オートミールはまずい!?おいしく食べるためのポイントや調理方法を紹介!
鉄分や食物繊維などの栄養が豊富といわれているオートミールは、いま新たなダイエット食材としても注目されています。
しかしいざオートミールを食べてみると「こんな味だったの!?」という戸惑いの声も少なくありません。想像していたものと違う、オートミールはまずい、と言う意見も少なくないのです。
しかしオートミールがまずいと感じるのは、その調理方法や選び方が間違っているからかもしれません。今日はオートミールをおいしく食べるポイントや調理方法について詳しく紹介します。
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オートミールはまずいもの?
そもそもオートミールとは燕麦(オーツ麦)を加熱加工して作った製品です。グラノーラなどに加工されているものは、砂糖などで味付けされているため美味しく食べられます。
しかし味付けされていないオートミールは、そのままで食べても美味しくありません。日本で売られている製品の多くはそのまま食べることができますが、ぼそぼそとした食感が残るだけで美味しくないのです。
そのためオートミールは調理をして食べるのが基本ですが、調理方法や分量を間違えるとまずくなってしまいます。ここからは、なぜオートミールがまずくなってしまうのか、その原因について見ていきましょう。
分量を間違えるとまずくなる
オートミールは水や豆乳などで加熱したり、ふやかして食べたりするのが一般的です。しかしその水分の量を間違えると、オートミールが固くなったり、柔らかすぎてしまい、結果として美味しくないと感じる事があります。
例えば有名な調理方法にオートミールの米化があります。米化する方法はたくさんあるものの、一般的にはオートミール30gに水50mlを入れ、レンジ500Wで1分加熱する、という方法です。
ただ、オートミールの種類によっては、この分量だと水分が少なくてパサパサしてしまうこともあります。ちなみに筆者もこの分量だとオートミールがおもちのように固まってしまうことがあるので、水の量を60ml程度に増やして米化しています。
まずはマニュアル通りに調理してみて、その分量が合わなかったら自分好みに調節するのがオートミールを美味しく食べるコツです。
調理法とオートミールの種類が合っていない
オートミールはどの種類を使っても良いのですが、調理方法によっては素材の種類を合わせた方が美味しく食べられます。
オートミールの種類は主に次の3つに分けられます。
オートミールの種類 | 特徴 |
ロールドオーツ | 脱穀した燕麦を平たく押しつぶしたもの。 粒が大きめなのでお米のようにして食べると美味しい |
クイックオーツ | 細かく砕かれている。 ハンバーグやお好み焼きのつなぎとして使うと便利。 おかゆに最適 |
インスタントオーツ | すでに調理されており味付けされているものが多い。 そのまま食べられるが糖分を含むものも多くダイエットには向かない |
例えば米化して食べる場合は、ロールドオーツが向いています。
筆者ははじめクイックオーツを使って米化していたのですが、なんだかベチャベチャしてしまい、おにぎりやチャーハンにすることはできませんでした。 そこで米化するオートミールをロールドオーツに変えたところ、しっかりと粒の食感が残り、お米のように美味しく食べられました。
このように、調理方法によってオートミールの種類をきっちり分けることも大切です。
オートミールをおいしく食べるポイントとは
ここまで簡単に、オートミールがまずいと感じてしまう原因について見てきました。美味しく食べるためには
- 自分が美味しいと感じる水分量を調節する
- 調理方法によってオートミールの種類を選ぶ
という2つのポイントが重要です。そしてこのほかにもオートミールを美味しく食べるポイントはいくつかあります。ここからは、オートミールを無理なく美味しく食べるコツについて見ていきましょう。
インスタントオーツやクイックオーツをおかずなどに取り入れる
オートミールは主食にしなくても、ハンバーグのつなぎなどにして使うことができます。オートミールそのものの味がどうも苦手という方は、おかずやお菓子の材料としてインスタントオーツやクイックオーツを取り入れるとよいでしょう。
近年流行っているオートミールの食べ方は、米化してご飯の代わりに食べるという方法が多いです。これによりお米の糖質やカロリーを減らしオートミールの豊富な食物繊維がとれるといわれています。
しかし、肉の代わりにオートミールを使ったり、小麦粉の代わりにオートミールを使ったりすることでも、オートミールの栄養をしっかり摂ることができます。主食としてオートミールを取り入れるのではなく、調理材料としてオートミールをちょくちょく取り入れるのも美味しく食べられる方法です。
オートミールをおかずにするおすすめレシピはこちら↓
おかゆや雑炊など、日本人の口に合う調理をする
元々オートミールは欧米で食べられている食材であり、レシピもグラノーラやクッキーなど洋風なものが多くありました。どちらかといえば甘くアレンジしたレシピが主だったので、その味が苦手という方もいるでしょう。
しかしオートミールはお米のように食べることができるので、雑炊など日本人の口に合うレシピも増えています。米化すればおかゆやおにぎりなどにもアレンジできるので、自分の口にあるレシピを作ってみましょう。
オートミール和風おすすめレシピはこちら↓
手作りグラノーラを作る
オートミールは朝食に食べるグラノーラに加工されて売られていることが多いです。しかしこのグラノーラは自分で手作りすることもできます。手作りした方が余計な添加物などが入ることもなく、ヘルシーに美味しく食べられます。
市販のグラノーラの多くは砂糖が加えられており、あまりダイエット向きではありません。また乳化剤が含まれていることも多いため、ヴィーガンにはおすすめできません。
しかしグラノーラを手作りすれば、甘さ控えめのヴィーガン対応グラノーラができます。オートミールの定番レシピであるグラノーラを手作りし、美味しく食べましょう。
スイーツレシピにアレンジするのもおすすめ
オートミールを美味しく食べたいのなら、お菓子にアレンジするのもおすすめです。オートミールはクッキーをはじめとした多くのスイーツレシピにアレンジできます。しかも小麦粉の代わりにオートミールを使うことで、血糖値の上昇を抑えて食物繊維をしっかりと摂ることもできます。なおかつオートミールはお菓子にすると食べ応えがあり、少量でも満足感の高いスイーツができます。
お米に混ぜて食べる
オートミールを米化するアレンジが流行っています。ただ、オートミールの味が苦手という方は、米化したオートミールをごはんに混ぜて食べても良いでしょう。ダイエットのためにはごはん全量をオートミールに置き換えたほうが効果的ですが、ご飯の量を減らして米化したオートミールを混ぜるだけでもダイエット効果はあります。
1食に食べるオートミールの量はおよそ30グラムです。その量と白米を比較したカロリーや糖質は以下のようになります。
オートミール30グラム | 白米茶碗1杯分 | |
カロリー | 114kcal | 240kcal |
糖質 | 17.9グラム | 51.3グラム |
食物繊維 | 1.7グラム | 0.5グラム |
例えば白米を茶碗半分にして、米化したオートミール30グラムを加えるとします。それだけでも全体の糖質はだいぶ減らすことができるうえ、腸内環境を整える食物繊維はしっかりと摂ることができます。お米にオートミールを混ぜて食べる方法は、美味しく食べられるうえ、ダイエットをはじめとした健康効果に期待できます。
正しい調理でオートミールは美味しくなる!
まずいと言われることも多いオートミールですが、まずくなってしまう原因というのは必ずあります。オートミールがあまり美味しくないと感じる方は、まずは今やっている調理方法を見直してみましょう。そのうえでオートミールの種類や味付けも工夫し、自分の口に合ったレシピを見つけることが大切です。今日をきっかけにオートミールの使い方を見直し、健康効果の高いオートミールを美味しく食べていきましょう。