Plena ardoris
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Plena ardoris
エリア | 北海道・東北 |
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ジャンル | 洋食 アジア・エスニック料理 |
住所 | 〒063-0004 札幌市西区山の手4条1丁目2-20 |
アクセス | 手稲・宮の沢方面行き路線バスまたは円山回り小樽行き高速バスに乗車→バス停「西区役所前」下車後、徒歩約3分 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 011-699-6566 |
平均予算 | ランチ : ~1,000円ディナー : 1,000円~2,000円 |
支払方法 | 現金・PayPay |
座席数 | 33席 |
駐車場 | 有 |
URL | なし |
おいしいヴィーガン料理を食べることができるお店があるという噂を耳にしたので早速急行してみました。
札幌市西区山の手に店舗を構える「Plena ardoris(プレナ アドリス)」さんです。2019年12月オープンの比較的新しいお店です。
お店の場所は住宅街の山の手地区の中でも特に生活道路沿いのロケーションなのでちょっとわかりづらいかもしれませんが、札幌駅発の路線バスや小樽行き高速バスが止まるバス停「西区役所前」から徒歩3分ほどの距離なのでアクセスは容易と言えるでしょう。
清潔感のある店内は、ホワイトグレーの石壁とブラウンのテーブル・椅子の対比がすっきりした印象。加えてBGMのジャズヴォーカルがお洒落な雰囲気を演出しています。
この日はランチの時間帯にお伺いしました。
ヴィーガンに対応しているランチメニューは3種類のパスタとスープカレー。辛いものとパスタに目がないので「ヴィーガン・茄子のアラビアータ(税別880円)」を注文し、しばしの間待ちます。ちなみに、こちらのお店はwi-fiを使えるのもありがたいです。
ほかほかの湯気と食欲をそそる美味しそうな香りとともに茹でたてのパスタが登場です。
平打ちの幅広麺はもっちもちで食べ応え満点です。パスタには完熟トマトを使用した旨味たっぷりのソースがしっかり絡み、優しさと深みを両立させた見事な味わいに思わず唸ってしまいます。
ふんだんに盛り付けられた揚げ茄子は食感のアクセントとしてはもちろん、ヴィーガンベーコンの旨味とエキスをしっかり吸い込んでいてこれまた秀逸です。なお、マスター自らが燻製しているこのヴィーガンベーコンは、スモーキーなテイストが強くなりすぎると料理全体の味のバランスを損なうため、仕込みには慎重さと繊細さが求められるとのこと。よって、この逸品はマスターの「少しでもおいしいヴィーガンを」との思いと丁寧な仕事ぶりの結晶と言っても良いでしょう。
食後、マスターとヴィーガン談義で意気投合していると、たまたま「ヴィーガン認定の日本酒があるのをご存じですか?」との話に。
こちらのお店は夜居酒屋メニューも提供しているのですが、何とヴィーガン対応の日本酒が用意されているのです(この日の在庫は2種類)。ヴィーガンマークのついた「南部美人」はその名が示す通り岩手県の地酒です。
ランチの時間にお邪魔したので、お酒は次回に……
……と思いましたが、お昼も注文可とのことだったのでつい飲んでしまいました!
「南部美人(税別700円)」は米の甘みを感じられる芳醇な口当たりですが、後味はべたつかずさっぱりしています。これはいわゆる「するするいけちゃうやつ」ですね。うーん、美味しい!
ほろ酔いになったので酔い覚ましのコーヒーで締めます。コーヒーもこだわりのオーガニックコーヒーで、3年以上堆肥による土壌作りを行った農園で収穫された農薬無使用の豆を挽き立てでサーヴしてくれます。尖りの全くないまろやかかつ奥行きのある立体的な味わいに感服です。ちなみに、シュガーシロップやシュガースティックもオーガニックです。
マスターにお伺いしたところ、本当はヴィーガンのみのメニューを展開したいお気持ちがあるそうですが、ヴィーガンではないお客さんにも食事を楽しんでもらいたいという配慮から非ヴィーガンのメニューもたくさん扱っているとのこと。自分はヴィーガンだけど、友人はそうじゃないから食事に誘いにくい――なんていう場面でも、こちらのお店なら気兼ねなく利用できるのではないでしょうか。
料理のおいしさはもちろん、マスターの実直な人柄やヴィーガンにかける静かで熱い情熱にも触れることができ、非常に充実した時間を過ごすことが出来ました。再訪決定です。
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