ファスティングで下痢が起きる!?その原因と対策方法とは

美容や健康効果が高いとして、近年ファスティングが話題となっています。ファスティングは一定期間断食を行う行為ですが、それによりダイエット効果が高まったり、内臓が綺麗になることで腸内環境が整ったりと、メリットが高いのです。

しかしファスティングを行った人の中には「下痢をする」という声もあります。下痢は一般的に食べ過ぎや体の冷えによって引き起こされることが多いのですが、なぜファスティングで下痢が起こってしまうのでしょうか。今日は、ファスティングと下痢の関係、そしてその対策方法などについて詳しく紹介します。

 ファスティングで下痢をしてしまうのは仕方がない?

ファスティングで下痢が起こることは多いです。

まず、ファスティングは一定期間、固形物を口にしない健康方法です。1日における空腹時間を16時間保ったり、およそ3日間水分のみの食事にしたり、そのやり方は目的やその人の健康状態によって違いがあります。しかし、共通しているのが、ある程度空腹時間を作ことにより「排出作用」を高めている、ということです。普段よりも体が排出に集中することで、結果的に下痢を引き起こされるケースがあります。

デトックス作用によって下痢が起きる

ファスティングはデトックス効果が高いです。デトックスとは、体内に溜まった余分な老廃物などを排出すること。通常人は何かを食べることにより、内側の老廃物を押し出すイメージもあります。しかし、実は人の体は吸収と排泄は同時にできません。食べれば食べるほど余分なエネルギーをため込む性質があります。

そのため、食べることをやめるファスティングをすると、人の身体は「排出すること」に集中し、これまでにないデトックス効果が作用して下痢が起きるケースが多いのです。激しい腹痛を伴った下痢や、血が滲んでいる下痢などは病気の可能性があるため要注意ですが、軽い下痢が2~3回起きるといった状態であればさほど心配はないでしょう。

水分が中心なので便は柔らかくなる

下痢を引き起こす原因の1つとして「水分の摂りすぎ」があります。空きっ腹に冷たいビールなどをガブガブ飲んでしまうと、下痢をしてしまう人もいますよね。

ファスティングの場合、行なっている最中は固形物を食べてはいけないうえに、水分はしっかりと摂らなくてはなりません。その目安は1日に2リットルともいわれており、 一気に飲むとお腹がタプタプになってしまうでしょう。

通常、私たちの胃腸は食べ物と水分が同時に運ばれてくることが多く、それを消化する作業に追われ、胃腸は働き続けています。しかしファスティングをすると、胃腸に運ばれてくるものは水分だけになり、胃腸は栄養を吸収する作業を休むことができます。つまり、栄養を吸収する作用がなくなった分、水分の排出作用に集中できるため、下痢が引き起こされることも多いのです。

元の食事に戻すと治ることが多い

ファスティングで中は下痢をすることが多くても、断食期間を抜けると通常の便に戻ることが多いです。これは固形物を食べることにより胃腸の働きが吸収作業に追われ、排出することに集中できなくなるからです。

また、ファスティング中は腸内環境が整うことから、1日2回排便が起きることもあります。水分に特化した食事は排便が促され下痢をしやすくなりますが、元の食事に戻すことで下痢は改善されるでしょう。

冬は特に下痢をしやすい

ファスティングは時期によって体を冷やします。断食中は体のエネルギーを消費して代謝がアップしますが、その分体温が奪われ体温が下がります。

下痢が起こる原因として、体が冷えることによって引き起こされるケースもあるでしょう。そのため冬場のファスティングでは体が冷えやすいため、夏よりも下痢が起きやすくなります。

ファスティングで下痢が起こる原因

ファスティングは排泄を促す行為なので、下痢が起きてしまうのはある程度仕方がないともいえます。老廃物がデトックスされることは、下痢以外にも「目ヤニが出やすくなる」「痰がからむ」「吐く息が臭くなる」といったことが起きます。これらはすべて体内に溜まった毒素を排出させていることなので、ファスティングが正しく行われているともいえるのです。

好転反応

ファスティングには「好転反応」がつきものです。好転反応とは、ファスティングが正しく行われている証拠でもあり、体に溜まった毒素が排出されるときに起きる副作用ともいえます。具体的な好転反応は次のようなものです。

・頭痛

・下痢

・眠気、だるさ

・めまい

・肩こり など

下痢は好転反応にはよくある症状であり、とくにファスティングを行った次の日に起きることが多いです。特にそれまでに暴飲暴食を繰り返していて、体に余剰物や老廃物がたまっていると、多くの場合は下痢という形で好転反応が起こるでしょう。

デトックスで黒い便が出ることも

ファスティングで起きる下痢のなかには、黒い便が出るケースもあります。これはいわゆる「宿便」ともいわれており、これまで排出されずに腸内で溜まっていた便を指すこともあります。

しかし、医学的には宿便というのは存在しないとされ、黒い便は腸の古い組織や汚れが剥がれ落ちたものである、と考えても良いでしょう。いずれにせよファスティングで黒い便が出たあとは体がスッキリとし、胃腸の調子は良くなるケースが多いです。

下痢があまりにも続く場合は要注意

ファスティングをすると下痢が起きることは多いですが、あまりにも下痢が続く場合は要注意です。そのまま無理をしてファスティングを続けると、体力が奪われ、健康になるはずのファスティングが逆効果になってしまうでしょう。ここからは、ファスティングにおける下痢の注意点や予防方法について見ていきましょう。

好転反応かどうか見極める

ファスティングで下痢が起きることは多いのもの、3日以上続く場合はいったんファスティングを中止しましょう。以下のような下痢の場合は、好転反応とはいえず、状況によっては医師に相談する必要があります。

・3日以上下痢が続く

・下痢とともに激しい腹痛が続く

・便に血が混じっている

・黒いタール状の便

黒い便はファスティングで見られることもあるのですが、あまりにもドロドロとした黒い便は血が混じっている可能性もあり、注意が必要です。

また、下痢が続いたあとは回復食にも要注意です。いきなり揚げ物などを食べてしまうと、胃腸を刺激し、さらに下痢を悪化させる原因にもなります。回復食にはおかゆをベースにした胃腸にやさしい食事を意識しましょう。

きのこと豆乳のリゾット

冷蔵庫にあるもので簡単に作れるヘルシーで満腹感のある一品。女性に不足しがちなたんぱく質を豆乳で補います。きのこたっぷり、味つけは味噌で、腸にも嬉しいレシピです。

作り方はこちら→https://vegeness.com/recipe/western-food/27301/

飲み物が合っていない可能性も

ファスティングで下痢が起きる場合、飲み物が体に合っていない可能性もあります。白湯などを中心に飲んでいる場合、下痢は1~2回で止まることが多いでしょう。しかし、酵素ジュースやスープなどを取って頻繁に下痢が起きる場合は、その栄養を見直す必要があります。

特に酵素ジュースはファスティングに欠かせないものとして有名ですが、砂糖が加えられているものだと空っぽの胃腸に刺激を与え、下痢を引き起こす原因にもなります。また果物や野菜の食物繊維が多く含まれているため、デトックス作用が強まることもあるでしょう。その場合は摂取する量を少なくし、その分フルーツなどで栄養を補う方法もあります。

まとめ ファスティングで下痢をすることは多い

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ファスティング経験者の多くが、好転反応として下痢を経験しています。ただその下痢が長く続くケースは少なく、多くの場合ファスティングを始めた翌日に起きるケースが目立ちます。あまりにも下痢が長く続いたり、腹痛を伴う下痢が起きた場合は、いったんファスティングを中止し、お腹の様子をみてあげましょう。

また、下痢を起こさないためには、普段から食生活を見直すことも大切です。野菜を中心としたヴィーガン料理を積極的に取り入れ、胃腸の調子を整えてあげましょう。

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