実践して分かったファスティング ちゃんと成功する方法を考えてみた
こんにちは。私はvegenessでファスティングの記事を担当させていただいているライター、くまちびです。前回は実際にファスティングを体験した話を書かせていただきました。目的は3キロ痩せるとというダイエットだったのですが、結果的には1キロしか痩せることができませんでした。
これをふまえ、今回はあらためてファスティングダイエットを成功させる方法や、そもそもファスティングとは何のためにあるのかなど、じっくり考えていきたいと思います!
Contents
ダイエット結果はイマイチ
2020年の7月からおよそ2カ月にわたり、私は半日ファスティングを行いました。私が行った半日ファスティングは朝食を抜いて1日2食の生活にするというもの。これにより53.5 kg だった体重は、52.5 kg に減らすことができました。
まぁ結果としては1 kg しか減らすことが出来なかったので、ダイエットとしては非常に微妙な結果です。 ただ実際に実行してみたうえで、いろいろと考えさせられることはありました。
ファスティングダイエットはかなり太っている人向き
そもそもファスティングは、美容的ダイエットの目的で発祥したものではありません。ファスティングはヨガや宗教の断食がきっかけで作られた健康法であり、欧米ではれっきとした医療行為として認められている国もあります。 その上で痩せることを推奨している人は次のようなケースが当てはまります。
- BMIの数値が30を超えるような肥満体の人
- 糖尿病、高脂血症、高血圧などを抱える肥満気味の人
- 1日の摂取カロリーが高く、食事療法を学びたい人
こうしてみると、ファスティングダイエットに向いている人は肥満に悩む人であり、健康体重だけど痩せたい、美容体重を目指したいといった人にはあまり向いていません。仮に実践したとしても、それほど痩せることはないのです。
劇的に痩せることは難しい
ファスティングダイエットを実践してみてわかったのですが、劇的に痩せるということはありません。私のやり方がかなり甘かったこともあり、結果的には1 kg しか痩せることができませんでした。
しかも、ファスティングを推奨するお医者様の話でも「ファスティングダイエットで劇的に痩せることはない」と断言されています。理由としては
- 断食はするが水分はしっかり摂るので体重にそれほど影響はない
- 回復食を緩やかに摂ることにより体重は徐々に増える
- ファスティングを辞めた後に食生活を意識しないと体重は増える
といった理由があるからです。これはどのダイエット方法でもいえることですが、いったん痩せてもその後の生活に気を付けないと、体重はあっという間に戻ってしまうでしょう。ファスティングを1回すれば、一生痩せた体をキープできる、ということではないのです。
ファスティングをやる意味とは
それでもファスティングはやらないよりかは、絶対にやった方が良いです。これは体重の減りがどうのこうのではなく、一度ファスティングをすると自分の体に良い変化が訪れるからです。ここからは、ファスティングをする意味やメリットについて詳しく見ていきましょう。
想像以上に健康効果が高い
現代人は食べ過ぎてしまうことが原因で、様々な病気にかかると言われています。ファスティングではわざと空腹時間を作ることにより、体の若返り機能を活性化させ、便秘を改善させさまざまなデトックス効果を実感できます。ちなみに2カ月にわたる半日ファスティングで、私が実感できたことは次のようなものです。
- お通じがとても良くなる(1日2回来ます)
- 耳鳴りなどの持病が治った
- 肌ツヤが良くなった
- 入眠が良くなりしっかりと眠れる
- 集中力がアップする
ファスティングで得られる効果は人によって違いがあります。私の場合は上記のような嬉しい効果を実感出来ました。この他にも血圧の改善、更年期症状の改善、アレルギー症状の緩和などが報告されています。まずはダイエットよりも、自分にとって嬉しい健康効果を得るためにファスティングを始めてみるのもおススメです。
太りにくい体を手にすることができる
私はファスティングを始めてまだ2ヶ月程度ですが、少なくとも体重が増えることはありません。1日2食の生活をすることにより余分なカロリーを摂取するがないため、体重の増加を抑えられるのです。
ちなみに、女性の9割が閉経後には1年につき約2.5キロも体重が増えると言われています。仮に50キロの女性が45歳で閉経を迎えたあと、運動や食事制限をしなかったら、55歳では25キロも体重が増えて体重は75キロにもなっているのです。恐ろしい…。
少々大げさかもしれませんが、何もせず暴飲暴食を繰り返せば、そのような体重になってしまうのは簡単です。日常生活にファスティングを取り入れることは体重の増加を防ぐことにもなり、年齢を重ねたあとの体も美しさをキープできます。
これまでの食生活が改善される
ファスティングでは基本的に脂っこい食事や、肉などを食べてはいけません。断食後には胃に優しい野菜スープや味噌汁などを中心に取る必要があります。
ファスティングを始める前は、朝から冷凍唐揚げやあんドーナツなどをムシャムシャ食べていた私ですが、ファスティング後にはそれらのハイカロリーな食事が欲しいとは思わなくなりました。これは断食によって腸内環境が改善され、胃腸が休んだことにより負担となる重いものを食べられなくなったからだと思います。和食や雑穀米なんてあんまり美味しくないと思っていたのに、いまではそれらが主食となり、これまでの食生活を反省することができました。
ファスティングを成功させるコツ
このように、ファスティングは劇的なダイエット効果はなくても、非常に高い健康効果があります。そのため、ぜひ多くの人に取り組んでほしいのです。
ただ半日ファスティングであっても、継続して続けるにはちょっとしたコツが必要です。ここからはファスティングを成功させるポイントについて見ていきましょう。
周りに協力を求める
ファスティングは自分一人で黙々とやるより、周りの協力を求めた方が成功しやすいです。私の場合、自分がファスティングをしているのに、家族の食事をしっかりと作らなくてはならないというハードルがありました。子供が小さい場合は難しいかもしれませんが、相手が大人であれば「朝ごはんは自分で作って」など協力を求めた方が良いです。
また、断食中なのに、家族が唐揚げやお菓子などを食べる姿を見るのはつらかったです。そうした意味でも「ファスティング中だから私の前では食べないで」と協力を求めた方が良いでしょう。
運動できる時期に行う
特にダイエット目的でファスティングをする場合は適度な運動を取り入れたほうが良いです 。断食中は筋トレといったハードな運動は向いていませんが、ウォーキングなどの有酸素運動は取り入れ、基礎代謝をあげましょう。
私がファスティングを行ったのは記録的な猛暑の中でした。そのためウォーキングといった運動することができず、それもあって体重を減らすことができませんでした。ダイエット目的でファスティングをする場合は、運動をしやすい季節を狙い、運動習慣をつけることが大切です。
無理なファスティングはしない
私は今回の実体験にあたり、1日ファスティングに挑戦したことがあります。しかし朝食と昼食を抜いた時点でふらつきが生じ、仕事に集中することが全くできませんでした。ファスティングの記事を書くはずが、ファスティングによって記事を書くことができない…。それは間違ってると思い、1食だけを抜く半日ファスティングに切り替えたのです 。
このようにファスティングに挑戦する際は、自分の体調や ライフスタイルに合わせ、無理のない範囲で挑戦することが大切です。日常生活に支障が出てしまっては、ファスティングを続けるモチベーションも落ちてしまいます。
まとめ
私はこれまでの生活で一日三食をしっかりと食べてきました。そのため断食をして健康になるというファスティングは、少々懐疑的でした。
しかし、実際にやってみると、これまでいかに体に悪いものを食べてきたのか、食べ過ぎてきたのかを実感できました。年々増え続ける体重も、ファスティングを継続することで、これ以上の増加は防ぐことができそうです。
ファスティングは思った以上に健康効果が高いです。まずは1食だけを抜く、気軽なファスティングから挑戦してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人 くまちび
ファスティングをはじめとした多くの美容・ダイエット、家事、占いなどの記事を手掛ける
担当した記事はまず実践してみるのがモットー
これまでくまちびが体験したこと
ファスティングダイエットをはじめとしたあらゆるダイエット
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