ファスティングは意味ない?効果がでない理由と正しい方法を解説
ダイエット目的で始める人が多いファスティング。しかし実際にやってみると「思ったより体重が落ちなかった」「リバウンドしてしまった」といった声もあります。
またファスティングをネット上で検索してみると「全く意味のない健康方法」といった意見まであります。果たしてファスティングは本当に意味のないものなのでしょうか。今回は、ファスティングによる効果が出ない理由や、正しいファスティングの方法について紹介します。
Contents
ファスティングは「意味ない」と言われる理由
ファスティングは一時的に食事をとらないという断食方法です。一定期間食事を取らないことにより、胃腸の機能が改善され、腸内環境を整える効果があります。また、断食をすることにより体重の増加を抑えることができ、ダイエットにも役立つでしょう。
しかし、このダイエットに関しては特に「ファスティングは意味ない」といわれることも多いのです。それはなぜなのか、詳しく見ていきましょう。
なかなか体重が落ちない
ファスティングでよくいわれるのが「思ったほど体重が落ちない」といったケースです。例えば3日にも及ぶファスティングの場合、その間固形物を食べることは基本的にないため、さぞや体重が落ちているようにも見えるでしょう。
しかし、ファスティングでは「1日最低でも2リットルの水分を摂る」というルールがあります。
しっかりと水分を摂ることにより体内の毒素を排出できるので、痩せたいのなら水分をたくさん摂った方が良いのです。
これにより体内の水分量はキープされ、体重自体はあまり減りません。
3日間ファスティングをしても、減る体重は人によって違いはありますが、せいぜい1~2キロ程度です。そのため、ファスティングでダイエットをしても、劇的に体重が落ちることは基本的にありません。
リバウンドで太ってしまう
ファスティングは意味がないといわれるもう1つの理由に「リバウンド」があります。断食をした直後は少し痩せるものの、ファスティング期間が終わった後にはまた太ってしまうというケースです。
食事制限が多いファスティング後はリバウンドのリスクが高いため「ファスティング前より太ってしまった」となり「ファスティングは意味がない」と誤解されてしまうことも多いのです。
筋肉が減り貧相な体に
そしてファスティングでかなり体重を減らすことができても、筋肉が落ちて貧相な体つきになってしまうこともあります。これは、ファスティング中にたんぱく質を摂らず、筋トレをしなかった結果、体の筋肉が落ちてしまうためです。貧相な体つきにしないためには
- 肥満体でない場合は、ひと月に2キロまでの減量を目安とする
- スクワットを中心とした軽い筋トレを行う
- ファスティング中も豆乳やプロテインでたんぱく質を補う
ということが大切です。貧相な体つきになってしまっては、ファスティングの意味がありません。その大きな原因は過度な断食であることも多く、健康体の人がひと月で5キロも痩せてしまうと、筋肉が削げ落ち、貧相な印象になってしまいます。減量はひと月に2キロまでを目安として、軽い筋トレをして体の筋肉を落とさないようにしましょう。
ファスティングの正しい方法
意味のないファスティングというのは、とにかく食べなければ良いという無謀かつ自己流で行うものです。正しいやり方や食べて良いものを把握して実践しない限り、ファスティングはやっても意味がありません。
せっかくファスティングをするのなら、成果のあるものにしていきましょう。ここからは、正しいファスティングのポイントについて紹介します。
絶食とファスティングは違う
間違ったファスティングをする人の多くは、断食に近いやり方で行っています。ファスティングと断食の違いは次のようになります。
ファスティング | 断食 | |
飲料 | 水やお茶 | 水のみ |
食料品 | 少量のフルーツ ナッツ類 | なし |
行動 | 筋トレ 好きなように過ごす | 瞑想や写経など 基本的に運動はしない |
断食にもいろいろな方法がありますが、今回はお寺で行われている修行僧のスケジュールを参考にしてみました。
修行での断食はダイエット目的ではなく、精神面を鍛えるために行うことが多いです。
それを真似してやっても、途中で挫折してしまうことが多く、結局意味のないファスティングになってしまうでしょう。
無理せずファスティングを続けるには、酵素ジュースやナッツ類などを口にし、空腹対策をとることも必要です。
適度に筋トレと運動を取り入れる
ファスティングは運動をしなくても良い健康方法ともいえますが、全く体を動かさないのも問題です。
基本的に人が健康でいるためにはせめて歩くことが大切です。理想は1日8000歩ですが、少なくとも5000歩を目指して毎日歩きましょう。歩くことで下半身の筋肉が鍛えられ、貧相な体つきを防ぐことができます。
そして「スクワット」や「踏み台昇降」もおススメです。人の筋肉の7割は下半身についており、これらの運動を取り入れることで基礎代謝が向上し、脂肪がつきにくい体になります。スクワットは1日20回、踏み台昇降なら1日30回でも良いので、積極的に取り入れていきましょう。
ただし、ファスティング中はタンパク質を摂っていないので、運動のやりすぎは筋肉量の減少につながります。運動しすぎて体中が痛いとなるまで運動するのは控えましょう。
「意味ある」ファスティングのやり方
ファスティングに「意味がなかった」と感じられる大きな要因は、以下の3つが当てはまることが大きいです。
- 栄養が補給できずに体調不良になる
- リバウンドしてしまう
- スケジュールを決めずに行う
それぞれの原因について「意味ある」対策方法を紹介します。
タンパク質と十分な栄養素を摂る
ファスティング期間中に「だるさ、倦怠感、めまい、貧血、低血糖」といった体調不良に陥ることがあります。これらは栄養不足によるものが主な原因です。
ファスティングは飲み物を取りながら行うので、基本的に水を取ることが中心ですが、水だけでは体に必要な栄養を断食中に取り込むことができません 。
タンパク質やカルシウム、ビタミンなどを十分に摂取することはできません。
そのためには、豆乳が含まれているファスティングジュースや酵素ドリンクを補助食品として摂取することが必要となってきます。
回復食でリバウンドしない
ファスティングでリバウンドする主な原因はファスティングを終えた後の回復食に問題があります。
ファスティング自体の問題ではなく、飢餓状態にある体は栄養をしっかりと取り込みやすい状態にあります。
そのため、肉類、揚げ物類、どんぶりといったハイカロリーなものを食べてしまうと、ファスティング前よりも太りやすくなってしまうのです。
ファスティング自体に問題があるのではなく、回復食に問題があるからです。
リバウンドを行さないためには、煮物やサラダ、そばを中心とした主食など、ヴィーガン食を参考にしたレシピを食べることが大切です。
無理をしないスケジュール
ファスティングには「準備期」、「ファスティング期」、「回復期」の3つのステップがあります。
ファスティング期をスムーズに過ごすために、ウォーミングアップの「準備期」やファスティング後期の「回復期」がとても重要です。
ファスティングをする前に、まずは必ずスケジュールの確保をすることから始めましょう。
特にファスティングを初めてやる方にありがちなのは、無理なスケジュールをたてて失敗してしまうことです。
ファスティングの3ステップで適切な食事をとることが必要となります。
では、失敗しないファスティングをするために
- どんな食事を選べばいいの?
- スケジュール管理のやり方は?
- 興味があるけど難しそう・・・
このようにファスティングのスケジュールを立てることに自信がない人は、「準備期」「ファスティング期」「回復期」が手軽に行えるファスティングセットから始めることをおすすめします。
販売ページより引用
ファスティングに「意味ない」は嘘!体調は良くなる傾向がある
ファスティングは正しく行うことにより、胃腸機能の改善効果が期待できます。
日本人の多くは食べすぎて胃腸に負担をかけすぎていると言われています。その結果、腸内環境の悪化による肌荒れや内臓系の病気などさまざまな悪影響を引き起こす可能性があります。
しかし、ファスティングを行うことによって胃腸を休ませることができるので、胃腸機能の改善につながります。その結果、肌荒れや便秘などで悩むことが少なくなるでしょう。
ちなみにファスティングは、ひと月に1~2キロのペースで体重を減らすダイエット効果も期待できます。
しかし、冒頭でもお伝えした通り、筋肉量が減っているだけなので見た目の変化は望めません。ダイエット目的でファスティングを行うと挫折してしまう可能性がありますので、体調改善の目的で行うことが望ましいです。
ファスティングには驚くような健康効果がある
そもそもファスティングはダイエット効果より、体を健康的にすることが目的とされています。体重自体が落ちることは少ないとも、体の中では次のような健康効果がもたらされているのです。
- 免疫力が上がるため病気になりにくい
- 深い睡眠になる
- 脳内もデトックスが進むため頭が冴える
- 疲れにくくなる
- 肌がキレイになる
- お通じが改善される
- デトックス効果により持病が改善されることも
たった1日のファスティングでこれらを実感することは難しいですが、半日ファスティングでも継続して行うことにより、体が軽くなるのを実感したり、便秘改善につながったりします。続けているうちに「あれ、なんだか調子が良い」というのを実感できるでしょう。また、断食をすることで食費が浮き、料理が楽チンになるのもファスティングのメリットです 。
まとめ
ファスティングに意味がないという人は、たいていの場合たった一回のファスティングで終わらしてしまったケースが多いです。
「一度やってみたけれど大して痩せなかった」
「断食は辛いのに思ったほど効果がなかった」など。
1回のファスティングで終わらせてしまっては、確かに効果は少ないでしょう。ファスティングは、無理をせずに継続することで成果が出ます。ダイエット目的で行う人は、まず目先の体重にとらわれることなく、ファスティングによる健康効果を実感することが大切です。無理のない範囲でファスティングを継続することにより、少しずつ体重も減り、意味のあるファスティングに変わっていくはずです。
短期間で痩せるためにファスティングを始める方へ
ファスティングを行って1~2kg体重が落ちても筋肉量が減ってるだけなので見た目に大きな変化はありません。
そのため、ファスティングはダイエット目的で行うよりも胃腸機能を改善し健康的な生活を送るために行うことが賢明です。
しかし、どうしても短期間で理想の体を手に入れたい人は、最近話題になっているメディカルダイエットという選択肢を選んでみてはいかがでしょうか。
メディカルダイエットとは、1日1回GLP-1を飲むだけで食欲をコントロールするダイエット方法です。
GLP-1はアメリカをはじめとする先進国で取り入れられてましたが、ようやく日本にも導入されました。GLP-1を体内に取り入れると以下のメリットがあります。
GLP-1を飲むメリット |
・空腹感が減少するため食べ過ぎることがなくなる ・消化スピードが緩やかになり体脂肪がつきにくい体になる ・脂肪分解の促進作用があるので基礎代謝が向上する |
太っている人はシンプルに「食べる量が多い」「基礎代謝が悪い」ので、この2つを改善してダイエットの効率を上げることが目的です。この2つを改善するとダイエットしやすい体になるため、理想の体を手に入れやすくなります。
DMMオンラインクリニックというクリニックなら隙間時間にオンラインで医師に相談できます。ご自身の状況で、本当にGLP-1を試して問題ないか一度医師に相談してみてください。
薄着の季節に向けて今から準備したい人は、最後のダイエットとしてメディカルダイエットを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
\鏡を見て自分の体型に幻滅したくない人は早めに相談を/
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