ファスティング(断食)の頻度は目的次第!理想的な間隔の空け方
ファスティングは1日やったら終わりということはなく、継続して繰り返すことで期待する効果を得られやすいです。
しかしファスティングを繰り返し行うことが大切であっても、どのぐらいの頻度で行えばいいのか分からない人もいるでしょう。
この記事では、ファスティングを行う理想的な頻度やどのくらいの間隔で開けて行えばよいかについて詳しく紹介していきます。
Contents
月何回やると良い?ファスティング(断食)の理想的な頻度
ファスティングを行う理想的な頻度 は、1日の短期間ファスティングの場合、月に1回程度行っても問題ありません。食べすぎて胃が疲れていると感じた時に行うのがおすすめです。
一方、3日以上の本格的なファスティングの場合、2ヶ月は間を空けてください。3日以上の本格的なファスティングをやりすぎると、栄養失調や体調不良を起こす可能性が高いです。ファスティングはダイエット目的で行うのではなく胃腸機能の改善やデトックスを目的として行う手段の一つです。
何度もファスティングを行うと体重は減るかもしれませんが、筋肉量の低下を起こしてかえってダイエットしにくい体質になってしまいます。そのため、ファスティングのやりすぎには注意してください。
以下、理想的なファスティング(断食)の頻度の目安を表にまとめました。
内容 | 頻度の目安 | |
16時間断食(オプティマムファスティング) | 朝食か夕食を抜き1日2食にする、水分で食事を代用 | 月1~2回 |
1日ファスティング | 朝昼晩、すべて水分を中心とする | 月1~2回 |
3日間ファスティング | 3日間にわたり朝昼晩、すべて水分を中心とする | 2カ月に1回 |
断食のペース(間隔)は目的によって変わる
ファスティング(断食)の種類によって目的が変わります。種類ごとの目的を下表にまとめました。
目的 | |
16時間断食(オプティマムファスティング) | 胃腸機能を整える |
1日ファスティング | むくみ改善、宿便の排出 |
3日間ファスティング | 体質改善、思考力の向上(脳をクリアにする) |
例えば「このところ飲み会続きで胃腸が非常に弱ってきた。明日は胃腸機能を整えたい」というのであれば、半日ファスティングをまずは1回行うだけでも、胃腸機能の改善に期待できます。
しかし食べる量が増えすぎて体重が増えてしまったという人は、少ない食事でも満足できる体質にするために、3日間ファスティングを行うと良いでしょう。
しかし、3日間ファスティングを1週間おきに続けてしまうと体に負担がかかってしまうので、2カ月ほど間隔を空けて行うのが理想です。
3日間ファスティングのスケジュールと詳しいやり方について以下の記事で説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ファスティングはやればやるほど良いのか
ファスティングはあえて食事を取らないことにより、内臓機能を休ませて腸内環境を整えるという健康方法です。ファスティングは継続して行う方が、1回のファスティングに比べて効果を実感しやすいです。
しかし、断食であるファスティングは、やればやるほど良いということはありません。あまりストイックにやってしまうと、体に必要な栄養を取ることができず、骨粗しょう症や貧血などのトラブルを引き起こしてしまいます。そのため、ファスティングを行う頻度はその内容によって変えなくてはなりません。
ファスティングを行う周期を決めよう
ファスティングを継続しておこなうためには、あらかじめファステングを行う周期を決めておくことが重要です。頭の中で「今月ファスティングをやったから来月もファスティングをするぞ!」と決めても、いざ翌月になってみると前回行った日にちを明確に覚えていなくて、1ヶ月あいだが開く前にファスティングを実践してしまったということも少なくありません。そうならないためにも、カレンダーに毎月決まった日にファスティングをやると決めて書き込みをすることがおススメです。
ファスティングをする日を可視化することにより、実行日はお腹が空く日だから無理はしない、予定は入れないといった予防を立てることができます。また、あえて予定を入れておくことで、食材を無駄に買うこともなくなるでしょう。
そしてカレンダーに予定を書き込むことは、実行後に「これだけ頑張った」という印にもなります。正しい頻度とモチベーションを保つためにも、あらかじめファスティングの周期決めておくことは大切です。
自分が続けられる間隔を見つけよう
ファスティングを失敗してしまう理由として「大変で続けられなかった」というのは多いです。
例えば1日ファスティングの場合、月に1回程度続けることが大切です。しかし、いざやってみたら大変で「これを毎週続けるなんて絶対にムリ!」と辞めてしまう人が多いのです。
そこで始めた当初は無理のない間隔でとどめておくことが大切です。1日ファスティングより半日ファスティング、月に1回の間隔ではなく、2ヶ月に1回の間隔にするなど、あくまで自分が続けられるペースから始めていきましょう。
無理のないスケジュール1例 月1回の16時間(オプティマムファスティング)から始める→月1回の1日断食をする→慣れてきたら2ヶ月に1回の3日間ファスティングにする |
女性は体の周期に合わせたファスティングを
ファスティングは継続して行うことが大切ですが、時期によっては本当に辛い時もあります。特に女性の場合、女性ホルモンの影響が大きく、ファスティングをしても体が重く感じるときがあるでしょう。 以下のような時期は、ファスティングの成果が出にくいときです。
- 生理中
- 生理前1週間
生理前と生理中は、女性ホルモンが大きく乱れるときでもあり、ファスティングをしても体重が落ちにくかったり、便秘になりやすかったりします。
特に生理中は普通に食事をしていても貧血になりやすいため、ファスティングはいったん中止しましょう。そして生理前はPMS(月経前症候群)と呼ばれる症状が起きやすく、精神的・身体的不調が起こる時期です。代謝が悪くファスティングの効果が出にくい時期でもあるので、この時期のファスティングも避けた方が良いでしょう。
体重が増えたらファスティングをする方法もアリ
ダイエット目的でファスティングをする人も多いでしょう。ファスティングは継続することで理想的な体重をキープすることもできます。
ただ、ずっと継続してファスティングすることが難しい場合は、体重が増えたタイミングを見計らい、年に4回程度のペースでファスティングをする方法もあります。
体重が増えたら行うファスティングの一例
1月 | 3日間集中ファスティング(1~2キロ減る) |
2~4月 | 普通に過ごす(体重が1~2キロ増える) |
5月 | 3日間集中ファスティング |
6~8月 | 普通に過ごす |
9月 | 3日間集中ファスティング |
10~12月 | 普通に過ごす |
年に3~4回のペースで集中してファスティングをすると、体重の増加を防ぐことができ、年齢を重ねても美しい体重をキープすることができます。
ただ、ファスティング初心者の人がいきなり3日間にもおよぶ断食をするのは危険です。この方法はあくまでファスティングに慣れている人に向けたやり方です。初心者の人が3日以上のファスティングに挑戦する場合は、ファスティング指導者のもと実践するようにしましょう。
自分の健康体重を知っておこう
ちなみにダイエット目的でファスティングを行う場合、自分の健康体重を知っておく必要があります。
身長別に見た健康体重 女性の場合
(標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22をベースとする)
身長 | 健康体重の目安 |
153cm | 51.5㎏ |
156cm | 53.5㎏ |
160cm | 56.3㎏ |
165cm | 59.9㎏ |
ファスティングで体重を減らす必要があるのは、この健康体重よりも多めの人です。健康体重よりも軽い人の場合は、ファスティングを行う頻度を少なめにした方が良いでしょう。
反対に健康体重よりもかなり重いという人は、実行する頻度を多めにし、スムーズに体重を減らすことが必要です。
まとめ:半日~1日断食を月一回からはじめてみよう
ファスティングの頻度は、その方法によってある程度決まっています。やる目的や、その人の体重によっても実行する間隔は変わってくるでしょう。
ただ、共通していえるのは「無理のないスケジュールは立てない」ということ。無理をして実行し、ファスティングが苦痛になってしまえば意味がありません。まずは自分が実践しやすい頻度を明確にし、体調やライフスタイルに合ったファスティングの計画を立てていきましょう。
まずは、半日~1日断食を月一回からはじめてみると体に負担がかかりません。ファスティング初心者の方は、このくらいの短期間でできるファスティングから始めてみてください。
【裏技】リバウンドせずダイエットをしたい人へ
ダイエット目的でファスティングを始める人も多いですが、実際にはファスティングでダイエットに失敗する人もいます。なぜなら、食べないことを我慢しすぎて反動で食べすぎてしまうから。
ファスティングによって筋肉量が減った状態で食べすぎてしまうとリバウンドでファスティングを行う前よりも太ってしまう可能性が高いです。
そのため、ファスティングは胃腸機能を改善し健康的な生活を送るために行ったり、絶対に反動で食べすぎないという自信がある人のみ行ったほうがよいでしょう。
もし、ファスティングの反動で食べすぎてしまうかも・・・と不安に感じる人は、メディカルダイエットという選択肢を選んだ方が合っているかもしれません。
メディカルダイエットとは、1日1回GLP-1を飲むだけで食欲をコントロールするダイエット方法です。
GLP-1を体内に取り入れると以下のメリットがあります。
GLP-1を飲むメリット |
・空腹感が減少するため食べ過ぎることがなくなる ・消化スピードが緩やかになり体脂肪がつきにくい体になる ・脂肪分解の促進作用があるので基礎代謝が向上する |
GLP-1は食べ過ぎを抑えられるだけでなく脂肪がつきにくい体質になるので、今までの生活のままでも痩せやすい体になります。
つまり、きつい運動や食事制限をしなくてもダイエットに成功しやすい体になるということです。ダイエットの効率面で見た時はオートミールよりもメディカルダイエットの方が優れているでしょう。
ただし、人によって合う合わないがあるため必ず医師に相談してから検討してみてください。
DMMオンラインクリニックなら隙間時間にオンラインで医師に相談できます。ご自身の状況にあわせて医師からダイエットに関する指導を受けられるので短期間でダイエットに成功したいなら相談してみる価値はありです。
今年の夏に水着を着たい人は、メディカルダイエットを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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