オートミールはスープに入れると美味しい!簡単シンプルな調理方法を紹介
オートミールにはたくさんの調理方法がありますが、初心者でも美味しく簡単に食べられるものとして「スープ」があります。
もともと粒の細かいオートミールは、スープにさっと加えるだけで程よく溶け、のど越しの良いスープの材料になります。とろみを加えたいときにも大活躍で、オートミール入りスープならそれだけでも1食分の食事になります。
今回はオートミールで作る簡単スープのレシピや、スープにするとどのようなメリットがあるのかを詳しく紹介します。
Contents
オートミールはスープに入れると栄養価アップ
オートミールをスープに入れると栄養価もアップします。それはオートミールに含まれる次のような栄養がプラスされるからです。
- 食物繊維
- 鉄分
- カルシウム
- ビタミン
例えば野菜たっぷりのスープはビタミンを中心に栄養が取れますが、食物繊維や鉄分という栄養はなかなか取ることができません。しかしオートミールを加えることで、野菜では取りにくい栄養もしっかり取ることができます。
とくに食物繊維を補えるのは嬉しいポイント
オートミールにはいろいろな栄養が含まれていますが、一番含有量が多いのは食物繊維です。
食物繊維は現代人に足りない栄養であり、適度に取ることで腸内環境を整えてくれます。
腸の動きが活発になることで便秘解消やダイエット効果もアップし、満足感を維持して食べ過ぎを予防することができます。スープにオートミールを加えるとこうした作用に期待でき、 いまある不調を改善するきっかけになるかもしれません。
セカンドミール効果で食欲をコントロール
オートミールに含まれる食物繊維にはβグルカンが含まれており、これが満足感を維持して食べすぎを抑制する効果があります。
とくに朝食にオートミールを食べると、食欲を抑える効果は昼食まで続きます。これをセカンドミール効果といい、朝食、昼食ともに血糖値の上昇を抑え、太りにくい体をサポートしてくれます。
朝食にはみそ汁やスープを飲む人も多いでしょう。そんな飲み物のなかにオートミールを加えるだけでも、ゆるやかなセカンドミール効果に期待できます。
スープ+オートミールは効果的なダイエット食品
ちょっと前に「スープダイエット」が大流行したのを覚えているでしょうか?
スープダイエットはその名の通り、具だくさんのスープだけを食事にして炭水化物を控えるダイエット方法です。多くの水分を取ることから満腹感も高いのですが、時間が経つとすぐにお腹が空いてしまうのがデメリットでした。
しかしスープにオートミールを加えると、程よい糖質が満腹感を高め、セカンドミール効果で時間が経ってもお腹が空きにくくなります。スープの材料にオートミールを加えるだけでも立派なダイエット食品になるので、ダイエット中の方はぜひ試してください。
オートミールで作る時短スープレシピ
オートミールは出来上がったスープに大さじ2~3杯加えるだけで、美味しいオートミールスープが完成します。 コーンスープやコンソメスープはもちろん、みそ汁やシチューなど、どのスープに加えても構いません。
またスープを作るのが面倒、という場合は、インスタントのスープの素を使うのがおすすめです。
オートミール+みそ汁のもと
オートミールはインスタントの味噌汁の素と合わせても美味しく召し上がれます。
生みそタイプの味噌汁のもと、フリーズドライタイプなど、みそ汁ならなんでもOK。もちろん、出汁から手作りした自家製のお味噌汁にに加えても美味しいです。
今日はみそ汁の具材がないからワカメだけ、なんていうときもありますよね。そんなときオートミールを加えると、食物繊維や鉄分の栄養バランスも取れたみそ汁が完成します。
オートミール+スープのもと
オートミールはスープの素と混ぜ合わせて食べると美味しいです。
使うスープの種類はなんでもOK、コンソメスープやコーンポタージュ、わかめスープやオニオンスープもオートミールを加えると美味しいです。とくに洋風のスープの場合、オートミールを加えるだけで程よいとろみが増し、ますます美味しくなります。
粉末タイプのスープの素なら、オートミールと一緒に入れて熱湯を注ぐだけで完成です。また市販のカップスープなら、そこにオートミールを入れて熱湯を注いでも美味しく召し上がれます。
オートミール+お茶漬けのもと
オートミールはお茶漬けにしても美味しく食べられます。
お茶漬けの素を使って調理する場合は、あらかじめオートミールを米化するのがポイント。水でふやかし加熱したオートミールに、お茶漬けの素をサラサラ加え、熱湯を注ぐだけで完成です。
もともとお米のようにして食べられるオートミールは、出汁の風味が美味しいお茶漬けと相性が良いです。白米のお茶漬けよりも糖質やカロリーが抑えられ、食物繊維やビタミンをしっかり取ることができます。
食材を足せばもっと栄養効果もアップ
このようにスープの素やみそ汁の素を加えるだけで、オートミールは簡単なスープになります。そしてもっとおいしく食べたい、栄養価をアップさせたい場合はそれらスープに食材を加えて作ってみましょう。
おすすめの具材
- レトルトパウチの豆
- 豆腐
- 乾燥ワカメ
- 水菜やキャベツなど生でも食べられる野菜 など
スープの具材は何を加えても良いですが、上記のような食材なら火を通す必要がないため、時間がないときにもピッタリです。例えば「ワカメ、豆腐、オートミール」が入ったお味噌汁なら、それだけで1食に取るべき栄養が凝縮されており、時間がないときの朝食にもなります。
オートミールで作るスープレシピ
オートミールスープを手軽に食べるなら、上記で紹介したようなスープの素などを活用するのがおすすめです。また、このほかにもオートミールを使って作る、本格的なスープレシピもあります。
オートミールのミネストローネ
イタリアンスープの代表といえばミネストローネ。たっぷりオートミールを加えることによりボリュームがアップし、満足感の高い1品になります。5種類もの野菜が加わっているので栄養豊富、美容効果も高いスープです。
材料
- オートミール 1/4カップ
- 玉ねぎ 1/8個
- にんにく 1かけ
- にんじん 3cm
- インゲン 2本
- ほうれん草 1枚
- トマト 水煮 100g
- 塩 1つまみ
- 胡椒 少々
- オリーブオイル 大さじ1
- 水 150ml
ほうれん草としいたけのオートミールスープ
出汁しいたけの風味が美味しい、本格的な和風スープです。和風スープはサラっとしている分、やや物足りないときもあります。しかしオートミールを加えることで満足感がアップし、これだけでも朝食代わりの1杯になります。短時間で作れるのも魅力です。
材料
- オートミール 1/4カップ
- 干し椎茸 1枚
- ほうれん草 1本
- にんじん 3cm
- ねぎ 5cm
- しょうが 1かけ
- ごま油 大さじ1
<合わせ調味料>
- 醤油 小さじ1/2
- みりん 小さじ1/2
- 酒 大さじ1
- 胡椒 少々
- 干し椎茸の戻し汁 50ml
- 水 150ml
粉類不使用!オートミールで簡単チャウダー
小麦粉不使用、オートミールのとろみを生かして作る、野菜たっぷりのクリームチャウダーです。
サツマイモを材料にすることでさらにとろみが増し、1杯でお腹が満足するスープに仕上がっています。野菜は冷蔵庫にあるものでアレンジしてもOK。たくさん作っておけば、毎朝の朝食代わりとしてストックすることもできます。
材料
- さつま芋 1/2本
- 玉ねぎ 1/2個
- 人参 30g
- 椎茸 3枚
- ブロッコリー 40g
- オートミール 40g~50g
- 水 400㏄~
- 豆乳 300㏄
- 顆粒野菜コンソメ 小さじ1
- 塩 適量
- 胡椒 適量
- オリーブオイル 大さじ1
オートミールスープで美味しく健康になろう
オートミールは米化して食べるのが流行っていますが、スープの材料にするのもおすすめです。火の通りやすいオートミールは、スープの材料としてサッと加えるだけでも簡単に調理できます。
また和洋中問わずどの味付けにもマッチするので、スープの具材が足りないといったときにもおすすめです。ぜひ普段飲んでいるスープやみそ汁にオートミールをちょい足しし、栄養価を高めて美容や健康に役立てていきましょう。