オートミールの基本的な使い方 種類別の調理方や保存方法も紹介
ここ数年で爆発的なヒットが続いているオートミール。しかしまだ使ったことのない方からは「そもそもオートミールの使い方がよくわからない」という声も聞こえます。
オートミールの使い方は一度覚えてしまえば簡単です。今日は初心者の方にもわかりやすいオートミールの基本的な使い方について紹介します。
Contents
オートミールの使い方は水分を加えること
オートミールの基本的な使い方は、水分を含ませ柔らかくすることです。
オートミールはエン麦を乾燥させたものであり、そのままで食べることはまずありません。そのため水を含ませてスープにしたり、オートミールに牛乳をかけてふやかしたりと、水分を含ませてから食べるのが一般的です。
加熱は電子レンジが便利
オートミールは牛乳や豆乳でふやかしてそのまま食べることができます。また加熱することでさらに美味しくなります。
例えば今流行っている、オートミールをお米のようにした食べるには
「オートミール30gに水50mlを入れて、レンジ500Wで1分加熱する」というやり方で、あっという間にお米のようにして食べることができます。
昔はオートミールを加熱する際、鍋にオートミールと水分を加え、コトコト煮込むのが一般的でした。しかし今ではより簡単に調理できる方法として電子レンジで加熱するのが主流です。
クイックオーツ、オールドオーツの使い方は?
日本で売られているオートミールは粒が細かいクイックオーツが主流です。
このクイックオーツは、水分を含ませて加熱するとリゾットや雑炊になります。また火を通さなくても、オートミール適量に牛乳や豆乳をかけ、一晩ふやかすと食べやすいミューズリーになります。これにバナナやリンゴなど、お好みのフルーツをトッピングすればダイエットにも最適な朝食になるでしょう。
そして、えん麦の形がはっきり分かるオールドオーツも人気です。クイックオーツよりも粒が大き目なので、米化して食べると白米のような食べ応えがあります。また粒の食感もしっかり味わえるので、スープに入れると「食べるスープ」にも早変わりします。
オートミールの基本的な使い方とは?
オートミールのレシピで検索すると、もはや量がありすぎて何をどう調理したら良いか分からない、という声も聞こえます。そんなときはまず「ふやかして食べる」「スープに加える」「おかずに入れる」という3つの方法から始めていきましょう。そして、スープジャーを活用すれば、オートミールは毎日のお弁当にも活用できます。
豆乳やお湯でふやかして食べる
オートミールをふやかして食べるのは、もっとも定番の食べ方です。食べ方の一例としては
- オートミールを牛乳や豆乳でふやかし、好きなフルーツをトッピングして食べる
- オートミールにだし汁を加え、電子レンジで1分ほど加熱し和風がゆにする
このような楽しみ方があります。
とくに「オートミール+好みのミルク」というのは欧米では定番の朝ごはんです。例えばオートミールに豆乳を加えれば、オートミールには少ないタンパク質や大豆イソフラボンも摂取することができ、栄養バランスが整います。オートミールの使い方が分からないという人は、まずはこの食べ方から始めてみましょう。
スープで味付けをして食べる
オートミールの簡単な使い方として、スープに加える方法があります。これは例えばシチューやミネストローネなどのスープに、オートミールをさっと加えるだけでOK。オートミールは穀物の風味が強くて苦手という人もいるのですが、スープに加えることにより雑味が抑えられ、ぐっと食べやすくなりますよ。
またわざわざスープを作らなくてもインスタントのスープにオートミールを加えるだけでも美味しいです。インスタントの味噌汁やお茶漬けの素、コーンスープやワカメスープの素に加えてもボリュームのあるスープメニューになります。
材料に加えておかずにも便利
オートミールは様々なおかずに加えることもできます。例えばひき肉に混ぜてつなぎとして使ったり、小麦粉の代わりにオートミールを使ったりする方法もあります。
どうしてもオートミールだけで食べるのが苦手という人は、このようにオートミールを少しずつおかずやスープなどに加えるのがおすすめです。オートミールは加熱をすると粘り気が出てくるので肉の代わりとして使うこともできます。肉よりもタンパク質が豊富で脂質や糖質は少ないので、ダイエット食としても大活躍しますよ。
スープジャーもぜひ活用して!
オートミールはお弁当に活用することもできます。その時便利なのがスープジャーです。
朝スープジャーにオートミールを入れ、熱湯を注ぎ、蓋を閉めておきましょう。これだけでお昼にはオートミールがほどよく柔らかくなり、お米のようにして食べることができます。
また熱湯だけではなく、スープの素も一緒にスープジャーに入れておけば、お昼ご飯に嬉しい簡単リゾットの完成です。学校や職場で温かいオートミールご飯が食べられます。
オートミールの保存方法は?
オートミールは基本パッケージのまま保存できます。また調理したオートミールを冷蔵庫で保存したり、ふやかしたものを冷凍保存することも可能です。ここからは、オートミールを美味しく食べるための保存方法や、あると便利な道具などを見ていきましょう。
パッケージのままOK しかし密閉が重要
オートミールの多くはジッパーつきの密閉袋で売られていることが多いです。そのような商品の場合はパッケージごと常温保存が可能です。
しかし大量に売られているオートミールの場合、簡易的な袋に入っていて密閉保存ができないこともあります。そのような場合は密閉容器などに入れ、虫がつかないよう保存をしましょう。 保存するときは直射日光や高温多湿を避け、常温保存するのが大切です。
ちなみに冷蔵庫でも保存できますが、急激な温度変化により内部にカビが発生することもあるので、あまりオススメはしません。
ふやかしたものを冷凍することもできる
オートミールはふやかしたものを冷凍保存することができます。しかし一度冷凍したものを解凍して食べる場合、味がやや落ちたと感じる人が多いようです。そのため、美味しく食べるに、やはりその都度オートミールをふやかして食べるのがおすすめです。
また、オートミールを使って作る「パンケーキ」「チキンナゲット」「ハンバーグ」などのレシピなら、冷凍保存をしても味が落ちることはありません。解凍するときは電子レンジを使い、早めに食べましょう。
計量スプーンがあると便利
オートミール1食分の理想的な量は30~50 gです。これは大さじ5杯でオートミール30gになるので、覚えておくと便利です。オートミールの保存容器に、大さじの計量スプーンを入れておけば、いつも適量がサッと計れて便利でしょう。
また計量カップで計る場合、オートミール30gの目安はおよそ75ccの目盛りまで入れましょう。40g食べたいときは目盛り100㏄、オートミール50g食べたいときの目盛りは125㏄となります。
いずれにせよ、オートミールのそばにスプーンや計量カップを用意しておくと、調理のときは何かと便利です。
オートミールの使い方は無限 お気に入りの食べ方を見つけよう
ここではオートミールの基本的な使い方を紹介しました。しかしオートミールはこのほかにも各種スイーツに使えたり、ダイエット食としてアレンジできたりと、使い方はまさに無限にあります。
まずは基本的な使い方を理解し、その後は自分なりの食べ方にアレンジするのがおすすめです。目的に合わせたオートミールレシピに挑戦していきましょう。