イソトレチノインは重いニキビの症状を改善させる効果に期待できる内服薬です。しかし飲むのをやめるとどうなるのでしょうか？
結論からいうと、イソトレチノインの服用をやめても、ニキビに対する効果は持続するケースが多いです。ただしイソトレチノインは副作用も大きい薬なため、医師の診察が必要です。
この記事では、イソトレチノインをやめた後の肌の状態や、副作用などを紹介します。ニキビ以外の悩みでイソトレチノインを検討している人は、オンラインクリニックで別の薬も検討しましょう。
イソトレチノインをやめるとどうなる？肌の悩みは長期的に解決される
イソトレチノインは、ニキビ治療に効果の高い内服薬です。そのため服用を終えた後でもニキビができにくくなる効果に期待できます。
持続効果は人によって異なるものの、服用をやめた後もその効果が長期的に持続し、半永久的にニキビができなくなる人もいます。
皮脂分泌が多少戻る人もいますが、治療前と比較すると皮脂分泌は減少していることが多いといわれます。
高い効果を得られた人の場合、治療を終了しても良い状態が続きます。ただし再発することもあるため、その場合は内服量と内服期間を適切に調整することが重要です。
治療後に気になる症状が現れた場合は、再度イソトレチノインを服用したり、外用薬のみで対処する方法もあります。
ちなみにSNSなどではイソトレチノイン服用後の肌の状態が掲載されていることも多いです。しかしそのような情報は参考程度にとどめ、自身の症状や経過に合った治療を行っていきましょう。
ニキビは2～3年再発しにくいとの論文がある
イソトレチノインを使用すると、ニキビが2～3年再発しにくいという論文もあります。
イソトレチノインはアクネ菌に対する免疫を正常化する働きも持っています。そのため、適切な量と期間で服用を続けることで、イソトレチノインを中止した後でもニキビができにくくなるとされています。
そもそもイソトレチノイン治療の目的は、ニキビそのものを治療し、肌の状態を改善することです。
そのため、イソトレチノインは一時的な効果ではなく、長期的に効果を感じたい人が治療に用いるべき薬だといえるでしょう。
参考：National Library of Medicine「Face to Face with Oral Isotretinoin」
適切なイソトレチノインの服用でニキビ再発率は低く抑えられる
ニキビの再発率を低く抑えたいなら適切なイソトレチノインの服用が必要です。
医師の診断のもと、適切な量の投薬を続けることで、イソトレチノインをやめた後の再発率を低く抑えられる可能性が高まるでしょう。
ただし持続効果は人によって異なり、中にはイソトレチノインの服用をやめたことでニキビが再発する人もいます。
とくに、十分な量と期間で服用しなかった場合は再発のリスクが高まる傾向にあります。長期間すこやかな肌を保つためには、医師の指示に従って治療計画を守ることが重要です。
辞めた後も皮脂が戻ることを防げる場合もある
イソトレチノインをやめた後でも、ニキビの原因である皮脂の状態がもとに戻ることを防げる場合があります。
イソトレチノインを服用すると、皮脂腺の活動が抑制され、皮脂の分泌が減少します。この効果は治療後も持続することが多く、皮脂が過剰に分泌されることを防げるケースもあります。
つまり個人差はあるものの、イソトレチノインをやめたあとは治療前に比べると皮脂量が減少し、ニキビができにくい状態が続くでしょう。
イソトレチノインをやめると治療中よりも多少皮脂量は増えますが、多くの場合ニキビが増えるほどの量ではありません。
イソトレチノインは皮脂腺を小さくする効果を持っているため、ニキビや毛穴のトラブルを長期間にわたりコントロールすることにも期待できます。
ただしイソトレチノインには怖い副作用が多い
このようにイソトレチノインは長期に渡ってニキビのトラブルに効果を発揮する薬です。しかし効果が高い分、恐ろしい副作用も多いです。ここからは、イソトレチノインがもたらす恐ろしい副作用について紹介します。
胎児に重大な影響を及ぼすことがある
イソトレチノインは、胎児に重大な奇形を引き起こす可能性が高い薬です。妊娠中や妊娠を計画している女性がこの薬を服用すると、下表のようなリスクが生じます。
| リスク／注意点 | 詳細 |
|---|---|
| 流産・死産・早産リスク | 妊娠中に服用すると流産、死産、早産のリスクが増加する |
| 胎児の奇形リスク | 妊娠中の服用で胎児の奇形リスクが非常に高まる |
| 妊娠初期の服用リスクが高い | 妊娠初期（0〜13週）の間に服用すると多くの胎児の奇形が発生する報告あり |
| 服用中は献血ができない | 妊婦に輸血された場合のリスク回避のため、服用中は献血禁止 |
万が一イソトレチノイン服用中に妊娠した場合、流産、死産、早産のリスクが高まります。妊娠が確認されたら直ちに服用を中止し、医師の指示を仰ぐことが必要です。
また、イソトレチノイン服用中は献血も禁止されています。その理由は、イソトレチノインが含まれる血液が妊娠女性に輸血された場合、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
うつやその他精神疾患を招く恐れもある
イソトレチノインは、うつや希死念慮といった精神疾患を招くリスクもあります。
これらの疾患を防ぐためには、イソトレチノインを服用する際には医師の定期的な診察を受け、精神状態もチェックすることが重要です。
場合によっては医師の指示に従い、服用を中止することもあるでしょう。
イソトレチノインはニキビ治療において高い効果に期待できますが、その一方でこのような恐ろしい副作用のリスクもあります。
これらのデメリットを理解し、医師の監督下で慎重に使用することが大切です。
肝機能低下や腸疾患の可能性もある
イソトレチノインの副作用には、肝機能低下や腸疾患の可能性もあります。
イソトレチノインを服用する際には、基本的に定期的な診察と毎月の血液検査が必要なうえ、処方は最大で2ヶ月分に制限されています。
理由は肝機能障害の早期発見と管理のためです。また、稀な副作用として、潰瘍性大腸炎やクローン病など、腸疾患に関わる副作用も報告されています。
こうしたことから、肝臓や腎臓に異常がある人や腸疾患を持つ方は、イソトレチノインの服用はできないことが多いです。
また過度の飲酒は肝機能に悪影響を与えるため、イソトレチノインを服用中は多量の飲酒は控える必要もあります。
ニキビや毛穴に悩むなら医師の診察を正しく受けよう
ニキビや毛穴に悩むなら、医師の診察を正しく受けることが大切です。肌の悩みがある方は、オンラインクリニックや毛穴治療専門のクリニックに相談しましょう。
イソトレチノインは効果が高い一方で副作用が多い薬であり、たとえ医師から処方されても使用に不安を感じる人も少なくありません。
DMMオンラインクリニックでは、イソトレチノインよりも安全性が高く、毛穴への効果が期待できる薬も処方しています。
毛穴治療の相談に応じるオンラインクリニックは多数ありますが、DMMオンラインクリニックは特に薬の種類が豊富で、肌の悩みに合わせたセットプランも用意されています。
安心して治療を進めるためにも、専門の医師による診察を受けて、自身に合う最適な治療法を見つけましょう。
安心して治療薬の処方を受けられる
DMMオンラインクリニックは、利用者に最適な薬を医師が処方するため安心感があります。
オンライン診察では、事前に記入した問診票の情報をもとに、医師が具体的な悩みや症状を聞き取ります。
肌の悩みがある場合は、必要に応じてカメラ越しに肌の状態を見せることで、通常の皮膚科での診察とほとんど変わらない診療が受けられます。
肌トラブルに悩む方もDMMオンラインクリニックを利用すれば、安全かつ自分に合った最適な薬を処方してもらえるでしょう。
万が一の副作用にもすぐに対応してもらえる
万が一の副作用にも、DMMオンラインクリニックであれば迅速に対応してもらえます。
DMMオンラインクリニックでは、まず副作用のリスクを避けるために医師が体調を診た上で適切な薬を処方し、伝えた服用方法を必ず守るよう伝えられます。
それでも体調に異常を感じた場合は、再診ですぐに医師に相談することが可能です。
また薬の詳しい服用方法や副作用に関しては、薬に同梱されている用紙やサービスサイトの各診療詳細ページで確認できます。
どのような副作用のリスクがあるかも詳しく紹介されているため、利用の際にはぜひマイページから薬の詳細を確認しましょう。これにより、安全に薬を服用でき、万が一副作用が起きた際にも安心です。
リスクの小さいアダパレンゲルも選択肢にある
紹介している通り、イソトレチノインは副作用が重く、毛穴の悩みに気軽に利用できる薬ではありません。
毛穴の悩みがある人は、イソトレチノインより「アダパレンゲル（ディフェリンゲル）」がよい場合もあるでしょう。
DMMオンラインクリニックは、イソトレチノインよりもリスクの少ないアダパレンゲルも処方可能な安全性の高いクリニックです。
| 副作用が少ない | イソトレチノインのような重大な副作用はなく、肌の乾燥やかゆみといった軽度な副作用のみ |
| 毛穴のつまりを改善する | アダパレンは角質剥離作用があり、毛穴に詰まった皮脂や古い角質を取り除く効果に期待できる |
| 初期のニキビへの効果、ニキビ予防効果がある | 毛穴を詰まりにくくさせることで新しいニキビの発生を防ぎ、初期段階のニキビを改善する効果にも期待できる |
アダパレンゲルはイソトレチノインとは異なり、内服薬ではなく気軽に使用できる外用薬です。毛穴のつまりを解消する効果があるため、ニキビの予防にも役立ちます。
妊娠中には使用できない、炎症が起きているニキビには効果を感じにくいといったデメリットはありますが、イソトレチノインと比較すると副作用のリスクを抑えて服用できます。
オンラインなら診察料無料でコスパが高い
DMMオンラインクリニックは診察料が無料なので、非常にコスパが良いです。DMM会員登録をすることで診察料が無料になり、会員登録にもお金は一切かかりません。
予約、問診、診療代はすべて無料で、必要な金額は処方された薬と配送料のみです。配送料も1回の配送につき一律550円（税込）なのでとてもお得です。
DMMオンラインクリニックの毛穴治療は、コスパを抑えつつ、安全な薬を処方してもらえるためメリットが大きいです。
肌の悩みがある人は、ぜひ気軽に医師へ相談できるDMMオンラインクリニックをご利用ください。