眉毛のアートメイクは医療行為のため、保険適用になるか気になる人もいるでしょう。結論からいえば、眉毛のアートメイクは基本的に保険適用外の自由診療です。全額自費で施術を受けることになります。
しかし、保険適用にならなくても、通常料金より安く施術を受けることは可能です。アートメイクに興味があるけれど料金が高くて悩んでいる人は、安く施術を受ける方法を試してみてはいかがでしょうか。
本記事では、アートメイクが保険適用にならない理由や、できるだけ安い料金で施術を受けるコツを解説します。
眉毛のアートメイクをすれば化粧の手間を軽減して、すっぴんでもきれいでいられます。アートメイクをできるだけ安く受けたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
眉毛のアートメイクは保険適用にならずすべて自己負担
眉毛のアートメイクは、アートメイクのメニューを設けているクリニックで医療従事者から施術を受けます。医療行為ではあるものの保険適用にはなりません。料金はすべて自己負担です。
アートメイクが保険適用にならない理由は、美容を目的とした施術だからです。保健は病気や怪我の治療に適用されるため、アートメイクは保険適用外となります。
病気の治療に必要と判断されれば保険適用の場合もある
アートメイクは基本的に自由診療ですが、病気の治療のために必要と判断された場合は保険適用になる場合があります。
がんなどの病気やケガによって失った身体の色を改善するため、皮膚に色素を入れて元の状態に近づけるアートメイクを「パラメディカルピグメンテーション」といいます。
パラメディカルピグメンテーションには、乳がんによる乳房再建や抗ガン剤による脱毛、白斑症、外傷ややけどの跡、無毛症・脱毛症などが挙げられます。
パラメディカルピグメンテーションは医療補助行為なので、医師が治療に必要と判断すれば保険適用されます。
ただし、パラメディカルピグメンテーションを希望しても、医師が治療に必要と判断しなければ、保険適用になりません。
眉毛アートメイクの料金相場は2回で10万~20万円程度
眉毛アートメイクは2回以上の施術で完成するクリニックが多いため、2回セットの料金が設定されているクリニックが多い傾向です。
料金はクリニックは施術方法によって異なりますが、相場は2回で10万〜20万円です。
眉毛アートメイクの主な施術方法には機械で細かいドットを重ねる「2D」、毛並みを1本1本描く「3D」、毛並みとパウダーのグラデーションをミックスした「4D」などがあります。
施術方法によっても相場は異なり、2Dより3D、3Dより4Dが高い傾向です。
人間の身体には、異物を排除する機能が備わっています。アートメイクは皮膚にインクを注入するため、身体は1回目の施術で注入されたインクを異物とみなして排除します。
1回では色が定着しないため、2回以上の施術が必要です。
また、理想の眉に仕上げるには微調整が必要です。
1回目の施術で濃い色を入れた場合、思ったほど色が抜けなければ希望通りの仕上がりません。2〜3回の施術で完成するように色を入れることで失敗を防げます。
アートメイクを安い料金で受けるコツを3つ紹介
アートメイクは基本的に保険適用になりませんが、できるだけ安い料金で受けることは可能です。アートメイクの施術を安く受けるコツを3つご紹介します。
1. キャンペーン中のクリニックを見つける
アートメイククリニックの中には、定期的にキャンペーンを実施しているところが多いです。
眉毛アートメイクのキャンペーン期間中であれば、お得な割引価格で施術を受けられます。安い料金で受けられるように、キャンペーン情報をチェックしておきましょう。
学割やペア割などの各種割引を実施しているクリニックもあります。条件に該当すれば、かなり割引してもらえてお得です。
アートメイクの施術を受けるなら、まずは候補となるクリニックのホームページを確認し、お得なキャンペーンを実施していないか確認してみましょう。
2. モニター募集をしているところで施術する
モニター募集をしているアートメイククリニックもあります。モニターになれば、通常料金より安い料金で施術を受けられます。
ただし、モニターになると症例写真がクリニックのホームぺージに掲載されるため、アートメイクをしているとバレたくない人には向きません。また、施術は新人が担当するケースもあります。
このようなデメリットが気にならず、できるだけ安く施術を受けたい人はモニターが向いています。モニターを募集しているクリニックを探し、予約時にモニター希望であることを伝えましょう。
3. 指名料金がかからないところを選ぶ
施術担当者を指名すると指名料金がかかるクリニックもあります。
施術料金以外に指名料金がかかると高くなるため、指名料金がかからないクリニックを選びましょう。できるだけ安く施術を受けるなら、施術担当者を指名しない方法もあります。
アートメイクを受けると保険に入れない可能性がある理由
タトゥーや刺青があると生命保険や医療保険などに入れなくなることがあります。
アートメイクとタトゥーは厳密には異なりますが、生命保険会社によっては同様の取り扱いになり、保険に加入できないことがあるため注意しましょう。
次の見出しからアートメイクのせいで保険に入れないといわれる理由を紹介します。
ただしアートメイクは新しい施術のため、加入できるかは各生命保険会社の判断によります。アートメイクはしたいが入りたい保険もある人は先に保険会社に確認しましょう。
感染症や病気のリスクが高まるため
アートメイクは針を刺して皮膚にインクを注入する施術です。衛生管理が徹底されていない場合、感染症や病気のリスクが高まります。
アートメイクは医療機関で施術を受けるため、基本的には衛生管理がしっかりされています。針など直接患者に触れるものは使い捨てが基本なので、感染症にかかるリスクは少ないです。
しかし、なかには無資格の施術者が施術を行うエステサロンもあり、衛生管理が徹底されていない場合は感染症のリスクが高いです。
また、タトゥーはインクを体内に入れるため肝臓に負担がかかり、肝臓の病気にかかるリスクが高まるともいわれています。
このようにアートメイクやタトゥーは病気へのリスクが高まる可能性があり、リスクが高い人が生命保険に加入すると保険の公平性が崩れるため、保険に加入できない可能性があります。
よって、保険会社によりアートメイクもタトゥーと同じだと判断されると、保険に加入させられないと判断される可能性があります。
反社会的勢力とのつながりが疑われるため
タトゥーには反社会的勢力のイメージが根強く残っています。
生命保険会社はコンプライアンス的に反社会的勢力とのかかわりを禁じているため、申込があっても加入を断る保険会社が多いといわれています。
最近では反社会勢力ではない人がタトゥーを入れることは一般的になりつつも、社会制度はまだ追いついていないため、保険会社によっては加入を断られるケースもあるでしょう。
アートメイクはできるだけ安く技術力の高いクリニックで受けよう
アートメイクはクリニックや施術者によって料金が異なります。
時間がたてば肌の新陳代謝によって薄くなり、リタッチも必要になるため、できるだけ安いクリニックで受けましょう。
ただし、安さだけを重視すると失敗する恐れがあるため、技術力の高さも確認して選ぶことが大切です。
アートメイクは保険適用になりませんが、キャンペーンを利用したりモニターを希望したりすれば、通常料金より安く施術を受けられます。
ホームページを確認するとお得な情報が見つかることがあるため、クリニックを選ぶときはチェックしておきましょう。