~調味料を使って飽きないメリハリ料理を~

ヴィーガンの食事は、動物性食品を一切口にしませんが、調味料はどうなのでしょう。一見、動物由来ものがなさそうな気がしますが、かくれ動物食材が使用されているものがあるので、注意しましょう。

〈使用できる調味料の例〉

・昆布だし・椎茸だし

かつおだしはその名のとおり、魚が元となるだしなので、代わりに、昆布だしや椎茸だしを使用する。昆布や椎茸は簡単に手に入るので、家庭でも作りやすい。

 

・野菜だし

チキンコンソメの代わりに使う。キャベツや玉ネギ、人参、セロリなどを使ってだしを取るとよい。動物性食品を一切使わない野菜スープの素は、市販でも購入できる。

 

・メープルシロップ

はちみつの代わりに使用する。楓の木の樹液でできている天然の甘味料。風味豊かで甘味も強く、パンケーキや手作り菓子にも使える。

 

・アガベシロップ

リュウゼツランから作られている甘味料。メープルシロップに比べると、すっきりとした甘みが特徴。

 

・寒天

ゼリーに使うゼラチンは、牛や豚の皮や骨から作られている。ゼラチンより固めに仕上がるが、常温でも溶けださない寒天は、デザートにも使いやすい。

 

・てんさい糖

精製や漂泊のされていない砂糖である。白砂糖の代わりに使われる事が多い。

 

少し分かりにくい“かくれ動物性調味料“として、ヴィーガンの人が口にしないものに、はちみつと白砂糖があります。

◎はちみつ

 はちみつは、花の蜜を集めてできているので、植物由来の食品と考えられます。しかし、蜂の体を介している為、純粋な花の蜜ではないという考え方から、ヴィーガンの人は、口にしません。蜂と自然の営みを、人間が搾取する事に問題があるという事です。はちみつの代用には、メープルシロップやアガベシロップを使います。

 

◎白砂糖

意外ではありますが、ヴィーガンの人は白砂糖も口にしません。植物性では?と思いますよね。

白砂糖の原料はサトウキビであり、つまり植物性です。しかし、白砂糖は、サトウキビの茎の汁を絞り出して不純物を沈殿させ、上澄み液を採取し、煮詰めて結晶を作ります。この結晶が白砂糖になるのですが、精製過程で骨炭を使って不純物を濾過し、砂糖を漂泊するのです。骨炭とは、動物の骨を炭状にしたものである為、ヴィーガンの間では、動物性に分類されるのです。

黒砂糖は未精製であるので、植物性に分類されますが、三温糖の様に焦げて茶色になったものもあるので、未精製かどうか、表記の確認が必要です。白砂糖の代用には、てんさい糖や黒砂糖を使います。

 

ヴィーガンの食事では、使える調味料も制限されますが、食材に比べると使用できないものが少ないので、味付けを楽しむ事ができます。

 スパイスや香辛料は、ほとんどが植物性である為、カレーパウダーやターメリック、タバスコや七味唐辛子など、様々な香辛料で味にメリハリを付けると、飽きのこない食事ができます。子供にも人気のトマトケチャップも、トマトをベースに、動物性のものを一切使っていません。いろいろな料理にも合わせやすい調味料です。マヨネーズは卵を使用している為、NGです。現在は、卵不使用のマヨネーズも販売されています。

醤油やみりん、ワサビなどの日本独自の調味料は、味にコクが出るものが多く、栄養価の面でも優れているので、積極的に使用すると良いでしょう。他にもマスタードやピーナッツバター、サルサソースなど、使える調味料はたくさんあります。

 ヴィーガンの食事で使用する植物性食品は、動物性食品に比べて、塩分含有量の低いもの、もしくは、塩分含有量ゼロのものが多い為、お気に入りの調味料を使って味にメリハリを付ける事で、限られた食材で美味しく食事を摂る事ができるでしょう。

 

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