エラスチンはバストにあるクーパー靭帯に作用があると言われています。そのため、胸の垂れやへこみが気になる人向けの成分です。
この記事では、エラスチンを取ることで得られる効果や、エラスチンが多く含まれる食材、副作用などについて詳しく紹介します。エラスチンでハリのあるきれいな胸を目指したい人はぜひ参考にしてください。
エラスチンに効果はある?胸の張りや丸みが気になる人向けの成分
エラスチンは皮膚の弾力性を保つ作用に期待できる成分です。
エラスチンを適度に取ることで、肌のハリやツヤをサポートし、バストの張りや丸みをキープできると言われています。まずはエラスチンの期待できる効果について詳しく紹介します。
乳腺ではなくクーパー靭帯に効果を期待できる
エラスチンは乳腺に働きかけるのではなく、バストを支える「クーパー靭帯」への効果が期待できる成分です。
クーパー靭帯とは?
構造 | 乳腺組織から胸壁に伸びる線状の組織。 |
位置 | 乳房の下部から上方向に走り、形状を維持している。 |
主な機能 | 乳房のリフトと形状の維持。 乳腺組織を胸壁に安定させる。 |
クーパー靭帯は、乳房組織を支え、バストの形状を維持するための組織です。エラスチンがクーパー靭帯に働きかけることで、靭帯自体の弾力性が向上し、乳房の引き上げ作用に期待できます。
一般的にクーパー靭帯は加齢とともに弾力を失い、乳房は下垂してしまいます。しかしエラスチンをとることでクーパー靭帯の弾力をサポートできます。
つまり、エラスチンを取ることでバストのハリやツヤのサポート、形状の維持が期待できます。
肌のハリや血管の老化予防効果も期待されている
エラスチンは体内の様々な組織に存在しています。その高い弾力性から、肌のハリや血管の老化予防にも関連しています。下表はバスト以外にもある、エラスチンが持つ期待できる効果についてまとめたものです。
エラスチンの効果 | 肌への影響 | 血管への影響 |
---|---|---|
ハリと弾力性を維持する | 皮膚の中にあるエラスチンがハリと弾力性を提供し、しわやたるみを防ぐ | 血管の壁に存在するエラスチンが血管を柔軟に保ち、健康的な弾力性を提供する |
弾力性の向上 | 皮膚の伸縮性を高め、体の動きや細かな表情にも対応する | 血管が収縮・拡張する際の柔軟性を向上させ、適切な血液循環をサポートする |
シワやたるみの予防 | エラスチンが体内に適切に存在することで加齢によるシワやたるみの発生を抑制する | 血管の弾力性を維持することで、血管の老化による変化を抑制し、若々しい状態を維持する |
血管の健康維持 | 皮膚のエラスチン同様、血管内のエラスチンが血管の健康をサポートする | エラスチンにより血管が柔軟に保たれることで、血圧の調整や適切な血流を促進する |
このようにエラスチンは肌の美しさ維持や血管の健康サポートにも関係しています。エラスチンは普段あまり聞きなれない成分ですが、日頃から適切に摂取するのが望ましいです。
エラスチンの摂取方法はサプリが一般的
エラスチンは、人が成長する過程で体内で生成されますが、ある年齢に達すると体内では増加しません。
この重要な成分は、牛の筋肉や軟骨などにも含まれています。しかし、これらの食品を毎日摂取するのは容易ではありません。
そのため、エラスチンを効果的に摂取したい場合は、サプリメントが役立ちます。
エラスチンの多い食材は毎日は食べにくいものが多い
エラスチンは下記のような食材に多く含まれます。
- もつ
- 牛すじ
- 鳥の手羽先
- 鰹
- 軟骨
上記の食材は、いずれもコラーゲンが豊富な食材です。コラーゲンは皮膚、骨、軟骨などの結合組織を形成し、肌の弾力性やハリをアップさせます。
しかし、これらの食材を毎日食べすぎるとコレステロールや脂肪の過剰摂取につながります。
特にもつや牛すじにはコレステロール値の高い脂質が多く、エラスチンを取りたいからと言って毎日食べてしまうと肥満や心疾患のリスクが高まります。
つまり、エラスチンを効果的に摂るには食材のみでなく、サプリメントを活用するといいでしょう。
ちなみにエラスチンの効果が期待できる食べ物は、ビタミンCやアミノ酸を含む食品です。
ビタミンCを多く含む食材 | 柑橘類、イチゴ、パプリカ、ブロッコリーなど |
アミノ酸を多く含む食材 | 大豆、魚、卵、乳製品など |
エラスチンはビタミンCとアミノ酸を含む食品をバランスよく食事に取り入れることで、効果に期待できます。
バランスの取れた食事が、肌への美肌効果やクーパー靭帯の弾力性アップにつながります。
サプリメントのため副作用は起きにくい
エラスチンが配合されたサプリメントは多く販売されています。サプリメントは医薬品ではなく食品に分類されるため、基本的に副作用の心配はありません。
サプリメントでエラスチンを摂るメリット
メリット | 解説 |
---|---|
食材からエラスチンを摂るより効率的 | もつや軟骨を毎日食べるのは難しく、高コレステロールのリスクもある。その点サプリメントであれば副作用のリスクなく、毎日気軽に摂取できる |
バランスの摂れた食事もサポート | 食事のみでは不足しがちなエラスチンをサプリメントで摂取することで、バランスの取れた栄養補給が可能になる |
利便性が高い | サプリメントは摂取が簡便であり、一定の量を確保しやすいため、忙しい生活や特定の栄養素が不足しがちな場合にも便利 |
皮膚のハリと弾力性の維持 | エラスチンは皮膚のハリや弾力性をサポートするため、サプリメント摂取により美肌効果に期待できる |
しわやたるみの予防 | エラスチンの適切な摂取は、加齢によるしわやたるみの予防にも効果的 |
関節や軟骨の健康維持 | エラスチンは関節や軟骨にも存在し、サプリメント摂取によりこれらの組織の健康をサポートする。加齢による膝関節痛なども試す価値がある |
クーパー靭帯の弾力性向上 | クーパー靭帯の主成分であるエラスチンを補給することで、靭帯の弾力性が向上し、バストの形状維持に期待できる |
過剰摂取すると女性ホルモンの乱れが懸念される
ただしエラスチンのサプリメントには、ときに副作用のリスクもあります。
厳密にはエラスチンが副作用を引き起こすのではなく、サプリに含まれる女性ホルモン増加を狙った成分によって、下表のようなリスクが生じる危険性があります。
リスク | 内容 |
---|---|
女性ホルモンの乱れによる不調 | エラスチンサプリメントの中には女性ホルモン(エストロゲン)を増加させる成分が含まれるケースも多い。これにより、ホルモンバランスの変化や不快な症状が現れる可能性がある |
乳房の不快感や敏感性の増加 | サプリメントに含まれる成分が、乳房の敏感性を増加させる事例もある。人によってはバストの不快感や痛みを感じるケースもある |
アレルギー反応 | サプリメントには個々の体質によってアレルギー反応が出ることも。特に食品アレルギーがある場合は注意が必要 |
医薬品との相互作用 | すでにほかの医薬品を飲んでいる場合は相互作用のリスクもあり。医師や薬剤師に相談せずにサプリメントを摂るのは避けること |
エラスチンのサプリメントは基本的に副作用はないものの、摂取前には医師や薬剤師に相談するのが望ましいです。また飲み始めて異変を感じたら摂取を控え、すぐに医師に相談しましょう。
エラスチン配合サプリでハリのあるバストを目指そう
エラスチンは女性の美容や健康に欠かせない成分として近年注目されています。ただしエラスチンを多く含む食材は少ないため、サプリメントの活用が便利です。
エラスチンは肌のハリや弾力性をサポートし、クーパー靭帯にも影響を与え、バストの形状キープに期待できます。エラスチン配合サプリを定期的に摂ることで、加齢によって衰えてしまうバストのハリや形を維持し、クーパー靭帯の弾力性向上をサポートします。これにより、年齢を重ねても美しいバストの形につながるでしょう。
ただし、一部のサプリメントには女性ホルモンを増加させる成分も含まれているため、サプリメントの摂取前には医師や薬剤師に相談することが大切です。エラスチン配合のサプリメントで、自身の体調管理や美肌作用、美しいバストの形を目指しましょう。