的な商品と比べ次のようなデメリットもあります。

  • 価格はやや高め
  • 有機栽培であっても100%安全とは言い切れない

 有機栽培されたオートミールは、一般的な農業に比べて手間暇かけて育てた大麦を使っているので、収穫量は少ないです。そのため有機栽培ではないオートミールに比べると価格はやや高めです。

オートミールは健康に良い以外にも、コスパに優れた食品でもあります。毎日食べると主食のコストを下げられるメリットがありますが、有機栽培を選ぶと、食パン1枚の値段より高くなるでしょう。

また有機栽培だからといって100%安全とは言い切れません。例えばオートミールの食物繊維が体質に合わない人は、有機栽培のオートミールを食べてもお腹トラブルを引き起こします。また無農薬ということは、虫がつきやすいというデメリットも。有機栽培だから絶対に安心ということはないので注意しましょう。

おすすめ有機オートミールの紹介

ここからは、有機オートミール製品のなかからとくにおすすめしたい商品を4つピックアップします。いずれも無農薬製法で栽培された大麦を使っているので、赤ちゃんの離乳食に使うこともできますよ。

日食|オーガニックピュアオートミール


オートミールの多くはアメリカやカナダからの輸入品ですが、こちらは国内加工されたオートミールです。加⼯⼯程でも、⾹料や味を整える調味料、着⾊料、栄養素を調整する栄養強化剤などの添加物は⼀切使⽤されていません。日本人の口に合うよう粒の大きさも加工されており、おかゆなどにすると美味しいです。安心の乳児用規格適用食品、離乳食や介護食にもおすすめです。

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自然の蔵 オートミール


https://item.rakuten.co.jp/fuchigami/oat/

近年有機JAS認定された話題のオートミール。有機栽培されたオーツ麦を原料に作られ、厚みがあって砕けにくいタイプなので調理しやすいです。グラノーラの材料にすれば程よい食感が楽しめます。

また水分に溶けやすいことから、コンソメや和風だしのスープにに加えて電子レンジにかければ、簡単に美味しいお粥が作れます。お米専門店から販売されていることにも注目です。

有機オートミール ロールドオーツ


https://item.rakuten.co.jp/nk/1461977/#1461977

毎日オートミールを食べたい人におすすめ、大容量タイプの有機オートミールです。有機栽培されたオーツ麦を原料に、オールドファッションタイプに仕上げた定番のオートミールです。無添加食品を多く取り扱う株式会社、ナチュラルキッチンから販売されています。安心安全なオートミールを毎日食べたい人にピッタリですよ。

オートミール オーガニック 500g


日本で製造されたオーガニックオートミールの紹介です。有機JAS認証、無農薬、化学肥料不使用のロールドオーツ。地球にやさしい商品を多く取り扱っている食品会社から販売されています。

500gと程よい量が入っているので、オートミール初心者の方にもおすすめ。お米の置き換えダイエットにもピッタリですよ。

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毎日オートミールを食べるなら有機商品がおすすめ

オーツ麦, クローズアップショット, 木製スプーンの無料の写真素材

オートミールにはいろいろな種類がありますが、毎日食べるのなら有機製品がおすすめです。選ぶ際は「有機」「オーガニック」「有機JASマーク」といった表記を目安にすると選びやすいでしょう。

また健康にメリットのある有機オートミールですが、その製造過程には「温暖化を食い止める」「自然の生き物を大切にする」といったコンセプトもあります。地球の未来を考慮するうえでも、有機栽培された食品に注目していきましょう。

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