ヴィーガンを実践すれば痩せる?注目すべきヴィーガンとダイエットの関係

ヴィーガンは動物性脂質を摂らないため、実践している人の多くは痩せていてスリムです。特に海外のヴィーガンを実践しているセレブなどを見ると、とてもスタイルが良いですよね。彼らを参考に「ヴィーガンをして痩せたい!」と考える人も多いようです。しかし、ヴィーガンはそもそもダイエットとして向いているのでしょうか。今日はヴィーガンは本当に痩せるのか、ダイエットの関係などについて見てきましょう。

ヴィーガンは太りにくい食生活

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ヴィーガンはダイエットというより「太りにくい食生活」といえます。体重が極端に減るのではなく、今の体重をキープする、といった方が良いです。そのため、1日2食の生活であるファスティングや、炭水化物を一切摂らない置き換えダイエットなどに比べると、極端なダイエット効果を得ることは難しいでしょう

それでも、ヴィーガンは野菜を中心とした食生活なので、実践していくと知らず知らずのうちに痩せていることもあります。ダイエット目的で始めた食生活が、いつのまにかヴィーガンのような内容だったというケースも多いのです。

肥満や糖尿病の人にこそおススメ

ヴィーガンを実践する人には、大きく分けて3つの理由があります。

  1. 動物愛護や地球環境保護の観点から肉や魚を食べないようにする
  2. そもそも肉や魚が苦手
  3. 肥満などで悩み、健康になるため食生活を変える

このうち、最も痩せやすいのは3に当てはまる人です。特に肉ばかり食べてきた人は体内に脂質が溜まり、糖尿病や高血圧といった生活習慣病に悩まされている人が多いです。

欧米では肥満患者に対し、病院側がヴィーガン的食生活を指導することもあります。体が本当に必要とする栄養だけを摂るヴィーガンは、余分な脂質やカロリーを落とし、肥満を解消してくれます。痩せたいという目的がある人が行っても良いですが、生活習慣病に悩む肥満気味の人が行った方が、痩せる効果を実感できるでしょう。

ヴィーガンは糖尿病になりにくい 改善にも役立つヴィーガン食とは

ヴィーガンがダイエットをする注意点

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地球環境に配慮したり、動物を守りたかったりと、ヴィーガンを実践するきっかけはさまざまです。そして実践するにあたり「ついでに痩せたらラッキー」と考える人も少なくありません。

確かに一般的な食生活に比べると、ヴィーガンは摂取するエネルギーが少ない傾向にあるため、痩せやすいと言えます。しかし食事内容のバランスに気をつけないと、痩せるどころか体を壊してしまうこともあるのです。

栄養失調に注意

ヴィーガンはやり方によっては栄養失調に陥るリスクがあります。

例えば、肉や魚で摂れる代表的な栄養といえば「タンパク質」です。ヴィーガンの場合これらの食材を摂ることができないため、意識して大豆やナッツ類を食べないと、タンパク質不足になることもあります。

ある事例ではダイエット目的でヴィーガンを始めた人が「とにかく痩せたい!」として野菜ばかりを取る食生活を送っていました。ほとんどのメニューはサラダボウル1杯だけです。すると数週間後には筋肉が落ち、長時間立つことが難しくなってしまいました。筋力の衰えた体は非常に老けて見え、体の免疫力が衰えた結果病気に罹患してしまったのです。

病院で医師に言われたのは「偏った食生活による栄養失調」だそうです。痩せたいからと言ってヴィーガンでも無理な食生活を続けると、栄養失調のリスクが高まります。

健康的な脂質を摂ろう

脂質は体にとって悪いイメージがあるかもしれません。しかし、人間は全く脂質を摂らないと、ホルモンバランスが崩れ、集中力不足や冷え症、乾燥といった体調不良を引き起こします。ただ、肉や魚には脂質がたっぷり含まれるものの、飽和脂肪酸という血液中の中性脂肪やコレステロールを増やす成分なので、摂りすぎには注意です。

その一方、ヴィーガン摂る脂質はオリーブオイルや亜麻仁油、エゴマ油といった植物性油が中心です。こちらは「不飽和脂肪酸」と呼ばれ、血中のコレステロールを調整してくれる働きがあります。健康的な体を目指すのなら、日頃から意識して不飽和脂肪酸を摂りましょう。上質な油は植物性油以外にも、ナッツ類や大豆、アボカドなどに豊富に含まれています。

運動は絶対に必要

どのダイエットにもいえることですが、痩せたいのであれば食生活にプラスして運動を取り入れましょう。食生活だけを変えて痩せることもできますが、運動を全く取り入れないで痩せると次のようなデメリットが生じます。

  • 筋力がつかないため痩せても衰えて見える
  •  リバウンドしやすい体になる
  • 骨が弱くなる
  • 老化が進む

食生活だけを変えて痩せられるのは20代までです。それ以降の年代になると、適度に運動を取り入れないと骨が弱くなり、筋力が衰えることから痩せても貧相に見えてしまいます。

特にヴィーガンの食生活は、大豆を中心にタンパク質を意識して摂る必要があります。そして、せっかく摂ったタンパク質も適度に運動しないと、筋力に変えることはできません。

ヴィーガンでも痩せないことがある

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ヴィーガンは動物性脂質を取らないため太りにくいです。しかしヴィーガンを実践したからといって絶対に痩せるというわけではありません。特にアメリカでは日本に比べてヴィーガンを実践している人は多いのですが、菜食主義であるのに太っている人が増えているのです。これは一体どういうことなのでしょう。 

お米やうどん、炭水化物に注意

ヴィーガンだからといって必ずも痩せない理由に「炭水化物を取れる」ということがあります。ヴィーガンはお米やそば、パスタ、うどんなど、主食となる炭水化物は基本的に摂ることができます。しかも、1日何グラムまでといった規制も特にないため、好きなだけ炭水化物を摂ることができるのです。

あるヴィーガンは、毎日ごはんと味噌汁、漬物と納豆といったメニューを食べていました。これだけ聞くととても健康的で太りにくいと思いますが、彼は物足りなさを感じ、ごはんを毎回3杯以上お代わりしていたそうです。これだけでおよそ700キロカロリー、それを毎回3食ですから、痩せるわけがありません。

ごはんに含まれる炭水化物は脂肪分と結びつきやすく、採りすぎるのには注意が必要です。ダイエット目的でヴィーガンをするのなら、炭水化物の摂取量に注意しなくてはなりません。

 おやつに要注意

アメリカにおける菜食主義者なのに肥満気味の人を調査すると、次のような食生活を送っていることがわかりました。

  • フルーツを食べる量が尋常ではない
  • 動物性不使用のお菓子を大量に食べる
  • 炭水化物をたくさん食べている

健康に良いとされる果物ですが、実は果物には糖質がとても多く含まれています。小鉢1つ分のフルーツなら問題なくても、1日3つ以上リンゴを食べるとなると話は別です。フルーツで得られた糖質は脳の働きに使われるものの、使いきれなかった糖質は体脂肪になって蓄積してしまいます。

また、ヴィーガン人口が増えるにつれヴィーガン専用のお菓子が増えているのも問題視されています。動物性食品不使用のお菓子なら何でも食べて良い、そう考える人が増えた結果、欧米ではヴィーガンでも肥満気味の人が増えているのです。

まとめ

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ヴィーガンは太りにくい食生活であるものの、バランスよく食べることが重要です。ダイエット目的で野菜だけを食べると栄養失調のリスクがあり、お腹が空くからといって炭水化物を多めに食べると、かえって太るリスクもあります。

健康的な体を得るためにも、ヴィーガンはタンパク質や良質な脂質を意識して摂るようにしましょう。また、どのダイエットに限らず、痩せたい場合は適度に運動を取り入れ、無理なく痩せることが大切です。

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