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オートミールは離乳食にもピッタリ!乳幼児が楽しめるオートミールを使ったレシピ

大人のダイエット食品としてオートミールが注目されています。食物繊維や鉄分、タンパク質などの栄養素がたっぷり詰まったオートミールは、さまざまな健康効果があるとしてとても話題になっています。

しかしオートミールは大人向けのレシピだけでなく、乳幼児の離乳食としても昔から使われています。今日はオートミールを使った離乳食のレシピ紹介や、乳幼児にオートミールを与える際の注意点などを詳しく紹介します。

オートミールは離乳食として使える

大きなお口をあけて離乳食をあーんの写真

オートミールは離乳食にピッタリの食材です。

そもそも離乳食は母乳やミルクでは不足しがちな、ビタミン、ミネラル、たんぱく質などを補うためのものです。離乳食はお米から作るおかゆがスタンダードですが、実はお米にはビタミンやミネラルがそれほど含まれていません。

しかしオートミールならそれらの栄養がたっぷり含まれています。乳幼児期には骨や血液成分を作るミネラルが必要ですが、オートミールで離乳食を作れば、そのようなミネラルやビタミン群もスムーズにサポートできます。

欧米ではオートミールのベビーフードが当たり前

日本ではお米をベースにした離乳食が多いですが、欧米ではオートミールを使った離乳食が一般的です。オートミールを使った離乳食には以下のような利点があります。

  • オートミールなら電子レンジ調理で簡単にできる 
  • ビタミンやミネラルなど乳幼児に必要な栄養を一度に取れる 
  • 野菜などと一緒に煮込むことができるので、大人向けのレシピと一緒に調理が可能

日本人に比べて家事の時間が少ない欧米では、ベビーフードも手軽に取り入れていると言われています。お米の場合は研いで炊いてからおかゆにするといった手間が掛かりますが、オートミールなら少しの水分を含ませて加熱すれば、あっという間に即席離乳食が完成します。忙しい親こそ、ぜひオートミールを使ってスピーディーな離乳食を作るのがおすすめです。

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離乳食でオートミールを使うメリット

紹介しているとおり、オートミールを離乳食で使うのは、時短調理にもなって栄養が豊富といったメリットがあります。そしてそのほかにも

  • 離乳期に必須である栄養素がお米よりも豊富に含まれている
  • 水溶性の食物繊維が多く、赤ちゃんの便通を整えてくれる
  • グルテンフリーなのでアレルギーの心配が少ない
  • 調理が簡単で忙しいときの時短レシピにもなる

といったメリットがあります。

離乳食に移行する時期の赤ちゃんは便秘に悩まされる事例が少なくありません。しかし水溶性・非水溶性食物繊維の両方を持つオートミールなら、赤ちゃんの腸内環境を整え便秘解消にも役立ちます

またオートミールは大麦からできていますが、そもそもグルテンフリーなのでアレルギーが気になる方も安心です。ただし、小麦アレルギーの乳幼児には念のため「グルテンフリー」と明記された商品を選びましょう。

オートミールを使った離乳食レシピ

離乳食で口元ぐちゃぐちゃな赤ちゃんの写真

オートミールは水を混ぜて加熱すると、おかゆのようにして食べることができます。赤ちゃんの離乳食として利用する際は、月齢に合わせた水分量を調節してあげましょう。ここからは、月齢別に見たオートミールの離乳食レシピを紹介します。

離乳食初期は定番のオートミールのおかゆ

初めて離乳食を食べる赤ちゃんにも、オートミールのおかゆはおすすめです。月齢5~6か月の赤ちゃんには、基本のオートミールのおかゆを作ってあげましょう。

オートミールのおかゆ

【材料】
・オートミール      小さじ2
・水           大さじ3 

【作り方】
1.深めの器にオートミールと水を入れて軽く混ぜる
2.ラップをかけずに電子レンジ500ワットで1分温める

水だけで作ったオートミールのおかゆにも、ほんのり甘味があるため、赤ちゃんの離乳食初期に向いています。あげる際は熱さに注意して冷ましてからあげましょう。

ちなみにこのおかゆは離乳食全般にアレンジすることができます。以下は月齢別に見た材料と調理時間です。

月齢5~6か月7~8か月9~12か月
オートミールの量小さじ2小さじ4小さじ6
水の量大さじ3大さじ4大さじ5
500w電子レンジの時間1分50秒50秒

オートミールのおかゆは水だけでなく、ミルクやだし汁などで作ることもできます。特に色々な味に慣れてくる離乳食中期以降は、さまざまな味を加えておかゆを作ってあげると良いでしょう。

離乳食中期は野菜を加えたオートミールの離乳食

いろいろな味に慣れてくる離乳食中期は、栄養のバランスを考慮してオートミールに野菜を加えてあげましょう。

人参とアスパラのオートミール粥

【材料】
・上記で紹介した7~8か月のオートミールのおかゆ/小さじ4(8g)
・ゆでて2~3mm角に切ったにんじん/5g(小さじ1くらい)
・ゆでて細かく刻んだアスパラの穂先/5g(小さじ1くらい)
・水 / 大さじ4(60ml)

【作り方】
1.深めの器にオートミール、水、下ゆでの済んだ野菜を混ぜる
2.ラップをかけずに500~600Wの電子レンジで1分加熱する。
3.器を取り出し、適温まで冷まして完成

野菜のうまみを生かした離乳食中期のレシピです。塩などの味付けは一切していないので、ほんのり甘いオートミールと野菜の風味が楽しめます。

このレシピのために野菜を細かく刻んで茹でるのは大変なので、あらかじめにんじんやアスパラは多めに茹でてカットし、離乳食用に小分けに分けて冷凍保存しておくと便利です。もちろん他の野菜を使っても美味しく作れます。

後期は手作りで食べられる離乳食も

10か月程度の赤ちゃんは、離乳食も手づかみで食べられる時期です。オートミールで柔らかく形を形成し、手づかみで食べられる離乳食をつくってみましょう。

オートミールのおやき

【材料】
・9~12か月向けオートミールのおかゆ 小さじ6(12g)
・加熱してつぶしたじゃがいも/45g
・つぶしたバナナ/15g
・皮をむき小さな角切りにしたりんご/10g
・調整した粉ミルク/大さじ2(30ml)
・サラダ油/適量

【作り方】
1.ボールにオートミールとミルクを入れ柔らかくなるまでふやかしておく
2.潰したバナナとじゃがいもを1に入れよく混ぜる
3.リンゴも加え全体をよく混ぜ合わせる
4.フライパンに油を引き、平べったく形成した3をいれて焼く
5.両面を焼いてお皿に盛り付けて完成

使うじゃがいもはしっかりと加熱し、温かいうちにつぶしておきましょう。バナナとリンゴの甘味が美味しい、赤ちゃん用のおやきです。赤ちゃんにあげる際は適温まで冷ましてからあげましょう。

オートミールを離乳食に使う際の注意点

赤ちゃんの緑と紫のハイチェア

このように、オートミールは離乳食に最適な食材です。ただ、赤ちゃん用にあげるには、オートミールを選ぶ際にいくつかの注意点があります。また野菜などは冷凍することができますが、調理したオートミールを冷凍して使いまわすといったことはおすすめしません。ここからは、オートミールを離乳食に使う際の注意点について見ていきましょう。

添加物は無配合のものを選ぼう

オートミールはスーパーがドラッグストアなどで手軽に購入できますが、離乳食用に購入するのなら添加物無配合の物を選びましょう。具体的には以下のような表示があるものがおすすめです。

  • 食品添加物無配合
  • 砂糖や塩などの調味料は不使用
  • 有機JASマーク もしくは 乳児用規格適用食品が表記されているもの

安全なオートミールといえばオーガニック製品がありますが、実はオーガニック製品でも農薬が使われているものもあります。そのため離乳食用にオートミールを買うなら、乳児用規格適用食品の表記がついている商品を選ぶと安心です。


日食 オーガニックオートミールのおかゆ

上記の商品は、離乳食に最適な乳児用規格適用商品です。1袋に入っている量が120グラムと少な目なので、離乳食を少量ずつ使うのにも向いています。調理しやすいピュアオートミールが入っているので、離乳食だけでなく、大人の食事にも使えますよ。

食べ残しをあげるのはNG

離乳食は赤ちゃんの体調やご機嫌次第で、ときにたくさん余ってしまうこともありますよね。しかし残ったオートミールの離乳食を使いまわすのはNGです。

オートミールは水分を含むとおかゆのような状態になりますが、長時間放置すると雑菌が繁殖することもあります。また食べ残しは余計な水分を吸ってまずくなってしまうので、調理のたびに作り直しましょう。オートミールなら1袋の値段も安いので、離乳食で毎回使ってもコストパフォーマンスを抑えられます。

体質や成長に合わせてオートミールを調整しよう

オートミールは食物繊維が豊富なため、食べすぎには要注意です。赤ちゃんの便秘改善に効果的ですが、1日3食すべてオートミールだとお腹がゆるくなるリスクがあります

とくに離乳食初期の赤ちゃんにあげる際には、あげたあとの様子を見ましょう。はじめは1口、その後徐々に量を増やし、お腹がゆるくならないかを確認します。オートミールは赤ちゃんの腸内環境によっては刺激が強く、お腹トラブルが起きることもあるので、様子を見ながら分量などの調整を行ってください。

オートミールで美味しい離乳食を作ろう

離乳食タイムを待ち望む赤ちゃんの写真

オートミールは乳幼児の食事にもぴったりの健康食材です。お米と違って炊く必要がないため、離乳食作りに時間がないときにも大変便利です。オートミールでおかゆを作り、ゆでた野菜などと一緒に混ぜればそれだけで立派な離乳食が完成します。ぜひオートミールを赤ちゃんの月齢に合わせて調理し、健やかな成長に役立てていきましょう。

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