~毎日の食事に美味しい野菜を~美味しい野菜の選び方
健康や美容の為に、野菜は不可欠です。毎日、しっかり摂る事を意識している方も多いでしょう。しかし、当然ながら、野菜が好きな人もいれば、苦手な人もいます。日本人の野菜摂取量は、目標値の75%程度と低値である為、なんとなく食事をしているだけでは、しっかり摂れるものではありません。
毎日、野菜をたくさん食べるようと“意識すること”から始めます。野菜に限らず、食事をしっかり食べる為には、美味しくなければなりません。食材や、味付け、見た目だけでなく、食事環境も美味しい食事の条件として重要ですが、ここでは、食材に論点をおいてみましょう。
食材の旬
多くの食材には旬があります。大半の野菜にも、もちろん旬があります。
“旬”とは、その食材が最もよく収穫され、味も良く、栄養価も高くなる時期を言います。
旬の野菜は、時期に合わせ、人間の体にうまく働きかけてくれます。旬になると、通常の3倍も栄養価が高くなる野菜もあり、たくさんの野菜を美味しく健康的に食べるには、旬のものを使うことが、一番、理にかなっているのです。
旬が分かりやすい野菜として、白菜を例に挙げてみましょう。
白菜の旬は、ご存じの通り“冬”。霜が降りる頃である晩秋の11月から、冬の2月頃にかけて、たっぷりと甘みを蓄え、より美味しい野菜になります。白菜のレシピはたいへん豊富であり、鍋や漬物、八宝菜などの中華料理にも幅広く使われています。95%が水分であり、決して栄養価の高い食材ではありませんが、多くの栄養素を含んでおり、何と言っても、極めて低カロリーである食材です。通年出回ってはいますが、やはり、旬である冬の白菜は、格別に美味しいのではないでしょうか。
ツヤがあり、ずっしりと重く、葉先までしっかり巻かれ、変色のないものを選びましょう。
美味しい野菜の選別
旬の野菜であっても、新鮮でなければ、美味しさは半減します。
葉物の緑黄色野菜
色が濃く、変色のない、葉先がピンと伸びたものを選びます。
葉物の淡色野菜
葉が詰まってずっしりと重く、巻きがしっかりしていて、外側の葉がみずみずしいものが良いでしょう。
根菜類
茎の切り口が変色しておらず、全体を軽く押さえても、柔らかくないものを選びましょう。
トマト
手軽にそのままで食べられ、栄養価も高く、キャベツや玉ねぎと共に、“好きな野菜ベスト3”にも入る、皆さんに人気のトマトは、丸くてツヤがあり、重たいものが、新鮮で美味しい状態です。トマトのお尻からヘタに向かって、放射線状に何本か薄い筋がきれいに見えるものは、糖度が高い証拠です。
切り口はみずみずしいものを選び、本来の色でなく変色を起こしているものや、乾燥しているものは避けます。色、ツヤ、ハリ、みずみずしさなど、基本的には、全てにおいて良質なものを選んで下さい。
食べたい野菜を食べる
可能であれば、今、食べたい野菜を食べると良いですよ。
脳の疲れには甘いものを、と言われていますが、脳が糖分を欲している証拠だと言われています。“なんか冷やしトマトが食べたいな~”と思ったら、体がトマトを欲しているのです。若しくは、欲しているのだと思いましょう。食べることができるのであれば、食べたいと思った野菜を素直に食べてみて下さい。体も満足してくれると思います。
まとめ
苦手な野菜を食べることは、やはり、苦手ですよね。時には、多種の食材を食べることも必要ですが、無理に食べるより、好物である野菜を食べる方が、自分自身にも優しく、満足のできる食事ができるかと思います。
“野菜を食べる”ということを意識し、旬を迎えた新鮮な野菜をたっぷり摂って、健康で美しい体を手に入れましょう。