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イソトレチノインは毛穴の開きに効果あり?副作用が大きく使用は要注意

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イソトレチノインは毛穴の開きに効果がある薬として近年話題になっています。しかし副作用が非常に大きく、簡単には処方されない可能性も高いです。

そもそもイソトレチノインは日本ではまだ厚生労働省の認定がされておらず、毛穴の開きに気軽に利用できるものではありません。

この記事ではイソトレチノインとはどのような薬なのか、毛穴の開きに利用できる他の薬があるのかなど詳しく紹介します。

目次

イソトレチノインで毛穴の開きや黒ずみに効果を感じた人は多い

Xの投稿を調べたところ、イソトレチノインは毛穴の開きや黒ずみに対して効果があるという口コミが見られます。毛穴以外にも、いろいろな肌の悩みが改善されたとの口コミがありました。

しかし、うれしい効果があると同時に副作用に関しての注意事項もあります。イソトレチノインは自己判断での使用は避け、必ず皮膚科医の診断と処方を受けることが重要です。

ただし本来の用途は重症ニキビの治療薬

イソトレチノインは本来、重症のニキビ治療のために使用される薬です。

先ほど紹介した口コミには「肌がきれいになった」との声がありますが、その理由はニキビ治療の結果として毛穴がきれいになったことが考えられます。

イソトレチノインが重症ニキビの治療薬として有効な理由

ニキビに効果がある理由内容
皮脂の分泌抑制があるためイソトレチノインは皮脂腺を縮小させる効果があり、過剰な皮脂の分泌を抑える。これにより、皮脂が毛穴を詰まらせることを防ぎ、ニキビを予防する
異常な角化の抑制異常な角化は毛穴を詰まらせ、ニキビの原因になる。イソトレチノインは肌の異常な角化を抑制し、毛穴が詰まりを防ぐ
免疫応答を正常化させる
アクネ菌に対する免疫応答が過剰になると、ニキビの炎症を引き起こす。イソトレチノインはこの免疫応答を正常化し、炎症を抑える
抗炎症作用
イソトレチノインには抗炎症作用があり、炎症によって悪化するニキビの症状を緩和する

上記のような作用が組み合わさることで、イソトレチノインは重症のニキビに対して効果を発揮します。そのためイソトレチノインはあくまでニキビ治療に用いられることが多いです。

毛穴の開きに対してイソトレチノインを処方してもらえることは少ないでしょう。

さらに、イソトレチノインは流産や胎児奇形など重大な副作用を伴うことがあり、リスクが非常に大きい薬です

使用には定期的な血液検査などが必要であり、医師の厳重な監視のもと使用しなくてはなりません。

したがって、単に毛穴の開きの改善目的でこの薬は使用できません。

日本では保険適用ではないため自費負担になる

イソトレチノインは、日本では厚生労働省の承認が取れていません。そのため処方されても保険が適用されず、治療を受ける際には自費負担となります。

保険が使えない自己負担では費用が高額になることもあり、費用面での負担が大きくなることもイソトレチノインの大きなリスクの1つです。

イソトレチノインはハイリスク!個人の判断での利用は厳禁

イソトレチノインは日本ではまだ承認されていない薬です。個人で輸入して使うのは危険であり、自己判断で利用すると次に紹介するようなデメリットが生じる可能性があります。

胎児が奇形になってしまうリスクが高い

妊娠中の人はイソトレチノインを服用できません。その理由は胎児が奇形になってしまうリスクがあるためです。

イソトレチノインは、医師や薬剤師などの専門家による緊密な指導の下でのみ使用される必要がある。

妊娠又は妊娠している可能性がある場合、胎児に先天異常、流産、早産、死産を引き起こすおそれがある。

引用:厚生労働省わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬に関する注意喚起について

このように、イソトレチノインは妊娠中に飲むと非常に恐ろしいリスクが生じる薬です。

妊娠中にイソトレチノインを摂取するリスク

先天異常のリスク

妊娠中にイソトレチノインを摂取すると、胎児が奇形になる可能性が高い。特に妊娠初期(0~13週)に飲むと非常に高い確率で胎児が影響を受けるといわれている
流産や早産のリスクイソトレチノインの使用は流産や早産を引き起こす可能性がある
胎児の死産のリスクイソトレチノインは胎児の死産を引き起こす可能性がある

上記のように、イソトレチノインは妊婦に大きな影響を与える薬であり、自己判断で飲むはことは非常に危険です。

妊娠は初期だと自覚症状がないこともあり、自己判断で飲んでしまうと結果的に取り返しのつかないことにもなりかねません。

そのほかにも多くの副作用の危険性がある

イソトレチノインは妊婦への影響以外にも、以下のような副作用のリスクが報告されています。

ひどい頭痛や、目のかすみ、めまい、吐き気、おう吐、脳卒中、下痢、筋力低下などのほか、 重大な精神症状(うつ、自殺など)の副作用を生じることがある。

引用:厚生労働省わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬に関する注意喚起について

イソトレチノインはニキビへの効果が高い分、禁忌事項も多い薬です。そのためたとえ医師が処方する場合でも、以下に当てはまる人にはイソトレチノインを処方できません。

イソトレチノインの処方ができない人

  • 妊娠中または妊娠の可能性がある人
  • 内服終了後すぐに妊娠を希望している人
  • 授乳中の人
  • 血液検査で異常があった人
  • 10代を中心とした成長期の人
  • うつ病をはじめとした精神疾患や心疾患の疑いがある人
  • 肝機能障害や中性脂肪、コレステロール値が高い人
  • ビタミンA過剰症の人

ちなみにイソトレチノインの処方を行うクリニックの多くは20歳以上を対象としています。

イソトレチノインを服用すると骨端線が閉鎖して身長が伸びにくくなる可能性があるため、基本的に10代の成長期の人に処方することはないと考えましょう。

副作用が起きたときにすぐ対処できない

個人の判断でイソトレチノインを服用していると、重篤な副作用が生じたときに迅速な対処ができません。

対処が難しい重篤な副作用の一例

  • 胎児の奇形、早産、流産、死産
  • 潰瘍性大腸炎
  • 急性膵炎
  • うつ病、自殺衝動
  • アナフィラキシーショック
  • 肝機能障害
  • 聴覚障害、視力障害

イソトレチノインを服用したすべての人にこれらの症状が出るわけではありません。

しかし副作用として上記のような症状が出たことも報告されており、個人でイソトレチノインを服用していると上記のような症状が出ても医師にすぐ対応してもらえません。

また、これらの副作用を出さないためにも、医師が処方する際は必ず入念なメディカルチェックが行われています

その結果少しでも不安要素が大きければイソトレチノインは処方されません。このような薬を医師の診察なく個人輸入で手にいれて服用することは非常にリスクが高く、避けるべきだと考えましょう。

副作用が出ても医薬品救済制度は使えない

イソトレチノインを服用して副作用が発生しても、日本の医薬品副作用被害救済制度は適用されません

医薬品副作用被害救済制度は、医薬品使用で重篤な副作用が生じた場合に、医療費や障害年金などの救済給付を行う公的な制度です。

たとえば病院で処方された薬や、ドラッグストアで購入した薬を正しく使用したにもかかわらず重い副作用が生じた場合、本人やその遺族に医療費や年金などが給付されます。

しかし、そもそもイソトレチノインは厚生労働省から認可されていない薬です。そのため副作用が生じても被害救済制度を受けられません。

イソトレチノインを使用する際には、この点を十分に理解し、医師と相談しながら慎重に使用することが重要です。

個人輸入では粗悪な偽造品を売られる場合がある

イソトレチノインは副作用のリスクが高く、使用には医師の処方箋が必要です。それでも肌をきれいにしたいからといってイソトレチノインを個人輸入してしまう人もいます。

しかしイソトレチノインの個人輸入には以下のようなリスクがあります。

  • 品質に保証がないため粗悪品の可能性がある
  • 異なる成分が混入しているリスクがある
  • 個人輸入の場合血液検査が受けられないため、副作用のリスクが高まる
  • 医師の診断がないため効果が分かりにくい

そもそもイソトレチノインを個人で手に入れるためには、海外で製造されたものを個人輸入する必要があります。

そのため、品質が保証されない粗悪品が混ざっている可能性もあります。これにより肌をきれいにするつもりが、かえって健康に大きなリスクを伴うことにもなるのです。

毛穴の悩みを解決するならアダパレンゲルを検討しよう

イソトレチノインの使用に少々不安を抱いた人もいると思われます。ならばイソトレチノイン以外に良い薬はないのか、気になる人もいるでしょう。

そのような人には「アダパレンゲル(ディフェリンゲル)」を推奨します。

アダパレンゲル(ディフェリンゲル)は、毛穴のつまりやそれに伴うニキビを解消するための外用薬です。

ニキビは毛穴が皮脂や角質で詰まることでできるため、この薬を使うことでニキビの予防に役立ちます。

アダパレンゲル3つの効果

毛穴のつまりを改善するアダパレンは角質剥離作用があり、毛穴に詰まった皮脂や古い角質を取り除く効果に期待できる
ニキビ予防毛穴が詰まらないようにすることで、新しいニキビの発生を防ぐ
初期のニキビへの効果炎症がまだ起きていない初期段階のニキビを改善する効果に期待できる

アダパレンゲルは、既に炎症が起きている赤ニキビや黄ニキビには効果が少ないです。一方、ニキビ予防や、できてしまった初期のニキビには効果が期待できます。

副作用の報告もありますが、その多くは肌の乾燥やかゆみなどで、イソトレチノインの副作用に比べると軽度のものが多いです。

DMMオンラインクリニックならアダパレンゲルが選択肢にある

DMMオンラインクリニックは、メディカルスキンケアにも対応しているオンラインクリニックです。

ニキビや毛穴の詰まりの悩みに医師が対応し、アダパレンゲルをはじめとした多くの薬をオンラインで処方しています。

肌トラブルの悩みは皮膚科で相談することが一般的ですが、わざわざ病院に行くはことは面倒だと感じる人もいるでしょう。

そのようなときでもDMMオンラインクリニックであれば、PCやタブレット、スマホなどを利用して画面越しに医師へ相談し、気軽にアダパレンゲルの処方を依頼できます。

ただしアダパレンゲルもニキビ治療薬で診察は必須

アダパレンゲルも医師の処方が必要です。アダパレンゲルはドラッグストアで売っているような薬よりも毛穴やニキビへの効果が高いため、医師の診察のもとで処方してもらう必要があります。

こちらもネット輸入で購入してしまう人がいますが、個人輸入で購入したアダパレンゲルは偽物だったり、有害な成分が含まれている可能性もあって危険です。

DMMオンラインクリニックで処方されるアダパレンゲルであれば、医師の診断の下、その人の肌に合った正規品が届くため安心して使えます。

診察料無料のオンライン診療だから時間もお金も節約できる

引用:DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは、診察料無料のオンラインクリニックです。PCやスマホを通して医師の診断を受けることができ、最短当日に薬を受け取れます。

わざわざ病院まで足を運ぶ必要がなく、自宅や外出先で気軽に診療を受けられることもメリットです。忙しい人でも待ち時間も短縮でき、院内感染や二次感染のリスクも回避できるでしょう。

ちなみにDMMオンラインクリニックでのアダパレンゲル処方は、肌悩みに合わせてアダパレンゲル以外のビタミン剤やローションも処方してくれます。

価格も1か月あたり税込2,523円~とお手頃なため、肌のトラブルにお悩みの人はぜひDMMオンラインクリニックに相談してみましょう。

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