リップのアートメイクはすっぴんでもきれいな色の唇を保てるため、唇のくすみや色の薄さが気になる人、すっぴんや食事の後でもきれいな唇でいたい人から注目を集めています。
しかし、施術後に後悔する人もいます。メリットのみに注目すると、施術後に後悔する可能性があるため、デメリットについてもしっかり確認しましょう。
本記事ではリップアートメイクで後悔する主な理由や、施術前に知っておきたいデメリットを紹介します。後悔しないための対策も解説するので、リップアートメイクを検討中の人は、ぜひ参考にしてください。
リップのアートメイクで後悔する5つの理由
きれいな色の唇を保てるリップのアートメイクは女性の間で人気がありますが、施術を受けて後悔する人もいます。リップのアートメイクで後悔する主な理由をご紹介します。
1. 仕上がりが気に入らなかった
リップのアートメイクをして、デザインや色の仕上がりが気に入らずに後悔する人もいます。仕上がりが気に入らない原因はカウンセリングで細かな希望まで伝わらなかった可能性があります。
または、施術者の技術不足も考えられるでしょう。施術者の技術力が低い場合、形が左右非対称になってしまう失敗例もあります。
もともと唇の形が左右対称ではなかったとしても、アートメイクが左右非対称だと目立つため、後悔することになる可能性があります。
2. すぐに消えてしまった
リップのアートメイクは1~3年ほどもちますが、1年ももたずに消えてしまうこともあります。
通常リップのアートメイクは2回以上の施術で完成します。1回の施術しか受けなければ、色がすぐに抜けてしまいます。
人間の身体は異物を排除しようとするため、1回目の施術で注入した色素は異物とみなされ、色が抜けやすいのです。
また、ダウンタイム中のアフターケアが適切でない場合、色がしっかり定着しないこともあります。
リップアートメイクの料金は決して安くないため、すぐに消えてしまうと施術を受けたことを後悔してしまうでしょう。
3. オーバーリップで周りの皮膚と違和感が出た
ふっくらした唇に見せるため、実際の唇からはみ出したオーバーリップを希望する人もいます。
しかし、唇の皮膚と唇周辺の皮膚では色の入り方や出方が異なるため、違和感が生じることがあります。
アートメイクは不自然になってしまっても、メイクのように簡単には落とせません。アートメイクでオーバーリップにすると違和感が出る恐れがあるため注意が必要です。
オーバーリップを希望する場合、アートメイクは自然な仕上がりにして、メイクでオーバーリップにするのがいいでしょう。
4. 流行のデザインが変わってしまった
リップメイクを含め、メイクにはその時代のトレンドがあります。
そのため、現在の流行のデザインで色をいれると、将来流行のデザインが変わってしまったときに後悔することもあります。
リップのアートメイクは流行に左右されない自然な仕上がりにして、流行のデザインはメイクで取り入れると後悔せずにすむでしょう。
5. 色が濃くすっぴんで浮くようになった
リップのアートメイクを濃い色にすると、すっぴんでも唇のみ濃い口紅を塗っているように見えてしまいます。
メイクをしているときは問題なくても、すっぴんになると唇が浮いて見えて不自然な印象になります。
濃い色のリップアートメイクは、華やかなリップがふさわしくないシーンで困ることになるでしょう。
濃いリップカラーが好きだとしても、アートメイクは素顔と調和が取れる自然な色がおすすめです。メイクのときに華やかな色の口紅を使うのがいいでしょう。
リップアートメイクの5つのデメリット
リップアートメイクは唇の色味を改善し、メイクの時間を短縮できることや食事をしても落ちないことなどさまざまなメリットがあります。
しかし、デメリットもあるので施術を検討中の人は事前にデメリットも確認しましょう。
1. 完成までに思っているより時間がかかる
リップのアートメイクは通常2~3回の施術で完成します。1回目の施術では色素が定着しないため、2回以上の施術を受けてしっかりと色素を定着させることが目的です。
1回目と2回目の施術は1か月~1.5か月以上空けます。傷口にできたかさぶたが剥がれ落ちて、傷が治ってから施術を行うためです。
リップアートメイクは1回の施術で完了するわけではないため、思っているより時間がかかることがデメリットの1つです。
2. 痛みを強く感じることがある
唇のアートメイクは眉毛やヘアラインより痛みを感じやすいといわれています。唇は皮膚が薄くて粘膜に近いため、刺激に弱いことが理由です。
施術前に麻酔クリームを塗ってもらえるクリニックもあるため、ある程度までは痛みを抑えられます。しかし、痛みの感じ方には個人差があるため、強い痛みを感じる人もいるでしょう。
施術中に強い痛みを感じた場合は、麻酔クリームを追加してもらうことも可能です。
また、唇が荒れていると刺激を感じやすいため、施術当日までに唇のコンディションを整えておくと痛みを軽減させられます。
3. 1~2年後に唇からまだらに色が抜けることがある
アートメイクのもちには個人差がありますが、一般的には1~3年で徐々に薄くなっていきます。
しかし、まだらに色が抜けていくケースもあります。なぜなら唇は食事などで擦れるため、よく擦れる内側の部分の色が抜けやすいからです。
まだらに色が抜けるとすっぴんの唇に自信がもてなくなってしまいます。必要に応じてリタッチをしてきれいな発色を維持しましょう。
4. 施術の前後でできないことがある
リップアートメイクの施術後24時間は、飲酒、サウナ、激しい運動など新陳代謝が上がることはできません。
代謝が上がると肌のターンオーバーが促進され、色素が早く流れ出てしまうからです。
施術後2~3日は飲食にも注意が必要です。辛い物や刺激物、カレーやコーヒー、赤ワインのように色が強いものは唇の色を変えてしまうことがあります。
リップの色がきれいに定着するよう、注意点を守りながらアートメイク施術を受けましょう。
5. 唇のトラブルが起きる可能性がある
アートメイクは専用のニードルで細かい傷を付け、そこに色素を注入する施術です。そのため、傷口から菌やウイルスが侵入して炎症や化膿を引き起こすリスクがあります。
衛生管理が不十分な場合にトラブルが起きる可能性があるため、施術前や施術後はリップを清潔な状態に保ちましょう。
クリニックから処方されるワセリンや軟膏によるアフターケアには唇のトラブルを防ぐ目的もあります。適切に使用することで、リップのトラブル防止になります。
クリニックのアートメイクなら後悔しにくい
アートメイクは医療行為のため、無資格では施術できません。医師または医師の指示を受けた看護師のみ施術できます。
しかし、エステサロンなどでは無資格で施術を行っているケースがあるため注意が必要です。
クリニックであれば徹底した衛生管理のもと、医療従事者が施術を行うため安全です。万が一、肌トラブルが起きたときもすぐに相談できます。
一方、無資格のサロンは衛生面の知識や施術に対する技術がないため、トラブルが起きやすく後悔する可能性があります。後悔しないリップアートメイクを受けるためにはクリニックを選びましょう。
カウンセリングが丁寧で実績があるクリニックを選ぼう
リップアートメイクを受けて後悔しないためには、カウンセリングが丁寧なクリニックを選びましょう。
リップは施術後のデザイン修正が難しいため、カウンセリングでしっかりとデザインや色の希望を聞いてくれるクリニックなら安心だからです。
また、有資格者が施術してくれるクリニックであれば衛生面にも適切に配慮して施術を受けられるため、安心してアートメイクが受けられます。
さらに、アートメイクは施術者の技術で仕上がりに差が出ます。失敗を避けるためにもリップアートメイクの実績豊富なクリニックを選びましょう。