ヴィーガン

ヴィーガンは生活習慣病予防に最適!ヴィーガンで健康になろう!

ヴィーガンを実践していると聞くと、動物性食品を食べないことから「健康に悪いのでは?」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、飽食で食べ物を摂り過ぎてしまう人が多い現在、食べ物が制限されているヴィーガンのほうが健康的になれるという研究結果もあります。また、欧米では生活習慣病の患者にヴィーガンメニューを指導している病院も多いのです。今日は、ヴィーガンは本当に健康に良いのか、生活習慣病との関係などもからめて解説していきます。

ヴィーガンで健康になるのは本当か

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日本においてヴィーガンは実践者がまだ少ないこともあり、健康的な論評は未だ発表されていません。しかしヴィーガン人口が多いアメリカやカナダでは、栄養士会が次のような論評を米国栄養学会誌において発表しました。

適切に献立されたベジタリアン食(完全菜食・ヴィーガンを含む)は、健康的でかつ栄養学的に適切であり、ある種の病気に対する予防や治療に有益であるというのが、米国栄養士会の立場である。

  適切なベジタリアン食は、妊娠中、授乳中、乳幼児、思春期、青年期、老齢期、そして運動選手を含めて、全てのライフサイクルにおいて適切である。

これまでも菜食主義においては癌や心筋梗塞など、生活習慣病予防効果が高いとされていました。しかし今回の発表において菜食主義は、生活習慣病に関して予防だけでなく、治療にも有効だと発表されたのです

NYでは月曜日にヴィーガンメニューの給食を提供

特にアメリカにおいては、国民の3人に1人が肥満ということもあり、日本よりも生活習慣病が問題視されています。

そこで上記の論評をうけ、ニューヨーク市では2019年より公立高校のすべてにおいて、毎週月曜日の給食をベジタリアンメニューに変更しました。子供に関しても肥満率の高いアメリカでは、週に1 度は肉を食べない日を設定したことで、健康と地球環境を守る目的を立てたのです。また同時期においてブルックリン自治区長のアダムス氏も、自身がヴィーガン食に変更し、2型糖尿病を克服しています。 

ポイントは正しくストレスをためずヴィーガンをすること

このように欧米ではヴィーガンを健康のために実践する場所が増えています。学校や職場で正しい食事内容を学び、週に1回といったストレスのない範囲で実践することにより、生活習慣病の予防や改善につながっています。

肉を食べる量と肥満率を比べると、日本はアメリカほど肥満や生活習慣病は深刻ではありません。そのため日本の場合、すべての国民がヴィーガンを実践する必要はないともいえます。

しかし欧米の食文化が進んでいる日本でも、特に中高年における肥満は問題になっています。 体重が増えた、血圧や血糖値が高いといった悩みを持っているのなら、まずは週に1回でも良いのでヴィーガンを実践してみてはどうでしょうか。

ヴィーガンで予防・改善できる病気

日本人の死因の半数以上は、がん、心筋梗塞、脳卒中の三大生活習慣病です。これらは体質や遺伝的な要素もあり、ヴィーガンを実践したからといって必ずしも予防や改善ができるわけではありません。

それでも、暴飲暴食を続けて三大生活習慣病に近づくよりも、ヴィーガンを実践して病気から遠ざかった方が、健康的な生活を長く送ることができます。ここからは、ヴィーガンで予防や改善ができるといわれる主な4つの病気について見ていきましょう。

高血圧症

米国臨床栄養学会誌の調査によると、ヴィーガンやベジタリアンを実践している人は、何もしてない人に比べ血圧が低いことがわかりました。最高血圧及び最低血圧共に、平均で8mmHg低い値だったのです。

これは豆や野菜を多く摂っていることが関係しています。豆や野菜に多く含まれるカリウムは、体内のナトリウムを排出し血圧を下げる動きをサポートします。そして大豆イソフラボンや大豆ペプチドは高血圧症や動脈硬化を予防してくれます。 これらの食材をメインに食べているヴィーガンは、高血圧になりにくいことが分かります。

 糖尿病

糖尿病には二つの種類がありますが、生活習慣が原因で起こる2型糖尿病が問題になっています。しかし2型糖尿病に関してもヴィーガンを実践している人は発症率が低く、また発症した後にヴィーガンを実践すると改善されるという報告があります。

これは野菜中心の食生活を送ることにより、血糖値を低下させる食物繊維を多くとっているからです。 ちなみにヴィーガンと糖尿病の関係については、詳しくはこちらの記事をどうぞ。

ヴィーガンは糖尿病になりにくい 改善にも役立つヴィーガン食とは

骨粗しょう症

骨粗しょう症は閉経を迎えた女性の半数が罹患するという国民病です。知らず知らずのうちに骨がもろくなり、転倒したついでに大腿骨を折るといった重篤な状態に陥ることもあります。

女性の罹患率が多いのは、閉経と同時に女性ホルモンであるエストロゲンが減少するためです。エストロゲンは骨のカルシウムサポートには欠かせません。

 しかしヴィーガンは大豆が中心の食生活です。大豆に含まれるイソフラボンにはエストロゲンと同じ働きがあり、骨粗しょう症を予防し、改善してくれます。 

ヴィーガンは骨粗しょう症になる?牛乳を飲めないヴィーガンと骨の関係

 

認知症

認知症には様々な原因があるものの、血中にホモシステインという危険因子が多いと、アルツハイマー型認知症のリスクが高まります。しかし、普段から野菜や豆に多く含まれる葉酸を摂っていれば、血中ホモシステイン値を下げる効果があるのです。昔の日本人における認知症発症率が低かったのは、肉食ではなく菜食であったからという意見もあります。

また菜食は脳卒中を予防することでも知られています。菜食と脳との関係は深く、いまも多くの国で研究が行われています。

結論 ヴィーガンは生活習慣病の予防効果が高い

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このように、ヴィーガンを実践していると、さまざまな病気の予防や改善に期待ができます。

ヴィーガンは生活習慣病の予防効果が高いです。生活習慣病とは高血圧、糖尿病、高脂血症と呼ばれる病気に罹患することです。これらの病気は偏った食事・運動不足・飲酒・喫煙などによって発祥されます。

しかしヴィーガンなら、飽和脂肪酸を含む動物性脂肪の摂取をしないため、血中コレステロール値が低く保たれます。また野菜や大豆による食物繊維の摂取量が増えるため、動脈硬化を予防し心筋梗塞や脳卒中などの危険性が少なくなるのです。

ヴィーガンで健康効果が得られないケース

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しかしヴィーガンを実践していても、なかなか健康効果が得られないという場合もあります。それは主に次のようなケースです。

  • ヴィーガンを実践する前から痩せていて健康的
  • 喫煙している
  • 大きなストレスがある
  • ヴィーガンのなかでも偏った食生活をしている

ヴィーガンで健康的になれるのは、実践する前から肥満や高血圧症、糖尿病などに悩んでいる人たちが中心です。つまりもともと健康だった人がヴィーガンの食生活に変えると、摂取する栄養バランスが急に崩れることから、はじめは体調不良を起こすケースもあります。もちろん健康な人もヴィーガンを実践して良いのですが、野菜しか食べなかったり、極端に食べる量を減らしたりするのはやめましょう。

そして、健康にストレスや喫煙は大敵です。あまりにもストイックなヴィーガンを実践してストレスが溜まったり、食べられないいらだちを喫煙などで発散させては、健康になれるわけがありません。

まとめ

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ヴィーガンを実践すると健康になれるというのは、さまざまな国で立証されています。特に肥満や糖尿病といった生活習慣病に悩む人がヴィーガンを実践すると、大きな健康効果を得られます。日本におけるヴィーガンの臨床実験はいまだ少ないものの、動物性脂肪の摂取を抑えることは、生活習慣病を改善することにもつながります。正しい食生活とストレスをためないヴィーガン生活は、健康への大きなカギとなるでしょう。

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