ヴィーガンが不健康といわれるのはなぜ?その理由と対策を徹底解説

ヴィーガンはベジタリアンの一種であり、肉や魚を食べないことで地球環境にも貢献できます。また動物性食品をとらないビーガンは、実践することにより健康な体になれるとも言われています。

しかしその一方で、ヴィーガンに対する厳しい意見があるのも事実です。 特に「ビーガンは実践すると不健康になる」といった意見は多く、ヴィーガンに対する偏見もあります。

なぜヴィーガンは不健康といわれてしまうのか、今日はその理由と、不健康にならないための対策について見ていきましょう。 

ヴィーガンが体に悪いと言われる理由

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ビーガンをネットなどで検索すると「不健康になった」「体に悪いからやめた方が良い」と言った意見も見聞きします。まずはなぜヴィーガンが不健康だと言われるのか、まずその理由について見ていきましょう。

その1.日本人は「バランスの良い食事を」といわれ育ってきた

今も同じですが、日本人は小さい頃から「バランスの良い食事をとりましょう」と言われ育ってきました。バランスの良い食事というのは主食であるお米を始め、肉や魚、野菜、果物、きのこ類など、全ての食材を少しずつ食べることが良いとされています。

しかし ヴィーガンの場合、肉や魚、乳製品などを取ることができません。おかずのメインである肉や魚を食べないなんて、体に良いわけがない!そう考える人も少なくないのです。

 その2.魚を食べないなんてありえない

なかでも、ビーガンが魚を食べてはいけないということに対し、疑問を感じる人は多いです。特に島国である日本は、肉よりも魚を食べて生きてきた歴史があります

特に戦争中といった食料が少ない時代、魚は日本人にとって重要なタンパク源でした。また魚に含まれる DHA は頭の働きを良くしたり、血液をサラサラにする効果があったりします。そして肉よりも脂質やカロリーの少ない魚は、食べることで成人病を引き起こすといったリスクは少ないのです。菜食とはいえ、健康に良い魚まで制限することはないのではないか?そうした疑問からヴィーガンは不健康だと言う人もいます。

その3.偏見があり人間関係のトラブルも

厳格なヴィーガンを実践している人はアルコールを飲むことも難しいため、飲み会などの付き合いができないケースもあります。お酒はもちろん、肉や魚、乳製品も食べることができないビーガンは、付き合いの悪い人だとして人間関係にトラブルが生じることもあるのです。

また地球環境を保護する意見に対しても「プラスチックを使っているくせに意味がない」「車に乗って排気ガスを撒いているくせに」など、いわゆるアンチヴィーガンという立場の人もいます。ヴィーガンに対し嫌悪感がある人は、ヴィーガンなんて意味がない、必要な栄養が摂れないのは不健康だと、はなから考えてしまうのです。

正しくやればヴィーガンはむしろ健康的

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ヴィーガンは人に押し付けるものではなく、自分が楽しんで行うことが大切です。そのうえで、正しく行えばヴィーガンが健康に悪いということはありません。むしろ肥満の人は痩せることができ、成人病などを予防することもできるのです。ここからは、なぜヴィーガンが健康に良いのか、その理由について見ていきましょう。

バランスの良い食事の意味とは

例えば今の日本人の多くは、バランスの良い栄養である給食を食べて育ってきました。給食はまさに一汁三菜がそろったバランスの良い食事です。

しかし、大人になっても給食のようなバランスの良い食事を食べている人はどのくらいいるでしょうか。むしろ、肉やお菓子など、高脂質で高カロリーなものを食べ過ぎる人が多いのです

飽食である現代は、食べておいしいと感じる高脂質・高糖質のものに依存している人が増えています。ヴィーガンはそのような食事に待ったをかけ、人本来が必要とする栄養だけを取り入れるため、健康になれるのです。

動物性食品は摂らなくても生きていける

肉や魚を食べないのは栄養が足りないと懸念されますが、結論からいうと人間は動物性食品を摂らなくても生きていけます。これは、肉や魚を食べていない時代の先祖を見ても分かるでしょう。

ただ、動物性たんぱく質を摂ることにより、日本人の寿命は伸びたことも確かです。そのため、ヴィーガンでも必要なビタミンやタンパク質を意識して摂らないと、寿命は短くなるといった研究報告もあります。

それでも、高脂質・高糖質なものを食べ続けて成人病となり、薬を飲みながら長生きをするのと、健康的に最後まで生きられるのはどちらが良いでしょうか。ヴィーガンだからといって絶対に健康的な最後を遂げられるとは限りませんが、余計な脂質を摂らないヴィーガンは成人病になるリスクがとても低いのです。

ビタミンのバランスを考えれば失敗しない

ヴィーガンが不健康だとされる理由は、動物性食品を摂らないために、次のような栄養が足りないといわれているからです。

  • ビタミンB12 
  • 鉄分
  • タンパク質

確かにこれらの栄養は、動物性食品を中心に摂れることが多いです。特にビタミンB12は動物性食品からしか取れない栄養です。しかし、人は本来ビタミンB12の必要量を持って生まれてくるとされ、動物性食品を摂らないからといってB12の欠乏症になってしまうことは考えにくいのです。

ちなみにビタミンB12に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

ヴィーガンに足りないとされるビタミンB12 その真実と対策方法

また、鉄分やタンパク質においても、大豆や穀物を通じてしっかりと摂れることが分かっています。ヴィーガンは限られた食材をバランス良く食べることで、栄養不足になることはまずありません。

ヴィーガンで不健康になった人の事例

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それでもヴィーガンを実践して「不健康になった」という声も多いです。ただ、こうした声にはいくつかの共通点があります。最後に、なぜヴィーガンを実践して不健康になったのかその原因について見ていきましょう。

体調が悪いときにスタートさせた

ヴィーガンを実践するきっかけはさまざまですが「いまの体調を変えたい」との考えからヴィーガンを実践する人は多いです。それは構わないのですが、なかにはまず医師に相談してから実践すべきだったケースもあります。

  • 貧血があった
  • 肥満、高血圧だった
  • 持病があった

肥満や高血圧を改善すべくヴィーガンを実践する人は多いです。しかし、そのような人はこれまでたくさん動物性食品を食べている傾向が強く、いきなりヴィーガンを実践すると栄養失調になることも考えられます

悪い体調を良い方に変えたいのなら、徐々に食生活を変えることが重要です。いきなり肉や魚を一切食べないのではなく、まずは週末だけヴィーガン食に変えるなど、少しずつ体を慣らしていくことも大切です。持病や貧血、肥満に悩む人は、自己判断で急にヴィーガンを実践するのではなく、医師や栄養士に相談してから実践するのが良いでしょう。

完璧を目指し過ぎ

ヴィーガンは動物性食品を摂らないため、厳密には白砂糖やアルコール、保存料や着色料の入った食材も食べることができません。完璧を目指してヴィーガンを実践すると、次のような弊害もあります。

  • 限られた料理しか食べられないことのストレス
  • 自炊しなくてはならないストレス
  • 外食できないことのストレス

ヴィーガンが不健康だといわれる理由には、実はストレスが大きいのではと言われています。そのストレスが限界をむかえたとき「もうやめた!ヴィーガンなんて不健康だ!」という人も少なくないのです。

あくまでヴィーガンは自分が楽しくやるものであり、絶対に完璧を目指さなくてはならない、というものではありません。ストレスがたまって不健康になってしまっては本末転倒です。

まとめ

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ヴィーガンは不健康になる、といった声は、残念ながら後を絶ちません。それにはさまざまな要因がありますが、やはりストイックにやりすぎると精神的なダメージも加わり「やらなきゃよかった」と感じることもあるようです。

例えば歌手のポール・マッカトニーは、1週間に1回「Meat free Monday」を遂行し、月曜日だけ菜食主義を実行しています。こうした気軽な気持ちでヴィーガンを実践すれば、極端に栄養不足になることもなく、ストレスをためずにヴィーガンを実行できるでしょう。健康的にヴィーガンを行うには、楽しく、無理をしないことが大切です。

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