どうせやるなら目標達成!ファスティングを成功させるコツとは?
ファスティングをする人には、その人なりの目標があるかと思います。ダイエットで5 kg 痩せたい、食べ過ぎの体を改善したい、胃腸を整えたいなど。何らかの目標がないと、断食はなかなか成功しないでしょう。
しかし、実際にファスティングをしてみると、理想とはうらはらに成功できないケースもあります。ここではファスティングの失敗例を参考に、どうすれば目標を達成できるのか見ていきましょう。
Contents
ファスティングに多い失敗談
ファスティングは一定期間固形物を摂らない断食なので、始めた当初は空腹が辛くて断念してしまうケースが多いです。また空腹の辛さ意外にも、周りの環境や自分の意思が原因で失敗することもあります。ここからはファスティングに多い失敗例を4つ見ていきましょう。
断食が辛くて断念
ファスティングを失敗してしまう最も大きな理由がこれです。普段3食食べている人にとっては、一食だけを抜かす半日ファスティングだけでも辛いもの。特に初めてファスティングをする人は好転反応が出やすく、断食をしたあとには頭痛や倦怠感が襲ってきます。これを良いものとしてとらえず「やはり食事を摂らないことは悪いのだ」と考え、断食を辞めてしまう人も多いのです。
対策としては、空腹時には無理せずファスティングジュースや果物、ナッツ類などを少量ずつ食べましょう。空腹対策をうまく取り入れることで、断食の辛さにも対応できます。
回復食で失敗
ファスティングは断食を成功すれば終わりというわけではありません。実は断食後の回復食が最も大切なのです。
失敗例 断食が終わったあとに肉や揚げ物をドカ食い→栄養を過度に吸収して太りやすくなる |
成功例 断食が終わったあとは野菜を中心としたヴィーガン食など→太りにくい体になる |
断食が終わった後は、つい好きなものを食べたくなるでしょう。しかし栄養の消化機能を休ませていた胃腸に大量の食べ物が入ってくると、胃腸はこれまでの分を取り返すように栄養を過度に取り込みます。これによりファスティングで痩せた体はリバウンドを起こし、その後も太りやすい体にしてしまうのです。
対処方法としてはとにかく回復食が大切なことを覚えておき、断食後は味噌汁だけなど、まずは汁ものを中心とした食生活を送りましょう。肉や魚を食べないヴィーガンの食生活を参考にするのもおすすめです。
周りの誘惑に負けて失敗
「飲み会が入った」「ママ友のランチが入った」など、日常生活において思いがけない誘惑は多いです。ファスティングでは断食やカロリーの少ないスープなどを取っているのに、こうした付き合いが入ると断念してしまうこともありますよね。
対策としては、周りにファスティング中であることを伝えるか、ファスティング日を決めたら一切予定を入れないことです。ファスティング前後の3日間は人に合わないことを決め、断食と回復食を摂ることに徹底すると良いでしょう。
想像より痩せなくてガッカリ
丸一日食べなかったのに、0.5キロしか痩せなかった…。ファスティングをしても痩せないのなら、もう辞めてしまおうと考える人も少なくありません。
しかし、ファスティングはもともとダイエットのためにあるものではありません。断食は過食である現代人の胃腸を休ませ、本来持っている疲労回復効果を高めるためのものです。
そのため、ファスティングをしても「劇的に痩せることはない」ことを覚えておきましょう。かなりの肥満体質であれば1日に2キロ以上減ることもありますが、一般的には「太りにくい体を手に入れる」ことが目的です。そのため、ファスティングでそれほど体重が落ちなくても、落ち込む必要はないのです。
ファスティングを成功させる4つのポイント
ここまで、ファスティングを失敗してしまう理由について見ていきました。ここからはその失敗例をもとに、ファスティングを成功する秘訣を4つ見ていきましょう。
体重は「増えないこと」を意識してみる
ファスティングは劇的に痩せることはできなくても「太りにくい体を作る」ことはできます。
ファスティングには色々な方法がありますが、朝食だけを抜かす半日ファスティングだけでも、体重の増加を抑えることは可能です。人は20歳を超えるとすでに代謝が衰え、特に40代以降の代謝の衰えは激しく、1年に1キロのペースで太ってしまいます。これは40歳で体重50 kg の人が、70歳になったら体重が70 kg にもなっていることになります。
しかしファスティングを継続していけば太りにくい体を作ることができ、体重は増えないままです。
ファスティングは意外にも劇的に体重が減るものではありません。数字が減らないとがっかりして断念してしまう人が多いですが、それは非常にもったいないです。まずは「体重が増えないこと」を喜び、継続してファスティングを行いましょう。
健康効果を実感する
そもそもファスティングはダイエットのためではなく、健康効果を高めるために始まったものです。1日でもファスティングをすると、次のような効果が実感できるでしょう。
- 便秘の改善
- 胃腸が軽くなる
- 普段より多い排尿などのデトックス効果
たった丸一日断食をするだけで、このような健康効果が実感できるのです。そして1カ月も継続していくうちに、さらなる健康効果を実感できます。
- 高血圧の改善
- 体重増加を抑制する
- 肌ツヤが良くなる
- 腸内環境が改善され便通が良くなる
このほかにもファスティングを継続することにより、数キロのダイエット効果、糖尿病をはじめとした生活習慣病の改善、頭の回転が早くなるといった健康効果が得られます。途中であきらめることなく、ファスティングを始める前と、はじめた後の体の変化をぜひ実感しましょう。
断食のサイクルを決める
ファスティングは実践する日をあらかじめ決めておいた方が成功しやすいです。以下はファスティングにおけるスケジュールの1例です。
半日ファスティングの一例
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どのスケジュールでも、半日ファスティングにおいて間違いではありません。もちろん実践日が多いほど効果は出ますが、挫折して辞めてしまうのであれば、週に1回の半日ファスティングでも良いのです。
まずは自分が取り組めるファスティングのスケジュールを決め、体調に合わせて継続していくことが大切です。継続していくうちに、食べなくても平気な体調に慣れていきます。
ファスティングのことを周りに伝えておく
ファスティングを成功させるコツは、周りに伝えておくことです。特に家族に伝えることは大切です。家族がファスティング中と知らずにカロリーの高いものを買ってきたら、断るのも悪いし、食べないと家族も心配するでしょう。
「この期間は断食期間」などと周りに宣言をすることにより、周りの協力を得ることができ、自分のモチベーションを高めることもできます。
また、夫婦や友人などとファスティングを一緒に行うのもおすすめです。協力者がいたほうがやる気が湧き、挫折しそうになっても励ましてくれるでしょう。ファスティングを成功させるには、周りの人の協力も欠かせません。
まとめ ファスティングを成功させるコツとは
- 体重は数字にこだわらず、太りにくい体を意識する
- ファスティングによる健康効果を実感し継続する
- 無理のないスケジュールを組む
- 友人と一緒にやるなど、周りにファスティングことを伝えておく
せっかく始めたファスティングも、「体重が減らない」「お腹が空き過ぎる」といってすぐに辞めてしまっては意味がありません。まずは1回のファスティングでも良いので効果を実感し、無理のない範囲で継続していきましょう。日常生活にファスティングを当たり前のように取り入れることができたら、そのファスティングは成功しているといえます。
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