スーパーで買える食用きのこの種類
私たちの身近な食材の一つとして、種類が増えてきている“きのこ”。秋になると、きのこ狩りに行く人もいるでしょう。しかし、一歩間違えば、とても危険な食材です。間違えて毒きのこを食べてしまえば、たいへんな事に・・・。ここでは、食用きのこの種類と、その魅力に迫ってみましょう。
きのこの種類
きのこの旬はやはり「秋」。天然に生えているきのこは9月~11月に旬を迎えますが、近年では栽培されているものが多く、年間通して手に入りやすいのも特徴のひとつ。価格も年間通してあまり変動がなく、経済的でありながら、料理に旨味を引き出してくれたり、栄養価も高いので、食卓では重宝する存在です。今回は一般的にスーパーで売られているきのこを中心に、どういった種類のきのこがあるのかご紹介します。おすすめのレシピもご紹介しますので、併せてチェックしてみて下さい。
エノキタケ(白)
日本国内でのきのこの生産量ナンバーワンであり、1928年に栽培に成功。平均すると、国民一人当たり、年間1㎏以上は食べていると言われている人気のきのこ。市販のエノキタケは、光を当てずに作られたものであり、その為、白色をしている。
エノキタケを使用したおすすめレシピ▼
エノキタケ(茶)
最近では、よく見る様になった茶色のえのきたけ。これは、種菌が野生エノキタケに近い為、茶色く、ヌメリがあるのだという。
ブナシメジ(茶)
一般的に、シメジと言われるものとは別物であり、本物のシメジは、生きた木に宿るもので、高級品である。ブナシメジは、死んだ木に生える菌である。
ブナシメジを使用したおすすめレシピ▼
ブナシメジ(白)
通称“ブナピー”。ブナシメジを品種改良したものである。
ブナシメジ(白)を使用したおすすめレシピ▼
シイタケ
現在は、人工的に作られるものが多い。生産量はエノキタケよりも少ないが、価格もやや高い為、生産額では一位である。生で食べると、全身に湿疹が出る、シイタケ皮膚炎を発症する場合がある為、生食や生焼けに注意が必要である。
シイタケを使用したおすすめレシピ▼
エリンギ
ヒラタケの仲間であり、イタリアやフランスを原産とするきのこ。日本でも、1993年より人工栽培が開始されている。生食も可能であるらしいが、青酸化合物を含んでいる為、加熱する事をオススメします。
エリンギを使用したおすすめレシピ▼
マイタケ
1990年より栽培され始め、安価で購入しやすいきのこであるが、天然マイタケは、今でも高級品である。
マイタケを使用したおすすめレシピ▼
白マイタケ
マイタケに近い菌であり、なんとなく高級に見えるが、意外とお手頃価格で購入できる。マイタケは調理すると、他の食材や煮汁に色が移り、黒ずんでしまうが、白マイタケはその心配がない為、使いやすく、密かな人気である。栄養価も、マイタケと同等である。
ナメコ
スーパーで売られているのは、バラでパック詰めされたものが多いが、菌床付きのままで売られているのであれば、確実にその方が美味しいので、是非、オススメしたい。
ナメコを使用したおすすめレシピ▼
マッシュルーム
ヨーロッパ原産のきのこ。ホワイト、オフホワイト、クリーム、ブラウンの四種があり、日本でも1922年に栽培が成功し、国内で生産される様になった。マッシュルームに関しては、生でも安全に食べられる為、サラダなどにスライスして入っている事も多い。
マッシュルームを使用したおすすめレシピ▼
ヒラタケ
日本産のヒラタケと西洋のキノコを交配したものが、ヒラタケとして売られている。天然物は、他の毒きのこに似ている為、注意が必要。
ヒラタケを使用したおすすめレシピ▼
キクラゲ
中華料理でおなじみのキクラゲ。スーパーで流通しているのは、ほとんどが乾燥キクラゲで、その大部分が輸入のものである。近年では、国内での栽培も増え、スーパーでも、生キクラゲを購入できる様になってきている。生キクラゲは、乾燥キクラゲにはない、プリプリ感と肉厚があり、とても美味しいものである。
キクラゲを使用したおすすめレシピ▼
まとめ
きのこは人工栽培が多い為、年間を通して、生産量が安定しています。また、価格の変動も少なく、比較的安価で購入しやすい食材であり、料理にも幅広く使え、栄養価にも優れています。現在、スーパーに売られているきのこは、今回紹介したものがほとんどかと思いますが、珍しい食用きのこが販売されている様でしたら、是非、食べてみて下さい。
きのこは、種類も多く、味も一つ一つ違う、魅力的な食材です。いくつかの種類のきのこを組み合わせて使用することでお料理の旨味も増すと言われているので、毎日の食事にうまく取り入れましょう。
こちらの記事ではキノコのレシピ特集をご紹介しています。併せてチェックしてみて下さい▼