妊娠中や授乳中に便秘になってしまい、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
便秘解消方法を探していると、SNSで多くおすすめされている生漢煎を発見しました。
生漢煎は、お腹の脂肪を分解・燃焼・排出促進をしてくれる効果がある漢方薬「防風通聖散」を販売しているブランドで、この「防風通聖散」がダイエットに良いと口コミが広がっているようです。
飲むだけでお腹周りをほっそり見せてくれるなんて嬉しいし、肥満症だけでなく、便秘解消に効果があるようなので「ぜひ飲んでみたい!」と思う方も多いですよね。
しかし、妊娠中の方や授乳中の方は飲んではいけない薬や成分があるので注意が必要です。
西洋医学より東洋医学のほうが副作用が少なそうなイメージですが、実際はどうなのでしょうか?
また、良い薬であっても使用頻度を誤ると身体に悪影響を及ぼすので飲み方にも気を付けたいところ。
そこで今回は、生漢煎は妊娠中や授乳中でも使えるのかを調べてみました。
生漢煎を飲んで良い場合のおすすめの使用頻度も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
生漢煎は妊娠中でも使える?
残念ながら、生漢煎は妊娠中または妊娠していると思われる人の服用不可です。
漢方は身体に優しいイメージがあるので、生漢煎が妊娠中に使用できないのは意外ですよね。
妊娠中のマイナートラブルのひとつに便秘があげられるのですが、苦しい便秘を何とかしたいけれど、お腹の赤ちゃんに影響があっては大変ですよね。
その気持ちから薬を服用できない妊婦さんも多いと思います。
飲みたかった…という気持ちはわかりますが、赤ちゃんの安全のためにも妊娠中は生漢煎を服用しないようにしましょう。
妊娠中に知らずに生漢煎を飲んでしまった場合は、産婦人科医に相談し判断を仰ぐようにしましょう。
生漢煎は授乳中でも使える?
授乳中の人は生漢煎を服用しないか、服用する場合は授乳を避ける必要があります。
妊娠中に増えてしまった体重を元に戻したいと、生漢煎の使用を検討する方は多いでしょう。
たしかに生薬によっては授乳中に飲める漢方もありますが、生漢煎「防風通聖散」は授乳中に飲めない成分が含まれているんです。
もし生漢煎を飲んで授乳をすると、赤ちゃんが下痢をしてしまう可能性があるので気を付けましょう。
生漢煎を飲みたい場合は、卒乳後に生漢煎を飲み始めるか、生漢煎を飲んだ後は予め搾乳した母乳や粉ミルクを与えるようにすると良いですね。
生漢煎使用後の授乳は何時間避けるべき?
授乳中に生漢煎「防風通聖散」を飲む場合、服用後は授乳を避ける必要がありますが、生漢煎の公式サイトにはどれくらい授乳間隔を空けるべきか具体的な時間の記載はありませんでした。
では、どれくらいの時間授乳を避ければ安心なのでしょうか?
一般的に薬を服用した場合、2~3時間後が一番母乳に含まれる薬の成分の濃度が高くなると言われています。
赤ちゃんは3~4時間おきに授乳をすることが多いので、最低でも1回分の授乳を飛ばし6~8時間以上は空けましょう。
8~12時間以上、2回分の授乳を飛ばすとより安心ですね。
また、生後2カ月までの赤ちゃんは内臓機能が未熟のため、体内に入り込んでしまった薬濃度が上昇し副作用を起こす可能性が高まるので、最低産後2カ月は生漢煎の使用を避けた方が良いでしょう。
授乳中に生漢煎を飲む場合のおすすめ使用頻度は?
通常生漢煎は1日3回、食前または食間に服用すると良いと言われています。
しかし、授乳中に生漢煎を使用する場合は授乳を避ける必要があるので、授乳中の方が1日3回生漢煎を飲むのは現実的ではないでしょう。
授乳中に生漢煎を使用する場合は、1日1回にしたり、2日~3日に1日服用したりと調節して飲むと良いですね。
服用している量が少ないので期待できる効果は減ってしまいますが、赤ちゃんの身体を考えると仕方ありません。
授乳中にどうしても生漢煎を飲みたい方は医師に相談したうえで服用すると安心ですね。
妊娠中&授乳中に生漢煎を検討した人の声
妊娠中や授乳中に生漢煎を検討した方の声を調べてみましたのでご紹介します。
妊娠中・授乳中は生漢煎を飲まないという方がほとんどでした。
卒乳したら飲もうと決めて、生漢煎を用意している方もいました。
どうしても生漢煎が飲みたい場合は、医師に相談してから飲んでいる人が多いようです。
まとめ
今回は、妊娠中や授乳中は生漢煎を使用しても良いのかどうか調べてみました。
漢方は身体に優しく妊婦さんでも服用できるイメージがありますが、妊娠中の生漢煎使用はNGであることがわかりました。
そして授乳中は生漢煎を服用しないか、生漢煎を服用した場合は授乳を避ける必要があることがわかりました。
生漢煎の公式サイトには服用後の授乳は何時間空けると良いかなど、具体的な案内はありませんでしたが、服用直後に授乳するのはNGです。
授乳中にどうしても飲みたい場合は、1日1回など使用頻度を調整し、心配な方はお医者さんと相談して生漢煎を飲むようにしてくださいね。
以上、生漢煎は妊娠中や授乳中でも使える?おすすめの使用頻度も紹介でした。