代替品

大豆ミートは手作りできる!失敗しない、自家製大豆ミートの作り方

いま多くの食品メーカーから大豆ミートが開発されています。肉の代わりとして使える大豆ミートをはじめ、大豆でできたハンバーグや麻婆豆腐など、その商品は多岐にわたります。

しかし、大豆ミートは手軽に家でも作ることができます。しかも基本的には豆腐があれば作ることができるので、材料費もさほど掛かりません。今日は家で作る自家製大豆ミートのレシピやそのメリットについて紹介します。

大豆ミートを手作りしよう

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食品メーカーのアンケートによると、日本で大豆ミートを食べたことがある人はおよそ4人に1人だそうです。その内訳をみると「大豆ミートは知っているがなかなか食べる機会がない」とのこと。

例えば大豆ミートでできたハンバーグはスーパーなどでもよく見かけますが、それを買うならやはり肉のハンバーグを選ぶという人が多いのです。どうせ買うのなら、昔から味を知っている肉でできた商品を選ぶのでしょう。つまり、多くの人がお金を出してまで大豆ミートに挑戦する気にはなれない、といったところでしょうか。ならば、コストをかけず、家で大豆ミートを作りましょう!

市販品の大豆ミートには欠点もある

市販の大豆ミートは、マルコメや日本ハムなど、大手食品メーカーからも次々に販売されています。しかし、そうした商品のなかにはつぎのような欠点もあります。

  • 卵や乳化剤が含まれていることが多く、ヴィーガンは食べられない物がある
  • 保存料や添加物が多いものもある
  • 肉の商品と比べると、高いか量が少ない

大豆ミート商品として売られているものの中には、レトルトパウチ食品のように温めたらすぐに食べられるものが多いです。これらはとても便利なのですが、実は保存料や乳化剤が含まれているものもあります。肉で作られた商品よりもカロリーは少ないものの、本当の意味で安心安全な食べ物とは言い難いでしょう。

手作りするとメリットはたくさん!

その点、自家製の大豆ミートであれば、市販品の形成ミートよりも次のようなメリットがあります。

  • 保存料や着色料を使わない
  • 乳や卵も使わないのでヴィーガンでも食べられる
  • 好きな分量を好きなだけ作ることができる
  • 味付けも自分好みで作ることができる

例えば豆腐で大豆ミートを作る場合、原材料は豆腐と基本的な調味料だけです。乳化剤や保存料も不使用なので、ヴィーガンや健康に気を使う人も安心して食べることができます。また自家製の大豆ミートはアレルギーに悩む人にも人気です。動物性食品を一切使わないことで余計な脂質も含まれないので、ダイエット中の人にもピッタリですよ。ではさっそく、自家製大豆ミートのレシピを見ていきましょう。

豆腐で作る 大豆ミートの作り方

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豆腐で大豆ミートを作る方法はたくさんあります。ここでは最もシンプルな豆腐を凍らせて大豆ミートを作る方法を紹介します。

【材料】 作りやすい分量

  • 豆腐  1丁

【作り方】

  1. 豆腐を水切りして8等分くらいにカットする
  2. バットなどに並べ冷凍庫で凍らせる
  3. 固まったら取り出しレンジで2分ほど加熱する
  4. 粗熱が取れたら出て握ってしっかりと水分を絞る

これで大豆ミートとなる原材料は完成です。この水分がなくなった豆腐を味付けし、いろいろな料理に活用します。ちなみに、使う豆腐は木綿でも絹でもどちらでも構いません。

豆腐大豆ミート アレンジ方法

凍らせてしっかりと水分を飛ばした豆腐は、次のような方法でお肉のように食べることができます。

  • ポリ袋に入れてもみ込むとそぼろタイプになる。フライパンで炒め、醤油とみりん、酒を同じ分量加えて炒めると、そぼろ肉になる
  • フライパンで豆腐大豆ミートを炒め、焼肉のタレで味付け。そのまま肉のようにして食べる
  • 生姜、にんにく、酒、醤油で下味をつけ、片栗粉をつけて油で揚げると唐揚げになる

このほかにも、お好みの味で下味をつけ、焼いたり煮たりすることができます。普通の肉よりも柔らかいので、炒める際には形が崩れないよう注意しましょう。

豆腐そぼろを使ったレシピの一例▼

菜の花と豆腐そぼろの塩チャプチェ

茹で大豆で作る 本格大豆ミート

もっと本格的な大豆ミートを作りたい場合は、大豆を使うのがおススメです。一見手間が掛かりそうに見えますが、茹で大豆を使えば混ぜ合わせるだけで完成します。

【材料】

  • 茹で大豆  200g
  • 全粒粉   大さじ2

【作り方】

  1. 茹で大豆をすり鉢でしっかりとつぶして混ぜ合わせる
  2. 全粒粉を加え混ぜる
  3. タッパーなど入れ冷蔵庫で半日以上寝かせて完成

茹で大豆は缶詰やパウチ食品として売られていることが多いです。また、圧力鍋を使えば乾燥大豆も簡単に茹でることができます。すりつぶす際はすり鉢を使うほか、フードプロセッサーを使えばさらになめらかになります。今回のレシピではひき肉タイプの代替肉となるので、ハンバーグなどに形成すると美味しいです。

高野豆腐から作る大豆ミート

大豆ミートは高野豆腐から作ることもできます。豆腐よりも鉄分が豊富な高野豆腐を使い、貧血改善などに役立ててください。

【材料】

  • 高野豆腐      5個
  • お湯        1カップ
  • 塩         ひとつまみ
  • 生姜みじん切り   大さじ1
  • にんにくみじん切り 3かけ 
  • 酒、みりん、醤油  適量

【作り方】

  1. ボウルにお湯と塩を入れて混ぜ、高野豆腐を入れて10分ほどに湯戻しをする
  2. 柔らかくなった高野豆腐の水をよく絞り、ミンチ状になるように刻む 
  3. フライパンに油を熱して、にんにくとしょうがを入れて香りが立つまで炒める
  4. 3に2を入れ、高野豆腐の水分が飛んで、ぱらぱらになるまで炒める
  5. 酒、みりん、醤油で味付けをして完成

今回のレシピでは、栄養価の高いミンチタイプの大豆ミートができます。市販の大豆ミートは値段が割高なことも多いのですが、高野豆腐を使えばコスパも抑えることができますよ。

こんにゃくは唐揚げとして使える

こんにゃくは冷凍することにより水分が抜け、それを揚げることで美味しい唐揚げになります。よりカロリーの抑えた唐揚げを作りたい場合は、こんにゃくを使ってみましょう。

【材料】

  • こんにゃく     1枚
  • ①酒        大さじ3
  • ①醤油       大さじ1
  • ①みりん      大さじ1/2
  • ①すりおろしニンニク少々
  • ①すりおろし生姜  少々
  • 片栗粉       適量
  • 揚げ油       適量

【作り方】

  1. こんにゃくはバットなどに入れ、上からラップをしてそのまま凍らせる
  2. 冷凍しておいたこんにゃくを自然解凍し、一口サイズにカットしてしっかりと絞って水気を抜く
  3. ①をボウルに入れて混ぜ合わせ、1を加えて10~20分程漬け込む
  4. .片栗粉をまぶし、170℃の油で揚げる
  5. きつね色に揚がったらお皿に盛りつけて完成

こんにゃくはカロリーがないうえに、添加物も含まれていない自然食品です。そのためヴィーガンの人から支持され、近年では日本独自のヴィーガン食品として海外からも注目されています。大豆ミートとして活用するのは少々難しいですが、唐揚げを作る際の代替肉としてぜひ利用してみましょう。

ヴィーガン専用の大豆ミートもおすすめ

スーパーにある市販の大豆ミートは添加物が含まれていることもありますが、ヴィーガン専用の大豆ミートなら安心です。ヴィーガンでも食べられる大豆ミートなら、添加物や保存料、乳化剤などは不使用です。ちなみにどのメーカーを選ぶか迷ったときは、以下の記事を参考に大豆ミートを選んでくださいね。

国内製造で安心!ヴィーガンのための国内メーカー6選を紹介

大豆ミートには乾燥タイプとフィレタイプがあります。乾燥タイプの方がお得ですが、お湯でしっかりと戻す必要があります。お得に使う場合は乾燥タイプを選び、手早く使いたいときはフィレタイプを活用していきましょう。

まとめ

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大豆ミートは普通の肉と比べると、ヘルシーで栄養価が高いというメリットがあります。そんな大豆ミートを家で作ることができれば、安全なうえコスパも抑えられますね。作りたい量を好きなだけ作ることができるのも魅力です。今日紹介したレシピを参考に、ぜひ家で自家製の大豆ミートを作ってみてくださいね。

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