生理中のファスティングはNG?その効果と対策とは

ファスティングを実践しているのは男性より女性の方が多いといわれています。女性がファスティングを行う目的はダイエットが多く、無理のない断食で理想の体重を目指している人が多いでしょう。

しかし、女性がファスティングを行うには注意点があります。それは、生理中のファスティングです。理想の体を手に入れるためには、生理中であってもファスティングを続けた方が良いのでしょうか。今日は生理とファスティングの関係について紹介します。

生理中にファスティングはしない方が良い

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ファスティングは、1日のうち1食を抜かす半日ファスティングや、3日連続断食を行うハードなファスティングなど、さまざまな方法があります。

しかし、共通して言えるのが「生理中にファスティングをするのは避けた方が良い」ということです。なぜ生理中にファスティングをしてはいけないのか、まずはその理由について詳しく見ていきましょう。

血液が奪われる時期、貧血のリスクが高い

そもそも生理とは、妊娠をせず不要となった子宮の内膜が剥がれ落ちる現象です。その平均出血量はおよそ100mlといわれています。何かの血液検査により注射で血が抜かれるのがおよそ10mlですから、注射10本分の血液が毎月流れていることになります。そう考えると、相当な血液が体内から流れていることが分かります。

そのような時期にファスティングをすると、ただですら血液が少なくなっている体に負担がかかってしまいます。厚生労働省の調査によると、生理のある女性の5人に1人が貧血であるこという恐ろしい結果が分かっています。生理中のファスティングは必要な栄養を取ることができず、貧血の悪化を招くリスクがあるのです。

生理期間中は痩せにくい

そして、生理期間中は痩せにくいです。生理中に頑張ってファスティングをしても、その結果が伴わないのです。

生理中は卵胞が育っていく時期であり、ダイエットをしても代謝がそれほど上がりません。そもそも激しい運動は止められる期間であるため、断食であるファスティングもおすすめできません。また、ファスティングは空腹を我慢するストレスが掛かります。ただですら生理中はホルモンバランスが崩れることもあり、イライラする女性が多いでしょう。そこにファスティングというさらなるストレスをかけることは、心理的にも良くありません。

最も痩せやすいのは生理後の一週間

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ファスティングに最も向いている時期は「生理後の一週間」です。生理後における女性の体は、脂肪燃焼効果も高い女性ホルモンであるエストロゲンが多く分泌されています。生理後の一週間はパワーヨガや激しい筋トレをしてもさほど体に負担が掛からず、新陳代謝が良い時期なので痩せやすいのです。運動で痩せやすい時期は、ファスティングの効果がある時期とも重なります。

また、生理不順の人は「排卵日」を目安にファスティングを行いましょう。女性の体は生理が終わったとの卵胞期~排卵期が最も痩せやすいといわれています。自分の排卵日がいつなのか、尿をかけて分かる排卵日ステッカーなどを使い、確かめてみると便利です。

生理後に3日間のファスティングがおすすめ

本格的なダイエットでファスティングを行う場合は、3日間に及ぶ集中ファスティングがおすすめです。

1日目 2日目 3日目 4日目
朝食 普通に取る 水分のみ 水分のみ 胃に優しいものを食べる
昼食 普通に取る 水分のみ 水分のみ 胃に優しいものを食べる
夕食 ファスティングスタート

食べない、水分のみ

水分のみ 胃に優しいものを少量食べる 普通に取る

丸三日間固形物を食べないファスティングもありますが、上記の方法のほうが何も食べない日は1日だけで済みます。また、前日の夜からスタートしたほうが睡眠をはさんでファスティングができるため、空腹もそれほど感じないで済むでしょう。

ちなみに、水分のみのときは酵素ジュースを取り入れるほか、ヘルシーな野菜スープもおすすめです。

ハートの人参たっぷりベジブロスープ

野菜の皮や切れ端で、栄養満点のベジブロスを作り、ハートのにんじんいっぱいの具の、シンプルな優しい味わいの家庭円満スープです。

作り方はこちら→https://vegeness.com/recipe/western-food/13492/

生理後は食欲が減るチャンスの時期

生理後の1週間は、食欲が抑えられるメリットもあります。生理後の女性ホルモンはエストロゲンが中心となり、代謝がアップします。この時期は体に水分や脂肪をためようとはしないので、食欲もそれほど旺盛にはなりません。食欲が抑えられている生理後の時期にファスティングをしたほうが、空腹も我慢しやすいのです

反対に生理前の時期はプロゲステロンの女性ホルモンが増えます。こちらのホルモンは体内に水分や脂肪をため込もうとし、食欲が旺盛になってしまいます。少量の食事では満足できず、たとえ食べる量を抑えても体が吸収してしまうため、ダイエットも成功しにくいです。

生理前のファスティングには注意点も

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ファスティングが成功しやすいのは、生理が終わった後の1週間です。反対に、生理が始まる前の1週間は体がむくみやすく脂肪もためやすいので、ファスティングをしても成功しにくいでしょう。

しかし「どうしても来週の同窓会までに痩せたい」「生理前でも調子が良いからファスティングしたい」といったケースもあります。ここからは、ファスティングには不向きともいえる「生理前のファスティング」について見ていきましょう。

生理前は最も食欲があって断食が辛い

先述しているように、生理前の体は非常に痩せにくいです。生理が始まる1週間前の時期は、黄体ホルモンであるプロゲステロンの量が増えます。プロゲステロンは赤ちゃんを迎えるための女性ホルモンであり、栄養や水分を体内に加えて赤ちゃんを迎える準備をします。そういわれると、生理前に太りやすいのは仕方ないかもしれません。

また、妊娠中は食欲が増えるといわれていますが、生理が始まる1週間前も同じです。赤ちゃんを迎えるための準備をプロゲステロンが始めるため「体にたくさん栄養を取り込んで!」と脳に指令を出すのです。そのため、この時期のファスティングは旺盛な食欲と戦うことにもなります。

結果が出なくても焦る必要はない

生理前の女性の体は、自然と水分をため込みやすくなるため、極端なことをいうと「水を飲んでも太る時期」といえます。そのため、生理前にファスティングをしても体重が全く減らない、ということもあるのです。旺盛な食欲を我慢してファスティングをしたのに、結果がついてこなければガッカリしてしまうでしょう。

しかし、生理が始まり、それが終わると同時に体のむくみは取れ、余分な水分は排出されます。そのため、生理前のファスティング効果が、生理が終わった後に表れることも多いのです。ファスティングを無理せず継続していれば、生理が終わった後に急に体重が1~2キロ落ちるということも珍しくありません。

ファスティングは生理周期と合わせて賢く行おう

女性のダイエットは生理周期に合わせて行ったほうが良い、ということを見聞きします。それはファスティングにおいても同じです。その上で、覚えておいてほしいポイントは3つです。

  • 生理中のファスティングは避ける
  • 最もファスティングに適しているのは生理が終わったあと
  • 生理前の時期はファスティング効果が出にくい

女性の体は常にホルモンバランスが影響しています。無理なくファスティングを続けるためには、生理周期とうまく付き合い、効果が出やすい時期を狙って行いましょう。

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