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坪数ごとの外壁の塗り替え料金相場一覧!費用が上がる5大要因も紹介

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外壁塗装は業者によって値段が異なり、本当の相場がわかりにくいです。外壁の塗り替えにおける適切な料金を知るには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

この記事では、各坪数ごとの外壁塗装の一般的な料金を紹介し、なぜ外壁塗装の費用が高額になるのか5つの原因も紹介します。家の面積のみでなく、様々な要因が費用に影響を与えることを説明するので、これから外壁塗装を検討中の人はぜひ参考にしてください。

目次

20~60坪の外壁の塗り替え料金相場一覧表

まずは、坪数ごとにおける外壁の塗り替え料金について見ていきましょう。

坪数概算塗装面積相場金額
20坪80㎡約40~120万円
30坪119㎡約60~140万円
40坪158㎡約80~150万円
50坪198㎡約120~180万円
60坪238㎡約120~200万円

こうしてみると、相場の金額にはだいぶ差があるのがわかります。例えば30坪の家の塗装をするにせよ、60万円で済むこともあれば、140万円も掛るケースがあるのです。なぜ同じ坪数なのに、これほど料金に差が出るのでしょうか。次からは、壁塗装の費用が上がる要因について紹介します。

外壁塗装の費用が上がる5大要因!塗料の質や塗装面積が重要

外壁塗装の費用が上がる原因は主に5つです。

  1. 塗料の値段が高い
  2. 複数の色を使っている
  3. 家に階数が多い
  4. 特殊な作りの家である
  5.  劣化が進んでおり補修費用がかかるため

ここからは、上記5つの原因についてさらに詳しく紹介します。

1. 塗料の値段が高いと塗装費用は全体的に上がる

外壁塗装は、使用する塗料のグレードが高いと、それに比例して値段も上がります。使用する塗料には多くの種類があり、主に「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」「無機」の5種類に分けられます。

塗装の種類ごとに見る外壁塗装のおおよその価格

塗料の種類塗装単価延床面積30坪の場合耐用年数
アクリル1,000~1,600円/㎡19万円~5~7年
ウレタン2,000~3,000円/㎡30万円~8~10年
シリコン2,500~3,500円/㎡36万円~10~15年
フッ素3,500~4,800円/㎡50万円~15~20年
無機4,500~5,850円/㎡62万円~20~25年
参照:【2023年版】外壁塗装の相場と見積もりの詳細を坪数ごとにご紹介 | さくら外壁塗装店(外壁塗装リフォーム工事専門店) (gaiheki-tosou.shop)

価格が高い塗料ほど、耐用年数が高く、雨や汚れに強いといったメリットがあります。価格を抑えて外壁塗装を行う場合はアクリル塗料を使えばいいのですが、耐用年数は5~7年しかないため、すぐに塗り替えなくてはならないデメリットもあります。塗料を選ぶ際は目先の価格にとらわれず、この先の耐用年数なども考慮しなくてはなりません

2. 複数色を使う場合は追加費用がかかることが多い

外壁塗装で、複数の色を使う場合は追加費用が発生します。

外壁塗装 複数の色で追加費用が発生する理由

材料コストが増加するから色を追加すると、異なる色の塗料が必要になり、各色に対応した塗料を購入するため、材料コストが増加する
作業時間と手間が増加するから複数色を使う場合、塗装作業の複雑さが増し、仕上げるまでの作業時間や手間が増加する。色を切り替えるための準備やクリーンアップ作業も増えるため、労力と時間がかかる
専門的な技術と経験の必要性複数色を塗る場合、塗り分けや境界線を正確に保つことが求められ、専門的な技術や経験が必要となる。それに見合った追加費用が必要

複数色を使用する外壁塗装の場合、選択した色の数や塗装する面の複雑さによって追加費用が掛かります。塗装業者によっても料金体系は異なるため、施工前にしっかりと見積もりを取りましょう。

3. 階数が多い家は塗装面積も広く値段が高い

外壁塗装の費用には、建物の階段数も影響します。一般的に2階建てより3階建ての家のほうが、塗装費用は高いです。

階数が多い家の塗装が高い2つの理由

1.足場費用が増加するから

階数が多い場合、高さや広さに合わせた足場を組む必要があります。3階建ての建物の場合は、2階建てよりも足場を組む高さが増すため、足場の設置により多くの人数と時間が必要となり、費用が増加します。

2.作業時間と人員が必要になるから

 階数の増加により塗装面積が増えるため、作業時間と人員の必要性も高まります。また塗装のための足場設置、上層階への材料運搬、作業員の安全確保などにより、さらなるコストが掛ります。

自分の家は狭小住宅だから外壁塗装は安く済むはず、と思う人もいます。しかし実際には階段数の多い狭小住宅ほど作業時間は掛かるため、塗装費用は高くなります。

4. 特殊な作りの家も塗装面積が広くなるため値段が上がる

特殊な建物構造の家では、塗装面積が広くなるケースも多く、それに伴って費用が増加するのが一般的です。

特殊な家の具体例は下表の通りです。

特殊な家と言われるケース費用増加の理由
狭小地に建っている住宅足場設置や塗装作業の効率が低下し、追加の作業時間と手間が必要になる
傾斜立っている住宅立地通常より多くの足場を設置する必要がある場合や昇降機を利用する場合に費用が増加する
狭い路地や一方通行でしか入れないような住宅作業車が建物近くまでアクセスできず、搬出入費が別途請求される可能性がある

こうした特殊な家の場合、塗装業者が追加の対応や作業を行う必要があり、それに伴う費用が増加します。

5. 劣化が進んでいる家は補修費用が余分にかかる

住宅が劣化している場合、外壁塗装は高くなります。

劣化した住宅とは?

  • 建物に汚れや傷がある
  • コケや藻が発生している
  • 大きな亀裂がある
  • 雨漏りがある など

このような問題がある家の場合、修理や補修に要する費用が高額になります。特に雨漏りは、内部の水漏れが少なくても、外壁や屋根の修復が大規模になり、予想以上に費用がかさむのです。

だからと言って修理を先延ばしにすると、建物の劣化が進み、ますます修繕費用は高額になります。早めの外壁塗装が家の状態をチェックし、結果的に修繕費用を抑えることにもなります。

外壁の塗り替え費用を抑える方法も多くある

外壁塗装は状況によって100万円以上掛るケースもありますが、工夫することで塗り替え費用を抑える方法もあります。ここからは、塗装費用を抑える4つの方法を紹介します。

助成金や補助金を利用する

外壁塗装は、住んでいる地域によって自治体から助成金や補助金が出る可能性もあります。それを知らずすべて自費で行うのはもったいないです。まずは各自治体のホームページなどに外壁塗装の助成金などがないか確認してみましょう。

自治体の助成金や補助金を利用する流れ

手順具体的な方法
1.住んでいるエリアに助成金や補助金があるか、市役所や自治体のHPなどで確認する居住する地域の自治体や都道府県のウェブサイトや役所で、外壁塗装に関連する助成金や補助金の情報を調査する。住宅のリフォームやエコリフォームに対する支援制度があれば、外壁塗装も対象であるケースが多い
2.条件を確認する補助金には特定の条件があり、特定の年齢層や収入制限、住宅の種類によって受給資格が異なる。条件を確認し、自身の状況が該当するかチェックする
3.申請手続きをする該当する助成金や補助金がある場合、自治体の指定された手続きに従って申請を行う。塗装業者によっては申請手続きをサポートしてくれることも多い

例えば東京目黒区には「住宅リフォーム資金助成」などがあります。多くの場合、10~15万円ほど補助金が出るケースが多いです。

利用できるなら火災保険を検討する

外壁塗装は、火災保険を利用できるケースもあります。それは火災によって外壁に損傷を受けた場合や、自然災害によって損傷を受けた場合に、火災保険が適用されます。

火災保険によって外壁塗装ができるケース

ケース解説
火災による損傷外壁が火災によって損傷した場合、火災保険が適用されるケースが多い。火災による損傷が直接的であれば、修復や補償が受けられる。
隣接する建物からの延焼隣接する建物からの延焼により外壁が損傷した場合、火災保険が利用できるケースが多い。ほかの建物の火災による損傷も保険の対象となるケースがある
落雷や台風などによる自然災害による損傷台風の飛来物や、落雷によって外壁にダメージが及んだ場合、火災保険が適用される場合もある
保険契約内容による制約個々の火災保険契約内容により適用範囲が異なるため、具体的なケースにおいては契約書を確認し、保険適用の条件を確認するのが重要

火災保険で外壁塗装を受けられるかどうかは、まず加入している保証内容をしっかり確認する必要があります。仮に適用されれば多くの金額を保険でまかなえるケースもあり、塗装における費用を抑えられます。

梅雨や冬などの閑散期に依頼する

外壁塗装の費用を節約するためには、梅雨や冬などのオフシーズンに作業を依頼するのも推奨します。なぜなら、これらの季節は外壁塗装には適していないため、工事費用が一般的に低くなる傾向があるからです。

ただし、梅雨や冬は天候が不安定であり、雨や雪などの影響で作業が中断されるケースがあります。お得に施工できつつも、工期が長引く可能性があるので、それを踏まえた上で依頼をしましょう。

複数業者から相見積もりをとる

外壁塗装の費用を抑えるためには、1つの業者に限定せず、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。複数の業者からの見積もりを入手することで、それぞれの見積もり額を比較できる上、外壁塗装の一般的な価格相場を把握できます。

また、複数業者の見積もりを取ることで、どの工程がどれくらいの費用になるかを理解し、予算を無理なく設定できます。外壁塗装費用を抑えたい人ほど、複数業者から見積もりを取りましょう。

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