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ハイフ(ウルセラ)で癌になる可能性は低いが他のデメリットがある

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ハイフは癌になるとの噂があります。それが本当の場合は恐ろしいですが、果たしてハイフを受けて本当に癌になるのでしょうか。

結論からいうと、ハイフを受けたからといって癌になる医学的根拠はありません。それでもハイフで癌になるとの噂が絶えないのは、ある芸能人が舌癌になったことがきっかけです。

この記事では、ハイフが及ぼす人体への影響について紹介します。また、ハイフの安全な施術についても解説するので、これからハイフを検討している人はぜひ参考にしてください。

目次

ハイフで癌になる可能性は低いと複数の医師が説明している

ハイフを受けたからといって、癌になることはありません。仮にハイフ後に癌を発症したとしても、ハイフとの因果関係を証明する医学的根拠はないのです。これは複数の医師が証言しています。

ウルセラ(HIFU)と、舌がんの直接的な因果関係はないと思います。

むしろ、喫煙・虫歯などのほうが、原因としてはあり得ると思います、、、。

東京美容皮膚科クリニック 医学博士コメント

ハイフの治療では火傷や神経損傷(それによる麻痺)が起こる可能性があり、いたみやガンの症状に対して鈍感になってしまった可能性がある、とのことでした。確かに、その可能性は否定できません。

ただ、きちんとした知識と技術を持って照射すれば、ヤケドや神経損傷は未然に防ぐことが出来ます。感覚が鈍くなるようなことは通常起こらないので心配ありません。

エネルギーデバイスとしてのHIFUに危険性が潜んでいるということではありません。またFDAの承認を取得していることは、かなり高いレベルの安全性の担保でもあります。

スキンリファインクリニック ドクターコメント

ハイフはアメリカで実用化された施術であり、FDAというアメリカ食品医薬品局の認定を受けています。日本でもFDAから認証を受けた施術として認識されており、日米両国における薬機法において安全性が認められています

つまり、ハイフが原因で癌を発症するリスクは極めて少ないです。ハイフ後に癌になってしまった場合、ハイフを受けた前後にたまたま癌を発症した、といった可能性が高いのです。

ハイフ(ウルセラ)で癌になるという噂は芸能人の舌癌のニュースが出どころ

堀ちえみさんの舌癌発表があったとき、Twitterでは「ハイフが原因でガンになったのでは?」との憶測が飛びました。しかし前述しているとおり、ハイフが原因でガンになる医学的な根拠はありません。しかも堀ちえみさんの場合、舌癌だけでなくこれまで多くの闘病を経験されています。

堀ちえみさんがこれまで戦ってきた病気

  • 特発性重症急性膵炎
  • 特発性大腿骨頭壊死症
  • 関節リウマチ
  • 神経障害性疼痛 など

人の体は1度病気を起こすと、次々に他の病気を発生してしまうことも珍しくありません。とくに堀ちえみさんが経験されてきた病気は痛みを伴うものも多く、精神的要因が様々な体への影響を与えたことが推測できます。これまでの病気が舌癌を引き起こしたとはいえませんが、ハイフが舌癌を起こしたともいえないのです。

このようにハイフで癌になるという噂の出どころは、芸能人のガン発症のニュースが原因です。当時は多くの医師もさまざまな見解を出し、「ハイフと発ガン性の関係はわかっていない」との結論になりました。

それでもハイフとガンを結びつけるなら「ハイフによって感覚が鈍り、がんの前兆の痛みや重症化に気づきにくくなっていた可能性はある」という点です。ハイフが直接ガンの原因になったとの医学的根拠はありません。

ハイフでガンになる可能性は低いが将来的なデメリットがある

紹介している通り、ハイフを受けたからといって将来ガンを発症することはありません。ただし、ハイフは医療施術です。医療施術には高い若返り効果や美肌効果があるものの、副作用があります。

ハイフを受けることによって生じるデメリットは次の3つです。

  1. 一時的に神経を損傷することがある
  2. 頬がこけて老け顔になったように感じることがある
  3. ハイフで皮膚に火傷を負ってしまうことがある

この3つのデメリットは、だれにでも生じるものではありません。むしろハイフを受けた人の多くはこのような副作用が生じることはなく、施術直後に肌のハリや引き締め効果を実感できます。

それでも副作用が起きてしまうのは、エステハイフやセルフハイフを受ける人が増えているからです。ではこれらのデメリットについて具体例を見ていきましょう。

一時的に神経を損傷することがある

HIFU(ハイフ)機器を自分で操作し顔にあてたところ、唇の神経を損傷した。

説明通りに正しく使っていた。先日使っていたところビリッと唇に痛みが走り、感覚が変になった。神経内科を受診すると「神経損傷で唇の感覚が無くなっている。治るかどうかは不明。全治何カ月かは不明だが年単位かもしれない」と言われた。

独立行政法人国民生活センター

医師ではないエステティシャンによるハイフや、自分自身で行うセルフハイフの場合、一時的に神経を損傷するような重篤な副作用が起きています。

国民生活センターの調査によると、セルフエステによるハイフの事故件数は2018年あたりから急上昇しています。これは、以下の3つの理由でセルフハイフが増えているからです。

  1. 人件費を抑えたいエステサロンが、お客様自身でできるハイフ施術に切り替えた
  2. スポーツジムが多様化し、セルフエステというオプションを付ける場所が増えた
  3. 新型コロナの影響で、他人ではなく自身で行うエステが人気になっている

セルフエステは自身で行う施術であり、コロナの時代では感染予防にもなるためメリットもあります。

しかしハイフは、超音波の熱エネルギーを使って肌の深層部へアプローチする難しい施術です。基本的には医師免許を持っていない人が行う施術ではないのです。

その証拠に、クリニックが行うハイフでは神経を損傷するような大きな事故のリスクは少ないです。安全性の高いハイフを受ける場合、エステやセルフではなく医療クリニックでハイフを受けましょう。

頬がこけて老け顔になったように感じることがある

ハイフは向いている人とそうでない人がいます。ハイフ施術が向いていない人に「もとから頬の肉が少ない人」が挙げられます。

ハイフを受けるべきではない人

  • もともと顔がシャープで肉付きが少ない
  • 頬についている脂肪が少ない

もともと顔に脂肪が少ない人が施術を受けると、頬がこけて老け顔に見えるリスクが高いです。ハイフは皮膚内部にある筋膜層に熱でアプローチして引き締める施術です。頬に肉が少ない人が行うと頬がげっそりし、かえって老けた印象になります

若い人の頬はハリが良く、いい意味でふっくらしています。もともと顔がシャープで肉付きが少ない人が行うとほっそりしてしまうので、ハイフは向いていません。

ハイフで皮膚に火傷を負ってしまうことがある

ハイフは一時的に皮膚に火傷を負うリスクもあります。それはハイフには以下2つの原因があるからです。

  1. 施術中に放射エネルギーが拡散してしまうから
  2. 施術者の技量が足りないため

ハイフは超音波を使って皮膚深層部に熱を届ける施術です。このときに放射エネルギーが拡散し、骨にぶつかることにより皮膚の表面に軽度の火傷が浮かぶこともあります。

そして、エステハイフやセルフハイフなど、医療従事者以外の施術は火傷のリスクも高いです。ときに水ぶくれや色素沈着などの大きな火傷を起こすこともあるので、必ず医師がいるクリニックで施術を受けましょう。

エステハイフやセルフハイフだと将来的なデメリットを感じやすい

国民生活センターによると、エステサロンやセルフハイフによる以下のような施術トラブルが増えています。

インターネットの格安クーポンサイトで、HIFUという痩身エステを予約した。施術開始後、すぐに痛いと訴えたが「効果が出ている」と言ってそのまま施術された。数日後湿疹のようなものが出たため医者に行き、蕁麻疹と診断されたので、エステサロンには連絡をしなかった。

しかし、その後赤くなった箇所が色素沈着したため、別の医者に診てもらったら「熱傷後の色素沈着なので、完治に半年ぐらいかかる」との診断書をもらった。エステサロンに対して完治するまでの治療費等を求めたい。

独立行政法人国民生活センター

クリニックと別のフロアにあるエステサロンのハイフを受けたところ、左頬から左唇にかけて電気が走るようなしびれが出た。

院長に訴えると「原因は分からないのでメーカーに確認を取る。しびれは1週間で取れると思う」と言われ帰宅したが、2~3日経ってもしびれが続いたので、神経内科に行ったところ「三叉神経の一部を損傷している」と診察された。治療を受けているがいまだに違和感が残っている。こんなリスクがあると説明されていれば契約しなかった。納得できない。

独立行政法人国民生活センター

紹介している通り、ハイフは皮膚の内部にある筋肉や神経まで超音波を到達させる施術です。医療資格のないエステティシャンや自身が施術を行うと神経を損傷する恐れもあります。神経を損傷しても経過とともに直ることが多いのですが、重症の場合は一生しびれが残るといった後遺症に悩まされる例もあるのです。

そしてハイフは使用する機械ごとに照射出力の設定には違いがあります。この出力の調整を誤ると、火傷や神経の損傷など副作用が生じやすいのです。そのような施術を医師免許のない人が行うのは恐ろしいです。将来に悪影響を及ばさないためにも、ハイフはエステではなく医療ハイフを選びましょう。

ガンやデメリットが心配なら医師が行う医療ハイフを選ぼう!

ハイフを受けたからといって、将来ガンを発症しやすくなることはありません。ただし、技量が足りない誤った場所でハイフ施術を受けると、火傷や神経損傷などのリスクがあります。これらの副作用を防ぐには、医療クリニックでハイフを受けることが大切です。

医療クリニックでハイフを受けることのメリット

  • 高出力のハイフによりエステより効果が高い
  • 経験豊富な医師が施術にあたるため、火傷や神経障害といった副作用リスクはとても少ない
  • デメリットの説明も含めたカウンセリングをしっかり行っている
  • 医師が在中しているため、トラブルが起きた際も安心
  • 痛みが怖い人には麻酔対応も可能している

特に国民生活センターにはエステサロンやセルフハイフによる施術トラブルが多く寄せられており、副作用のリスクが高いことがわかります。デメリットを防ぐためには、ある程度コストを掛けても医師のいる医療クリニックで施術を受けることが大切です。これからハイフを検討している人は、ぜひ信用できる医師のいるクリニックでハイフを受けましょう。

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