ゼオスキンの値段は3か月で約3万円です。しかし価格は利用者が使用するゼオスキンの種類やクリニックによって異なります。
この記事では、ゼオスキンの具体的な利用価格や、肌プログラムの内容について紹介します。基本のプログラムは3つありますが、基本的には医師が利用者の肌状態に合わせてカスタマイズするものです。
自己判断でのプログラムや個人輸入でのゼオスキン利用は、肌に合わないのみでなくトラブルが起こるリスクもあります。ゼオスキンを利用する際の注意点も紹介するので、肌質改善に興味のある人は参考にしてください。
ゼオスキンの値段は3か月で約3万円~!コースやクリニックで変動する
ゼオスキンの値段は3か月で約3万円~です。しかし選ぶコースやクリニックで価格は変動します。ここからは、人気のオンラインクリニックで購入できるゼオスキンの価格について詳しく紹介します。
クリニックフォアのコースは30,030円~
クリニックフォアにおける約3か月のゼオスキンコースは30,030円~です。
プログラム名 | セラピューティックプログラム(強力) |
価格 | 30,030円 |
セット内容 | 洗顔、化粧水、ミラミックス、トレチノイン(濃度 0.05%) 2本の計4つセット |
特徴 | 徹底的な肌質改善を望む人に向けたセット |
利用期間 | 約3か月 |
クリニックフォアのセラピューティックプログラム(強力)は、今の肌の状態を徹底して改善したい人に向いている内容です。ただし利用するスキンケア商品は刺激が強いため、利用には医師による診断が必要です。
ルサンククリニックのコースは38,500円~
ルサンクリニックにおける約3か月のゼオスキンコースは38,500円~です。
プログラム名 | 毛穴・ハリツヤセット |
価格 | 38,500円 |
セット内容 | バランサートナー(化粧水)、PSリファイナー(毛穴ケアクリーム)、デイリーPD(美容液)の3点がセット |
特徴 | 毛穴の開きが気になる人に向けたセット |
こちらのコースはルサンクリニックで扱うゼオスキン商品の中でも「マイルド」と呼ばれるコースです。
皮むけ、赤みなどのダウンタイムが比較的少ない商品が厳選されているため、はじめてゼオスキンを利用する人にも向いています。反対に強力なアクティブプログラムの場合、ルサンクリニックのコースセットは5万円以上掛かります。
スキンシアクリニックのコースは43,340円~
スキンシアクリニックにおける約3か月のゼオスキンコースは43,340円~です。
プログラム名 | 基本コース(GSR) |
価格 | 43,340円 |
セット内容 | エクスフォリエーティングクレンザー、バランサートナー、デイリーPD、サンスクリーンプラス プライマーSPF30の計4点セット |
特徴 | 肌の老化・シミ予防を目指したスキンケアプログラム |
こちらのコースはとくに利用期間は関係なく、毎日行えるスキンケアコースです。刺激は少なくダウンタイムがほとんどないため、肌に刺激を与えたくない人にも向いています。
反対に肌を根本から生まれ変わらせたいコースの場合、スキンシアクリニックは5万円以上のコースになります。
基本コースは3つだがクリニックごとに名前が違うからわかりにくい
紹介している通り、ゼオスキンの価格はクリニックによって異なり、コースによっても変わります。ただし、ゼオスキンのコースは基本的に3つです。
ゼオスキンは基本的に自由診療なため、コースプログラムの名称はクリニックによって異なるため少々わかりにくいです。例えばスキンシアクリニックの場合、下表のような3つのプログラムで構成されています。
スキンシアクリニックにおけるゼオスキン3つのプログラム
名称 | 内容 |
---|---|
基本コース(GSR) | 期間に限らず毎日使える。普通の基礎化粧品のように使えてダウンタイムがほとんどない |
スキンコンディショニングコース | 副反応を抑えつつ、肌質改善を目指したい人向け。ハイドロキノンが肌に合わない人にも推奨できる |
セラピューティックコース | ダウンタイムを取り入れながら、より高い肌質の改善ができるコース。肌を根本から生まれ変わらせたい人に向いている |
基本コースは通常のスキンケアと同じように使える商品です。肌のハリやツヤの改善に期待できますが、ダウンタイムが不要な分、効果は限定的です。
その一方、スキンコンディショニングコースやセラピューティックコースで使われるゼオスキンは、肌にとって刺激の強い成分も含まれています。
特にセラピューティックコースの場合はハイドロキノンやレチノイン酸も含まれています。そのため肌質の改善に大きく期待できるものの、皮むけや赤向け、ヒリヒリ感などがダウンタイム中に起こります。
コースの他にも肌に合わせてアイテムを選べる
ゼオスキンは紹介している3つのコースのほかにも、なりたい肌に合わせてアイテムを選べます。
ゼオスキンを別途組み合わせて期待できる事例
- 紫外線による肌の衰えをケア
- 肌のざらつきやごわつきを改善
- 肌色をトーンアップさせる
- 肌にハリを与えキメを整える
- 肌のハリや毛穴を引き締める
例えば日焼けによるしみやそばかすが気になる人は、紫外線対策に特化したゼオスキン製品を利用することも可能です。ただしいずれにせよ利用には医師に相談が必要です。
自分に合うアイテム見つけるためには皮膚科で診察が必要
ゼオスキンは医療用のコスメです。適切な診察をされずに処方されると、かえって肌トラブルが起きるリスクがあります。ゼオスキンを利用する際には必ず皮膚科医に相談しましょう。
また処方時のみでなく、ゼオスキンの使用後はアフターケアが重要です。定期的に診察を受け肌状態を確認し、必要に応じて医師からゼオスキンの種類や量の調整をしてもらいましょう。
そして最も怖いのが、ゼオスキンを個人で輸入し、医師の診断なしで使用することです。診察を受けないまま一気に高濃度の製品を使用すると肌に負担がかかり、かえって肌質が悪化するリスクも起こります。
しかも個人輸入の場合は医師によるアフターフォローもないため、トラブル後の処置はすべて自己負担です。
医師に相談してもその病院で処方されたゼオスキンでないと上手な解決方法が見つからない場合もあります。こうしたリスクを避けるためにも、ゼオスキンはかならず病院で処方してもらうのが重要です。
肌に合わないものは効果がなく危ない
ゼオスキンは単に購入して肌に塗ればいいわけではありません。
むしろ肌に合わないものを利用すると効果がない上に、肌荒れが起きて危ないのです。なぜこのようなリスクがあるのが、それはゼオスキンに含まれる成分に理由があります。
適切に使用しないと肌の状態が悪化することもある
ゼオスキンには「トレチノイン」と「ハイドロキノン」という、肌のターンオーバーを促進し美肌効果を与える成分が含まれています。
これらは肌にとってメリットも大きいのですが、用法や容量を間違えると下表のようなデメリットが生じます。
悪影響 | 内容 |
---|---|
皮膚の乾燥と剥離 | トレチノインは角質層のターンオーバーを促進しつつ、皮膚の乾燥や剥離を引き起こすリスクがある。 |
赤みや炎症が起きる | トレチノイン使用初期には赤みや炎症が生じることがある。徐々に軽減されるものの、人によっては痛みや腫れが長期に渡る |
日焼けによるダメージ | トレチノイン使用中は肌が日焼けに対してより敏感になる。適切に日焼け止めを使用しないとかえってシミなどが増える |
皮膚の刺激と過敏症が起こる | ハイドロキノンは一部の人にとって刺激が強く、かゆみや赤み、過敏症の症状を引き起こす |
長期使用による副作用(白斑リスク) | 長期間の使用や高濃度のハイドロキノン使用は、白斑(皮膚の色が白く抜ける)のリスクを伴う |
こうした悪影響の多くは一時的であり、一般的にはトレチノインやハイドロキノンの効果によって肌は美しく生まれ変わります。
しかし、自己判断でゼオスキンを使用してしまうと上記のようなリスクが起こり、かえって肌トラブルを招きます。
使用中も医師の経過観察が必要
ゼオスキンは処方されて終わりではありません。使い続けている間も、定期的に医師の診断が必要です。
ゼオスキン使用中も医師の経過観察が必要な理由
観察理由 | 観察ポイント |
---|---|
トレチノインによる副作用はないか | トレチノインは皮膚の角質層の再生を促進する一方、剥離や赤みなどの副作用が生じる。医師は経過観察により副作用の程度を把握し、必要に応じて使用料の調整を行う |
ハイドロキノンの適切な使用と副作用 | 医師はハイドロキノンの適切な使用や副作用(過敏症、刺激など)が起きていないかを確認する。長期間使用に伴う白斑リスクも考慮し、注意深く観察をしていく |
肌の変化や改善の確認 | ゼオスキンのプログラムは個人差があり、肌の変化や改善を確認する必要がある。状況に応じてプログラムの調整や別のアプローチが必要かどうかを判断していく。 |
使用者の状態やトラブルの早期発見 | 使用者の肌質やトラブルの早期発見が重要。医師は経験と知識に基づき、適切なアドバイスや処置が提供され、肌への影響を最小限に抑える。 |
日焼けや外部刺激への対応 | ゼオスキン使用中は肌が敏感になりやすいため、日焼けや外部刺激に対する感受性の確認が必要。適切なケアや対処法が提供され、トラブルを防止する。 |
上記のような理由により、ゼオスキンの利用時は医師の診察が必要です。
医師は利用者の個別の状態やスキン反応に応じて、治療プランを調整します。肌トラブルを早期に発見・対応するためにも、ゼオスキンの利用は医師の指導の元行いましょう。
医師の適切な診断であなたにピッタリのゼオスキンを見つけよう
ゼオスキンの効果はクリニックの対応によっても大きく影響を受けます。クリニック選びの際には以下のようなポイントを踏まえたクリニックを選びましょう。
カウンセリングをしっかり行っている | ゼオスキンを販売するのみでなく、利用者の肌の悩みや改善策をしっかり説明しているクリニックが望ましい |
アフターケアにも力を入れている | ゼオスキンを販売し、その後の診察にも力を入れているクリニックがいい。アフターケアや再診が不十分な場合、肌質改善効果には期待できない。 |
トラブル時には迅速に対応する | ゼオスキン使用中に肌トラブルが発生した場合、それに対する迅速な対応が求められる。トラブル時はどう対応するか、カウンセリングで説明しているクリニックが望ましい |
リスクに対する説明もしっかりある | クリニックは患者に対し、ゼオスキンのメリットとデメリットを知らせる義務がある。適切な情報提供やケア方法が伝わらないと、肌の乾燥や刺激につながるリスクとなる。 |
クリニックの説明やアフターケアが十分でないと、せっかく利用者がゼオスキンを使っても高い効果に期待はできません。まずはクリニックでカウンセリングを受け、不安なことはどんどん質問し、ゼオスキンに対する疑問が解消できてから利用を考えましょう。
これからゼオスキンを使うのであれば、利用者にしっかり指示してくれるサポート体制が整ったクリニックを選びましょう。