~魚の代替食材~

ヴィーガンの考え方は,“人間は動物を搾取する事なく生きるべき”というもの。もちろん魚を食べる事もNG。魚は、痛覚が鈍感であると考えられている為、ベジタリアンの中には、魚を食べる方もいます。ヴィーガンが魚を食べない理由として、体の健康と環境破壊防止があります。

現在、海のプラスチックごみ問題が深刻化しています。海に排出されてしまったプラスチックごみは、自然に戻るまでに、なんと、500年もの歳月が必要だそうです。時間をかけて細かくなったプラスチックごみを口にした魚介類は、簡単に消化する事ができず、未消化の状態で体内に残ってしまいます。プラスチックごみを食べてしまった魚介類を、私たち人間が口にします。体に悪影響である事は、間違いないですよね。この様に、元々は、人間が環境破壊を繰り返し起こしているのです。

また、人間が、このまま漁獲を続けていくと、あと30年程で海に生存する魚がいなくなると言われています。しかし、魚に含まれる栄養は高く評価され、摂取を推奨されています。

ではここで、魚に含まれる栄養を見てみましょう。魚に含まれる栄養は、私たち人間の体に必要なものばかりなのです。

 

魚の栄養

DHA(ドコサヘキサエン酸)

認知症予防や改善、抗アレルギー作用があり、魚と言えばDHAと言う様に、注目されている栄養素である。

タンパク質

筋肉や体作りの元となる大切な栄養素である。

カルシウム

骨や歯を丈夫にする働きがある。

EPA(エイコサペンタエン酸)

脳血栓や心筋梗塞などの成人病を防ぐ働きがある、体のお掃除役である。

タウリン

血圧を正常に保ち、悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やすなど、体に必要な多くの役割を果たしている。

 

子供の健やかな成長や成人の生活習慣病の予防にも繋がる魚介類ですが、私たちがこのまま魚を食べ続ける事が、実際に良い事なのでしょうか。ヴィーガンの、“魚を摂取しない”という考えは、環境破壊から地球を守るという意味が強いのですね。

魚の代替品

ヴィーガンの食事で魚の代替として使われる食材は、肉の代替食材に比べると少なく、穀物であるヒエとアマランスが主に使用されます。

ヒエ

 ヒエは、イネ科の作物で、縄文時代から食べられている日本最古の穀物です。一般的には、あまり食べられていない食材ですが、栄養価の高さが評価され、見直されています。タンパク質や食物繊維、マグネシウムなどの栄養は、白米よりも勝っています

ヒエは、白米と同じ様に炊いて食べるか、白米に混ぜて炊きます。最近では、工夫されたレシピが続々と考案されています。

◎ヒエフィッシュフライ

・ヒエ  1/2カップ
・水   1カップ
・塩   ひとつまみ
・山芋  40g
・塩   ひとつまみ
・小麦粉 30g
・水   60g
・植物性パン粉  50g
・焼き海苔 6切を4枚
・揚げ油 適量

①鍋に水を入れて沸騰したら、ヒエ・塩を加え、混ぜながら煮る。
②水気がなくなったら蓋をして弱火で10分蒸す。
③火を止めて、軽く混ぜ、蓋をして10分蒸らす。
④炊いたヒエ・長芋のすりおろし・塩をフードプロセッサーでよく混ぜる。
⑤海苔の上にのばし、水溶き小麦粉とパン粉を付けて揚げる。

ヒエは通販でも手軽に購入できるので、魚の代替として、是非使ってみて下さい。

アマランス

 アマランスは、南米で古くから栽培されていたやや苦みのある穀物です。プチプチとした食感から“たらこミレット”と呼ばれています。アマランスは、精白米に比べ、ビタミンEが45倍、カルシウムが32倍、他、ビタミンB群や鉄、マグネシウムや食物繊維多くの栄養素の値が高くなっています。

◎アマランスのたらこ風パスタ

・アマランス 1カップ
・水  3カップ
・生姜 1片
・塩  5g
・昆布だし 60ml
・醤油 大さじ2
・米油 大さじ2
・にんにく 1片
・塩  5g

①アマランスを、目の細かいザルで洗い、鍋に入れてさっと煎る。
②水・生姜・塩を加え、中火5分→弱火15分で炊く。
③火を止め、生姜を取り出し、10分蒸らす。
④フライパンに米油・みじん切りにしたニンニクを入れて炒める。
⑤④に炊いたアマランス・昆布だしを加え、醤油と塩で味付けをする。
⑥パスタにかけてできあがり♪

まとめ

 アマランスも、通販で手に入ります。魚の代替の加工品は肉の代替品に比べると種類も少なく、手に入りにくい為、ヒエやアマランスなど、手に入りやすい穀物を使って、魚介風料理を楽しみましょう。

関連記事