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これってインナードライ?最適なスキンケア方法や見分け方をご紹介

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日本人女性の多くはインナードライ肌である可能性があります。しかし本当に自身の肌がインナードライ肌かどうか、見極めが難しいこともあるでしょう。

この記事では、インナードライ肌の見極め方や、正しいスキンケア方法について紹介します。正しいスキンケアを行えば肌質がすこやかに改善する可能性も高いため、肌のトラブルでお悩みの人はぜひ参考にしてください。

目次

インナードライ(混合肌)の最適なスキンケア方法を紹介

まずはインナードライ肌の正しいスキンケア方法を紹介します。インナードライが疑われる人の正しいスキンケア方法は以下です。

  • スキンケアアイテムは低刺激で保湿力のある成分のものを選ぶ
  • 丁寧なスキンケアで肌に余計な刺激を与えない
  • オイリーでも乳液やクリームは正しく使う

それぞれについて詳しく解説していきます。

スキンケアアイテムは低刺激で保湿力がある成分のものを選ぶ

インナードライ肌には、保湿力が高く、低刺激の化粧水を選ぶことが重要です。

インナードライの大きな原因である乾燥を防ぐため、肌をしっかり保湿し、スキンケアの刺激で肌を余計に乾燥させないことが必要だからです。

インナードライ肌に適しているスキンケアアイテム

特徴内容
保湿力が高いセラミドやヒアルロン酸が配合されている
低刺激性アルコールや香料不使用
しっとりタイプさっぱりタイプでは乾燥を助長させてしまう可能性がある

インナードライ肌は角層の内部が乾燥しており、肌全体に保湿が必要な肌です。

例えば化粧水を選ぶ際には、浸透力の高さに着目し、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。これらの成分は肌のうるおいを補い、バリア機能をサポートします。

また、なるべく低刺激タイプのスキンアイテムが良いです。例えば化粧水に含まれる人工香料やアルコールは肌に刺激を与える可能性があり、肌トラブルの原因になりかねません。

さらにスキンケアアイテムの多くは「さっぱり」と「しっとり」がありますが、保湿を優先させたいインナードライ肌の場合は、「さっぱり」より「しっとり」タイプのほうが推奨できます。

丁寧なスキンケアで肌に余計な刺激を与えない

インナードライ肌のお手入れでは、肌に余計な刺激を与えないことも重要です。たとえば洗顔やクレンジングで汚れを落とすためにゴシゴシ力を入れてはいけません。

力の入った洗顔は肌に摩擦を起こし肌の角質を傷める原因にもなります。クレンジングは皮脂を洗い流しすぎないよう注意し、肌に負担をかけないクリームやジェルタイプのものを選ぶと良いでしょう。

また化粧水や乳液、クリームを使って肌に潤いを与える際も、やさしく、時間をかけて丁寧に行うことが大切です。

化粧水をつける際に顔をパンパン叩いたり、コットンでゴシゴシ皮膚をこするようなケアは避けましょう。スキンケアの際は肌に刺激を与えず、肌にやさしくなじませることが重要です。

オイリーでも乳液やクリームは正しく使う

インナードライ肌は肌の内部は乾燥しつつも、肌表面は脂浮きしていることが多い状態です。そのため「オイリー肌」だと勘違いし、あえて保湿をしない人もいますが、その方法はNGです。

一見オイリーに見えるべたつく肌でも、乳液やクリームを使って適切にケアすることで、インナードライが改善しオイリー肌のように見えなくなるケースもあります。

このように、化粧水をつけた後は乳液やクリームなどを使用してしっかりと保湿を行うことが重要です。

乳液やクリームでのケアは化粧水で与えた水分にフタをし、肌の表面にバリアを作る役割があります。これにより角質層の乾燥を防ぎ、水分と油分のバランスを保つことで、インナードライ肌の改善にも期待できます。

インナードライの特徴は表面がオイリーで内部が乾燥していること

インナードライ肌の特徴

  • 洗顔した直後には乾燥やつっぱりを感じるが、時間の経過とともにべたつく
  • 全体的に肌表面はテカリ気味だが、部分的にカサつく部分がある
  • 唇周辺や頬全体が乾燥している
  • 普段からメイクの崩れが気になる
  • 基本的にベースメイクのノリが悪い
  • 肌全体が硬く、ゴワつき感がある
  • 肌表面をよく見るとキメが粗い
  • どの化粧水や乳液を使っても、なかなか肌になじみにくい
  • ニキビや吹き出物ができると治るのに時間がかかる

上記の1つでも当てはまる場合は、インナードライ肌の可能性があります。

そもそもインナードライ肌とは肌の表面はオイリーに見えるものの、内部は乾燥している状態です。

肌は表皮、真皮、皮下組織の3層から構成され、最外層表皮にある角質層がバリア機能を持ち、水分蒸散を防いでいます。

しかし角質層のバリア機能が低下すると内部が乾燥し、乾燥を防ぐために皮脂が過剰に分泌されインナードライとなります。

インナードライは「隠れ乾燥肌」とも呼ばれ、放置するとニキビやシワ、毛穴の開き、かゆみなどのトラブルが起こりやすいです。

放置しているとますます肌トラブルがひどくなるため、保湿とバリア機能の回復ができるスキンケアを行うことが重要です。

インナードライになってしまう人は生活習慣に原因がある

インナードライ肌になる原因は、正しいスキンケアをしていない、紫外線によるダメージなどがあります。しかしそのほかにも生活習慣が原因になっていることも多く、次に紹介する生活を送っている人は注意が必要です。

紫外線対策をしないまま家事や外出をする

日焼けと肌の乾燥には密接な関係があります。紫外線対策は季節や場所を問わず、毎日行うことが重要です。

紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があり、UV-Aは真皮にダメージを与えシワやたるみの原因となり、UV-Bは表皮にダメージを与えシミや炎症の原因となります。

しかも紫外線は家の中にいても窓を通して入るため、たとえ外出をしなくても日焼け止めクリームは塗ったほうが良いです。

外出時には日焼け止めクリームを塗ることはもちろん、日傘や帽子なども使って紫外線対策を行いましょう。また曇りや雨の日も紫外線は降り注いでいるため、常に対策を怠らないようにしましょう。

頻繁な洗顔や荒いスキンケアをする

頻繁な洗顔や荒いスキンケアはインナードライ肌の原因になります。スキンケアの中でもとくに力を入れたクレンジングや洗顔は肌を傷めやすいです。

皮脂を落とそうと力を入れてこすりすぎると、肌に摩擦が起きて負担がかかり、バリア機能が低下してしまいます。

インナードライ肌を防ぐ洗顔のポイント

  • 洗顔料はしっかりと泡立てから使う
  • 洗顔時間は20~30秒程度を目安に
  • 洗顔に使うお湯の温度は32度「顔につけるとちょっとひんやりする温度」を目安にする
  • 肌をこすらず、あくまで泡のクッションを使い洗顔をする

洗顔をする際は泡をクッションのように使って洗顔し、皮脂を落とし過ぎないようにしましょう。

また、一日に何度も洗顔を行ったり、スキンケアの際に力を入れて顔にクリームを塗ったりすることは避けましょう。

化粧水を顔につける際も強くパッティングすることは避け、優しく押さえるように化粧水を肌に浸透させることが大切です。

ストレス過多や慢性的な睡眠不足になっている

毎日の生活においてストレスがたまったり、慢性的な睡眠不足が続くとインナードライ肌になりやすいです。

インナードライになる原因詳細説明結果
ストレス過多外的刺激や不規則な生活によって、肌の角層がすきまだらけになり水分が逃げやすくなる
イライラや疲れにより、血液循環が悪化し肌のバリア機能が低下する
肌内部が乾燥し、水分量が減少し、余計な皮脂の分泌や肌の乾燥の原因になる
睡眠不足成長ホルモンの分泌が減少し、肌のダメージ修復が進まなくなる
睡眠不足が長く続くと、肌の回復が遅れ、外部の影響を受けやすくなる
肌の回復力が低下し、乾燥や過剰な皮脂分泌を招く

ストレスの続く生活で自律神経は乱れ、体調に悪影響を及ぼし、皮脂の過剰分泌や血行不良を引き起こします。これにより肌には老廃物が溜まりやすくなり、毛穴から排出されることで吹き出物ができやすくなります。また睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減少し、肌のダメージが修復されにくくなります

ホルモンバランスが乱れている

成長ホルモンのバランスが乱れている人は、インナードライ肌になりやすいです。成長ホルモンの分泌が乱れると、ターンオーバーが遅れ角質が肌表面に残りやすくなり、肌内部の水分保持力が低下してインナードライ肌につながってしまうためです。

成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されるホルモンであり、入眠後の3時間に多く分泌されるといわれています。

昔は「22時から深夜2時の間にしっかり眠ったほうが成長ホルモンが出る」といわれていましたが、近年の研究では時間ではなく、入眠時の睡眠の質に注目すべきことが分かってきました。

成長ホルモンの分泌を促すには、睡眠直後のノンレム睡眠の時間の質を高めることが重要です。そのためには細切れの睡眠ではなく、夜にしっかり眠ることを意識しましょう。

例えば通勤時間にウトウトし、昼寝などが原因で夜にまとまった睡眠がとれないのは良くありません。美肌を目指すためにはなるべく7時間以上連続した睡眠時間を確保し、質の良い睡眠をとれるよう工夫しましょう。

遺伝的な影響でインナードライになりやすい場合もある

なかなかインナードライ肌が改善されない場合、遺伝的な要因が関与している可能性があります。

例えば、家族に脂性肌の人がいる場合、皮脂が過剰に分泌されやすい体質が遺伝することが考えられます。家族の肌質を確認することで、遺伝的な影響をより明確に把握できる可能性もあるでしょう。

ただし、肌質の遺伝は科学的に完全に証明されているわけではありません。同じような食生活や生活環境を共有していることが、肌の状態に影響を与えている可能性も考えられます。

まずは適切なスキンケアと健康的な生活習慣を心がけることが大切です。

インナードライの人はスキンケアアイテムと生活習慣を見直そう

インナードライ肌は角質層が乾燥している一方で、皮脂が過剰に分泌されている状態です。肌の表面がテカりやすくベタつく一方で、一部が乾燥したり、化粧水や乳液が肌になじみにくい特長があります。

インナードライ肌になる原因は、間違ったスキンケアや外部からの乾燥、睡眠不足やストレスなどがあります。

まずは正しい洗顔や低刺激で保湿成分が豊富なスキンケアアイテムを選びましょう。今日から自身に合うスキンケアを使用し、これまでの生活習慣を見直すことが、肌質改善への近道です。

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