お肉のような食感や食べ応え!話題の大豆ミートはどんな食品?
ヴィーガンの方や美容と健康に関心のある方が取り入れている大豆ミートをご存じですか?ヴィーガンではお肉もどきとして使われ、ソイミートやべジミートとも呼ばれるこの食品は、近年の健康志向の高まりからお肉の代わりに使えるヘルシーで栄養価の高い食品として注目されています。
最近は大手スーパーや通信販売でも購入できるようになり、身近な食材となってきましたが、名前は聞いたことがあるけれど、どのようなものか分からない…という方も多いことでしょう。
そこで、まずは大豆ミートの特徴と栄養価についてご紹介します。
Contents
大豆ミートとは?
大豆ミートとは大豆からたんぱく質を取り出し、お肉のように加工したヘルシーな大豆加工食品です。お肉もどきというだけあって、食感や食べ応えだけでなく、見た目もお肉を意識して作られているため、ダイエットでカロリーが高い食べ物を控えているという方も満足できます。
大豆はたんぱく質が豊富なので、「畑の肉」と呼ばれるほど。肉類が苦手という方にとっては、たんぱく質を手軽に補給できるのはうれしいですね。
大豆ミートは、今やヴィーガンやベジタリアン向けだけの食品ではなく、高い栄養価、低脂肪・低カロリーのため、メタボが気になり出した中高年の身体作りにも最適な食品といえるでしょう。「最近ちょっと食べ過ぎた…」と感じたときには、お肉を大豆ミートに置き換えるなど、美容や健康のためにさまざまな料理に取り入れられる便利な食品です。
乾物として販売されているものが多く、お肉に比べて日持ちするのがメリット。乾物の大豆ミートは常温で約1年の保存が可能です。お湯で戻せば調理にすぐに使えて、お肉のような味と食感が味わえます。栄養価でもお肉にひけをとりません。では、詳しく見ていきましょう。
大豆ミートの特徴
カロリー控えめで低脂質
大豆ミートのカロリーは100gあたり、約110kcal。加工段階で大豆の油分が圧搾して作られており脂質もかなり少ないので、ダイエット中の方には最適な食品です。
植物由来だからコレステロールフリー
大豆が原料なので、コレステロールはもちろん含まれていません。
むしろ、コレステロール値を下げてくれる大豆ペプチド、コレステロールの吸収を抑える大豆サポニンが含まれているのは嬉しい特徴のひとつです。
小麦不使用なのでグルテンフリー
大豆加工食品なので、小麦粉は使っていません。グルテンフリーの食事を実践している方も安心して食べられます。
ただし、調理したものは小麦粉を使用している場合もあるため、原材料を確認しましょう。
大豆ミートの栄養価
たんぱく質
体の組織を作るために、たんぱく質は欠かせない栄養素です。ダイエット中は脂質を抑えて十分なたんぱく質を摂ることが必要ですが、その点大豆ミートはピッタリな食品といえます。
さらに、必須アミノ酸9種類すべてがバランスよく含まれている、非常に良質なたんぱく質です。
食物繊維
食物繊維量はキャベツのおよそ3倍です。
食物繊維は便秘予防効果、脂質の吸収を抑える効果、血糖値の上昇を軽減する効果が期待できます。
大豆イソフラボン
女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンは、女性の美容をサポートしてくれる嬉しい成分です。
ミネラルとビタミンB群
カルシウムやカリウム、鉄分、亜鉛といったミネラルや、糖質の代謝に役立つビタミンB群が豊富に含まれています。
お肉との比較
大豆ミートがどれだけヘルシーな食品なのか、下記のお肉との比較を見てください。
100gあたり | カロリー | たんぱく質 | 脂質 | コレステロール |
大豆ミート | 約110kcal | 約16g | 0.7~0.9g | 0mg |
牛肩ロース | 411kcal | 13.8g | 37.4g | 89mg |
豚バラ肉 | 386kcal | 14.2g | 34.6g | 70mg |
鶏モモ肉 | 200kcal | 16.2g | 14g | 98mg |
お肉との比較から分かるように、カロリーはお肉の1/4~1/2、低脂質なのにお肉と変わらないたんぱく質を含み、さらにコレステロールフリーです。
お肉は良質のたんぱく質源ですが、飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸は血中の悪玉コレステロールを増やし、動脈硬化を促進する原因となるため摂り過ぎは好ましくありません。
そこで、毎日の食生活に大豆ミートを上手くとり入れて、健康的な身体づくりを目指しましょう。
大豆ミートの種類別の調理方法についてはこちらの記事でご紹介しています。併せてチェックしてみて下さい。
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