オーツミルクは手作りできる!家庭で美味しく飲めるオーツミルクのレシピ
牛乳売り場で「オーツミルク」を見かけることが増えてきました。オーツミルクはオーツ麦から作られた植物性のミルクです。牛乳よりもカロリーが控えめで、サラっとした飲み心地があることから人気が急上昇しています。
そんなオーツミルク、実は手作りできることをご存知でしょうか?今日はオーツミルクのメリットや特徴、そして手作りレシピについて詳しく紹介します。
Contents
オーツミルクは世界中で人気の植物性ミルク
オーツミルクが世界中で話題になったのは2020年頃と言われています。地球温暖化が深刻化し、先進国をはじめとしたミレニアム世代が植物性食品を推進するようになりました。
そのような背景もあり、オーツミルクは地球環境にやさしいうえに美味しいミルクとして、世界中でブームとなりました。
アメリカではアーモンドミルクを押しのけて第一位
アメリカではこれまでも健康ブームの影響があり、豆乳やアーモンドミルクなどの植物性ミルクがヒットしていました。2010年代までは豆乳やアーモンドミルクが先頭を切っていたのですが、2018年にはオーツミルクが植物性ミルクの売り上げナンバー1に輝きます。
これはオーツミルクを製造する食品メーカーの宣伝が成功したこと、そして植物性ミルクのなかでも自然な甘味があり、クリーミーな味わいが人気となったためです。同じようにイギリスでも、2019年にオーツミルクの品切れが相次ぐという事態が起きました。
健康志向や環境への配慮の影響もある
欧米で大ブームを巻き起こしたオーツミルク。その理由は次のとおりです。
- 植物性ミルクの中でも環境に優しい
- これまでのミルクの中で最も牛乳に近い
- 他のミルクに比べクセが少なく飲みやすい
- 飽和脂肪酸の含有量が低く健康に良い
冒頭でも紹介した通り、2000年を過ぎたあたりから様々な環境問題が顕著化してきました。もともと環境問題に熱心な欧米では、森林破壊や水質汚染の原因になる畜肉や牛乳の飲食に反対する声が出てきたのです。
そのようなときに開発されたオーツミルクは、生産に必要な土地は畜産業のたったの2割、水も15分の1程度ですむため、非常にエコフレンドリーな飲み物として人気になりました。
また肥満大国のアメリカでは、普段から飽和脂肪酸の摂りすぎが問題になっています。しかしオーツミルクならもともと低脂肪で飽和脂肪酸もほとんど含まれていません。悪玉コレステロールの増加も防ぐ飲み物として、国民に受け入れられました。
市販品はやや高いのがデメリット
オーツミルクは現在日本でもよく売れています。日本では2020年あたりからオートミールが大ブームとなり、その影響もあって、オーツ麦を主原料としたオーツミルクがよく売れるようになりました。
しかしオーツミルクの価格は牛乳に比べるとやや高いです。牛乳は1 L に対し200円程度で売られていますが、オーツミルクの場合はその2倍のおよそ400円程度で売られていることが多いです。家族みんなでオーツミルクを飲むとなると、牛乳や豆乳に比べ出費は多くなるでしょう。そんなときは、オーツミルクを手作りするのがおすすめです。
オーツミルクは手作りできる
スーパーではやや高値で売られているオーツミルクですが、実はオートミールさえあれば手作りできます。では早速オーツミルクの作り方について見ていきましょう。
簡単 オーツミルクの作り方
材料
- ロールドオーツ(オートミール) 100g
- 水 400㏄
作り方
- ロールドオーツと水をブレンダーやミキサーに入れる
- そのまま攪拌(かくはん)する
- きめの細かい布などで1~2回こして完成
オートミールは粒の粗いロールドオーツがおすすめです。水とオートミールをミキサーで撹拌し、その汁をしぼっただけでオーツミルクは完成します。オートミールが安く手に入ったら、ぜひ飲料であるミルクも作ってみましょう。
そのまま飲むのはもちろんアレンジしても美味しい
手作りのオーツミルクは、市販で売られているオーツミルクに比べると、ややあっさりしているかもしれません。市販品の場合は、よりクリーミー感を出すためひまわり油などが加えられているからです。
そのためクリーミー感や甘みを加えたいと言った場合は、はちみつやメープルシロップなど天然の甘味料を加えるのがおすすめです。またバニラやシナモンを加えることでフレーバーの風味も加わります。温めて飲むとまったりとした口当たりが楽しめるので、さらに美味しいです。
市販品とは違い添加物は不使用
オーツミルクを手作りすると次のようなメリットがあります。
- オートミールの栄養をしっかり取れる
- 香料や保存料などは不使用なので安心
- 市販品よりコストパフォーマンスが安い
- オートミールの量を調整することで自分好みの濃さに調節できる
市販品のオーツミルクの場合、クリーミーさを出すために安定剤や乳化剤が添加されていることも多いです。その点オーツミルクを手作りすれば、添加物や保存料は使わずに作れるのでより安全なミルクが完成します。
また、より濃い味のオーツミルクを楽しみたい場合は、オートミールの分量を増やして作るのもおすすめです。甘さを加えたい時はメープルシロップを、またすっきりとした飲み心地にしたい場合は塩をふたつまみほど加えて攪拌させると良いでしょう。自分好みのオーツミルクを作れるのも、手作りならではのメリットです。
残ったオートミールは洗顔にも使える
オーツミルクを手作りした場合、搾りかすになったオートミールが残ります。このかすになったオートミールは、洗顔に使うことができます!
使い方は簡単、水でかるく濡らした顔に、オートミールのしぼりかすを軽くマッサージするように乗せるだけ。あとはぬるま湯ですすいだら、洗顔料がなくても汚れがしっかり落ち、しっとりすべすべの肌になります。無添加無香料のやさしい洗顔、ぜひお試しください。
オーツミルクを手作りする際の注意点
オーツミルクはオートミールと水さえあれば簡単に手作りできます。ただ保存料などが含まれていないため、早めに飲み切るなどの注意点もあります。
3日を目安に飲み切ること
手作りしたオーツミルクは作ってから3日を目安に飲み切りましょう。また冷蔵庫で保存することができますが、その際は清潔なビンを使い、あまり空気に触れさせないのもポイントです。
そして手作りオーツミルクは水と分離しやすいです。時間をあけて飲む際にはよく振って、オートミールの栄養と水がしっかり混ざるようにしましょう。
粘り気が出ないようミキサーの時間に気をつける
手作りをする際、ミキサーで撹拌しすぎてしまうと、粘り気が出てしまいます。そのためオーツミルクを手作りする際は、ミキサーの時間を30秒以内にしましょう。高速で回転させれば、時間が短くてもしっかり攪拌することができます。
まとめ
自家製のオーツミルクなら材料はたったの2つのみ。オートミールと水を合わせてミキサーで撹拌するだけで、ほのかな甘みのあるオーツミルクが手軽にできます。もちろん乳製品や卵などは不使用なので、ヴィーガンの方はもちろん、アレルギーがある方も安心して飲む事ができます。
おうちにミキサーとオートミールがある方は、ぜひ手作りのオーツミルクを作り、毎日の食事のお供に飲んでいきましょう。
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